まずは注意事項から…

1.熱さを我慢しすぎない。
   心地よい熱さが効果的。ふんわり、かる〜く据えましょう。

2.1日1回程度にしましょう。
    たくさん据えたからといって効果が高まるということは
    ありません。基本的には灸の壮数は5壮くらいです。
    (ただし、症状によって壮数は異なるので、専門家に御相談ください)

3.ツボ位置にこだわり過ぎない。
    押して気持ち良いところがツボです。
    日によって、体調によってツボの位置は変わりますので、
    大体の位置で構いませんぞ。

4.火事に気をつけましょう!
    お灸は火を使うものです。くれぐれも火の取り扱いにはご注意下さい。
    始める前には灰皿などを用意し、念のため水を側に置いて下さい。
    また、最後には火が消えたのを確認することを忘れずに。

 

こんなときやってはいけません。

満腹のとき。
    消化を助けるために血液は胃に集中しています。
    そんなときにお灸をすると消化不良を
    起こしてしまいます。

妊娠中。
    婦人科系に関係するツボは刺激によっては
    流産をひきおこす可能性のあるものがあります。
    必ず専門家の適切な指示を受けてください。

お酒を飲んだとき。
    お酒を飲んでいるときは血のめぐりが良くなっています。
    さらにめぐりが良くなってのぼせてしまうとタイヘン!

高熱のとき。
    高熱で弱っているときに血のめぐりがよくなっても
    体は対処できません。38度以上のときはやらないでね。

入浴前後。
    血のめぐりが良くなっているときに更なる刺激は
    体の負担になります。入浴前後1時間は避けましょう。

出血しているとき。
    血のめぐりが良くなるので血が止まらなくなります。
    激痛・骨折などのときにもツボ刺激は厳禁です。

それでは具体的なお灸のやり方です!