同窓会の更なる発展を祈って

富田浩司氏会長 富田 浩司

 母校創立50周年、同窓会設立15周年を無事終えた今、改めてその歴史に関わられた先生方、地域の諸先輩、同窓会員の皆さんに心から厚く御礼を申し上げます。

 振り返れば昭和62年秋、母校創立35周年を機に発足した全校同窓会も、毎年の会報発行、各期名簿の整備、学校行事への支援、各期会開催支援、先生職員の同窓会との協調等々、会員相互の親睦を大切にしながら、地域の中の公立校同窓会としての活動に力を入れ、今日に至りました。

 卒業生在校生合せて五千名を超す同窓生を有する会として、50年の歴史を活かして、これからは新しい活動展開が求められて来ると思われます。

 穏やかな九品仏の街に育てられた本校ですが、厳しい教育環境の下では、卒業生に期待される分野も大きく拡がってくる事でしょう。

 幸い、極めて優秀で素晴らしい意欲を持った後輩達が育ち、既に地域で、又、学校のPTA等の活動の中で活躍しています。

 私も18年前、偶々訪れた母校でお会いした当時の浅子昭三校長先生とのご縁で、準備会発足、同窓会設立となり、力不足を承知しながらも現在迄、会運営に携わってきましたが、同窓会の更なる発展のためにも、人心を一新して活動展開を後輩に託したいと考えております。そして今、望む事は、21世紀を担う次代の子供達、私達の後輩のために、母校九品仏小が、真に期待される地域の学校として継続、発展し、昔に比べ地域の教育力の低下が指摘される中で、卒業生の果たす役目は大きく、多方面に亘っている事を自覚して学校や地域に関わって行ってほしいという事です。

 終わりに、新しい時代の変化と要請に適確に応えられる同窓会としての一段の充実を期待して、会員の皆さんの一層のご協力とご支援を重ねてお願いしてご挨拶といたします。

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