四日目
○ 広州市内で昼食
広州空港からバスに乗り昼食会場のレストランに向かいます。
空港警備の公安職員?がぶったるんで寝ている横を通りバスに乗り込みました。
最終日の昼食は広州市内のレストランで楽しみにしていた点心料理です。
醤油が出てこないのでガイドを通じて、日本のそれとはちょっと違うがそれらしい調味料を持ってきてもらいました。
ビールも全く冷えていないものが出てきました。
これまでのレストランでも生ぬるいビールが良く出てきましたが、ここまで冷えていないビールは初めてです。
どうやら中国ではビールを冷やして飲む習慣が無いらしいですね。
正確に言うと以前はビールを冷やす方法が無かったので生ぬるいまま飲む習慣になってしまったらしいんですが。
ここでいよいよ○ピー品売りの登場です。
レストランと提携しているのか、我々のグループ以外の周りにいる日本人観光客に対して臨時の露天を開くのです。
最初は誰も寄り付かなかったのですが、一人が覗きに行きブランド物(○ピー)の財布を手にして「これいくら?」
「しぇんごひゃくえん」
という会話をきっかけに、あっという間に黒山の人だかりになりました。
見た目は本物と全く変わらないブランド物の○ピー品がベルト千円、財布小千五百円、財布大二千円、ショルダーバッグ七千円などなど、確かに安いのです。
以前韓国で買った○ピー品と比べてもかなり安いですね。
中国では反日デモなどの話を聞いていたので不安に思っていましたが、今回行った華南地方は政治に全く興味が無く、金儲けのことしか考えないらしいのです。
おかげでお金をたくさん使ってくれる日本人は大変好かれているということです。
工場勤務のサラリーマンの月収が1000元(一万五千円)程度というのだから、“しぇんえん”というのは一日の日当以上の価値があるということです。
その“しぇんえん”を大量にばら撒いてくれる日本人は彼等にとってどんな風に映っているのか、ちょっと考えさせられてしまいました。