2003年10月18日

地鎮祭
 天気にも恵まれ無事地鎮祭を行う。
 もちろん初めての体験だったのでインターネットでいろいろ調べておいたが、施主であるとーとの役割は予想と違い鍬入れではなく刈初めだったためにせっかくの苦労もふいになりその場で神主にどうやれば良いんですか?と聞く始末。
 しかも「えい、えい、えい」と声を出したのはとーとだけで、現場監督のKOさんは鍬入れで無言だった。後からかーかに「なんでとーとだけ変な掛け声出してたの?」と笑われてしまった。


2003年10月27日

着工
 今日から待ちに待った基礎工事が始まった。
 会社から帰り早速見てみると小型のユンボで基礎の形状に掘って有り、砕石が敷かれていた。

2003年10月29日

防湿シート
 型枠が組まれ、防湿シートが敷かれている。シートの重ね合わせ部はしっかりと150mm以上になっている。
 とーとは文字通り家の基本となる基礎部分の施工に関してはかなりしっかりとチェックするつもりだ。
 家が完成してからでは確認ができないし、万が一欠陥があった場合家そのものの耐久性に影響が大きいと考えたからである。

2003年10月30日

基礎立上り部配筋
 型枠に基礎断熱用のウレタンボードが張られて立上り部の配筋も終わり、明日はいよいよ立ち上がり部のコンクリート打ちだ。
 でも現場監督のKOさんは立ち会えないとの連絡があった。
 まあいいか、プロの職人達が作業するのだから。

2008年6月6日追記
 (この時は職人を完全に信頼していたが、その後裏切られることになる。)



2003年11月01日

ホールダウンアンカー入れ忘れ事件
 今日は会社が休み。
 ちょうど立ち上がり部のコンクリート打ちを行うということなのでじっくり工事の様子を見られる。
 朝8時には生コン車が1台到着した。
 その後、基礎屋とポンプ車が到着し工事が始まる。
リビングにあたる南東の隅からポンプで吸い上げた生コンを打ち始めるが、最初のうちは生コンが出ないで水ばかりでていた。
 ベース部底の方は水たまり状態になってしまっているが大丈夫なのだろうか?
この場所だけコンクリートの強度が落ちるって事は無いのだろうか。ちょっと不安になる。

  

 工事も着々と進み、11時ごろには打ち終わって気がついたら生コン車もポンプ車も帰っていた。
 アンカーボルトはレーザーで全てレベルを確認しながら田植え式で植込んでいたがちょっと雑じゃない?斜めになっているところがたくさんある。
 許容範囲に収まっているのなら良いけど、あとでインターネットで許容範囲を調べてみよう。

 基礎屋も帰ってしまった11時半ごろ、一人で生コンを打ち終わった基礎を見に行った。
 すると、なんか変だ。
 普通は四隅にあるホールダウンアンカーが一箇所の角に無い。
 おかしいなあ、通し柱には普通付くのに。
 貰っている図面を見れば何かわかるかも、と思って図面を見てみる。
 素人のとーとには基礎の図面は良く分からないがよく見ると家の四隅に黒丸の印がある。この図面を見ながら基礎現物のアンカーの位置と見比べてみた。
 どうやら黒丸がホールダウンアンカーボルトで白丸が土台のアンカーボルトの位置を示しているようだ。
 ということは、やっぱり北東の角のホールダウンアンカーを入れ忘れている!!
 あわてて現場監督のKOんに電話を入れる。
そうしたらKOさんは冷静に「昼過ぎにチェックに行きます。アンカーは生コンを打ってから6時間後位までならまだ植込みできるから大丈夫です。」
 との返事。

 それからしばらくして基礎屋が駆けつけてきた。
基礎屋が
「図面通りやりました。間違い有りません。」
と現場を図面と照らし合わせて言っている。
 そんな馬鹿な!! 北東の角にホールダウンアンカーが無いじゃないか。って言ったら
「図面には無いですよ。」
と言う。
 こちらで貰っている図面ではあるみたいなんだけど・・・(とーとは基礎図が良く分からなくてこの時点ではあまり自信が無い)と言いながらさっきの図面を持って来る。
 
 基礎屋が持っていた図面ととーとが貰っていた図面を見比べてびっくり。
たしかに基礎屋の図面には北東角のアンカーボルトの印が無い。これはガイアホームの
図面配布ミスだ!二種類の図面が出回っている!!これでISO9000(品質管理の国際規格)取るつもりなのか!!!
 でも基礎屋が持っている図面をよく見ると何か変。
 アンカーボルトの印部部分がちょうど折り目になっている。
 なんだこりゃ、折り目になっている部分がこすれてアンカーボルトの印が消えちゃっているじゃないか。

 それが分かると基礎屋はあわててその部分にホールダウンアンカーを追加して帰って行った。

 この件でとーとはちょっと頭に来た。
  1. コンクリート打設時、現場監督が立ち会っていなかった。
  2. 図面にホールダウンアンカーの印が消えて無かったから入れなかったらしいが、通常では家の四隅に有るのが普通でプロの業者であれば逆に図面に無かったら疑問に思わないのか?(素人のとーとでさえ疑問に思った)

 現場監督のKO氏は何時に見に来るつもりだったのか知らないけれど、もし遅い時間だったらコンクリートが固まっちゃって基礎のやり直しになる所だった。

2003年11月4日

スラブ面配筋工事 2008年6月6日追記
 スラブ面の鉄筋工事が始まっていた。

 でも、工事がかなり雑?

 まだ、やりかけだからそうなのかもしれないが、どう見ても鉄筋が真っ直ぐ入っていない箇所がたくさんある。

 最終仕上げではちゃんとやってくれるのだろうか。
 

2003年11月5日

かぶり厚不足? 2008年6月6日追記

 配筋工事もだいぶ進んだ。でも相変わらずスラブ面の配筋がうねっている。

 ちょっと心配になってきてインターネットで基礎に関していろいろ調べてみてびっくり。

基礎立ち上がり部は鉄筋に対しコンクリートは40mm以上かぶっていること。(かぶり厚と言うらしい)

 また地面と接する側は60mm以上確保する。

 これが建築基準法令で定められた基準らしい。

 早速スケールを持って現場に測りに行く。

何と、浴室周りで35mm程度、玄関前では20mm程度、スラブ面の地面側においては10mm程度しか無い個所を発見した。

しかもスラブ面の鉄筋が防湿シートに喰い込んでいる箇所もあり、これではかぶり厚はゼロである。

 と言うことは、この基礎は欠陥じゃないか。でもこれがガイアホームの基準?


2003年11月6日

工事ストップ 2008年6月6日追記

 鉄筋の入れ方がどうしても納得できないため、急いで質問書を作り、OD氏とMT氏とKO氏にメールとFAXで連絡しておいた。

 そうすれば旅行に行っていない誰かが見て連絡をくれるだろう。

 さらに今日もしコンクリートを打つようであればストップをかけてくれとかーかに頼んで会社に行く。

 かーかから会社に連絡があり、基礎屋はぎりぎりだけどかぶり厚は40mmあると言い張っているらしい。

 しかたがないので昼休みに会社を抜けて現場で業者と話をすることにする。

 基礎屋と話をする前にガイアホームに電話してみるがやはりほとんどの人が旅行に行ってしまっているとの事だったが、留守番の女の子に基礎工事に関して分かる人とどうしても連絡をとってくれとお願いした。

 しばらくしてガイアホームの留守番部隊の工事担当者から電話がかかってきた。

 かぶり厚が40mmないが基礎工事業者にどんな指示をしているのか?またガイアホームの基準はどうなのかを問い合わせる。

 コンクリートのかぶり厚は40mm以上で指示しているとのこと。さらに縦の鉄筋だけでなく横向きに入っている鉄筋を含んで全てが40mm以上無ければならないことも確認した。

 かぶり厚40mm以上という確信を得て、昼休みに会社を抜けて現場に向かう。

 基礎屋が二人(専務と社長?)すでに待っていた。

 するといきなり「すみませんねー」と謝ってきた。

 かーかには40mm有ると言い張っていたらしいが、だいぶ対応が違うみたい。

どうやらガイアホームからも連絡が入っていたらしい。

基礎屋立会いのもと、スケールで寸法を測って説明したところやっと納得したようだった。

 なぜ基礎屋が問題ないと言い張っていたのかも理解できた。
 理由は簡単で、単なる無知ゆえの事だった。

 基礎屋の無知とは

@   コンクリートかぶり厚とは縦の鉄筋だけが40mm以上であれば良いと思っている。

A    地面側のかぶり厚も40mm以上有ればよいと思っている。

これでプロと言えるのだろうか。

 予定では明日117日(金)にベース部のコンクリートを打つ予定だったらしいが、現場監督のチェックもされていないし、この基礎は基準を満たしていないところがさらにありそうだから工事をストップしてもらった。

 夜9時過ぎになって、そろそろODさん達日本に着いているだろうと思って携帯に電話してみる。

 ビンゴ!

 ちょうど今名古屋空港についた所らしい。

 今日の件を説明して、こちらの気持ちとしては契約解除して契約金もすべて返してもらいたいくらいだ。ということを伝えた。

 明朝、MTさんとKOさんとで現場を見に来るとの事で電話を切った。

2003年11月7日

基礎不具合に関しての打ち合わせ 2008年6月6日追記

 夜6時半ごろガイアホームの工事課課長とMTさん、KOさん、ODさんの4人が来る。

 結論としては基礎を一からやり直す事になった。

 今回の原因は基礎屋がガイアホームの指示を無視して勝手にコンクリートを打ってしまったので配筋の状態をチェックできなかったという説明だ。

  最終的には必ずしっかりと施工することを約束するからという事でしぶしぶ了解したが、色々と納得できない部分もあり質問書を出して文書で回答をもらう事にした。

2003年11月10日

基礎解体 2008年6月6日追記

 基礎工事の時よりも大きなユンボが来て解体を開始した。

 とーとが会社から帰ってきて見てみると南面を除いて解体が終わっていた。

基礎断熱材をはがしたところにぶつぶつが見えている。薄暗い中に暗くてよく分からないので懐中電灯を持ってきて見てみたら生コンがしっかり行き渡っていない状態で、鋳物でいう「巣」のようになっている個所だった。

 ここは立ち上がり部のコンクリートを打った時にポンプで一番最初に流し始めたリビングの所だ。

 心配していた通り最初に水ばかり入ってしまった場所が巣だらけで、明らかに施工不良である。

 目に見える個所で不具合があれば気が付くが、見えない場所での欠陥は壊してみなければ判らない。

 見える個所がいいかげんということは、目に見えないところもいいかげんだったという事だ。

それにしてもやり直してもらうことになって良かった。


2003年11月11日

基礎解体完了 2008年6月6日追記

 会社から帰ると解体がすべて終わりコンクリート瓦礫もきれいに片付いていた。

 これで一からやり直しだ。

 今度はしっかり頼むよ、ガイアホームさん。

2003年11月15日

地盤改良工事 2008年6月6日追記

 約束通り基礎を解体した後の地盤改良を実施してもらう。

 深さ1mまでコンクリートを混ぜて、表層改良を行うらしい。

 もともと畑で適当な水分を含んでいるので特に水を混ぜながら行うことなく大型のユンボで掘った土とコンクリートの粉のような物を混ぜ合わせている。

 昼前にKOさんが基礎の不具合の件での質問事項の回答書を持ってくる。


クリックすると拡大します

 回答内容はイマイチと言う感じで、修正処置はしてもらえそうだが、再発防止となるとちょっと疑問が残る。
 よっぽど目を光らせていないと再び施工不良が発生しそうな気もするが・・・・。

6時半にMTさんとKOさんが日程表と最終図面を持って来る。

 その時気密測定の話題になったがちょっとびっくり。

 気密はC値いくつで合格とするのか聞いてみたところ、1.5以下との答えが両氏から返ってきた。

 をいをい、パンフレットにもカナダのR2000規格だって書いてあったのに、R2000C値0.7以下だよ。

 てな感じで言ったところ、でも外断熱工法だから1.0以下にはなりますとの返事。

それじゃR2000はどうなっちゃてるの?パンフレットに書いてあること誇大広告じゃん。

またまた不安になってきた。

ODさんにだまされて契約しちゃったのかもしれない。

でも、パンフレットにR2000規格適合って書いてあるのだから、もし本当にガイアホームの基準がC値=1.5以下だとすると会社ぐるみで嘘ついてるってこと?

 明日営業のODさんに文句言おう。

 まあ基礎と違って0.7以下になるまで徹底適に気密工事をしてもらえば済むことだけど。でも現場監督の言うことと営業の言うことが違っているのが気に入らない。

 どうなってるの?ガイアホームさん。

 地盤改良の方は、最後にレーザーでレベルを出しながらユンボで踏み固め5時前に終了。

KOさんによると誤差10mmの範囲でしっかり出来ているとの事。

 しばらく養生するため基礎工事は1119日頃からになるらしい。

2003年11月16日

C値、有玉台完成見学会 2008年6月6日追記

 10時ごろ早速ODさんにC値の件で電話してみる。

MTさんとKOさんがC値は1.5以下だと言っているが本当なのかと聞いたところ、「C値はカナダR2000規格だから0.7以下です」と契約時と同じ事を言われた。

 じゃあ何で現場監督はガイアホームの基準は1.5以下だって言ってるんだ?

この件はKOさんがMTさんとKOさんに聞いてみることになった。

 11時頃から浜松基地の航空ショーを見に出かけたついでにひだまり館の近くの完成見学会に行ってきた。

 ODさんがひだまり館で商談中とのことだったが他の知っている営業さんが居たので案内してもらった。

 外壁はベージュのサイディングと正面がタイル張りだ。

 ベージュは家でも採用しようとしている中間の濃さのものだった。やっぱりいい感じだ。

一階サイディングの色はこれで決定かな?

 夕方ODさんから電話があって気密性の件は、MTさんとKOさんの勘違いで漏気回数が1.5回以下の間違いでC値は0.7以下になるように施工するとのこと。

2003年11月19日

基礎工事再開 2008年6月6日追記

 とーとが会社から帰ると、ぐるっと一周新品の木で囲ってある。

 これが「遣り方」というやつらしい。

 でも前回は家の四隅だけにしかなかったのに、今回は一周やってある。しかも糸も前回には無かったところにも張ってある。

 やり直しの基礎ではかぶり厚を確保するため布基礎部の幅を内側に30mm広げて150mmで施工することになった。学としては布基礎部だけでなく外周を全体に15mm広げ布基礎部の内側を15mm広げてもらいたかったのだが、ガイアホームの方で布基礎部だけで大丈夫だということらしい。

 今度は丁寧にやってくれると言う気持ちが伝わってくるのだが。(でもやっぱり最初からこれくらい丁寧にやってくれていれば・・・)

2003年11月21日

基礎砕石 2008年6月6日追記

 昨日は一日中雨が降ったために工事は何もやらなかったが、今日は一気に進んでいた。

基礎形状に掘られていて、すでに一部には砕石も入っていた。


2003年11月22日

基礎生コン打ち 2008年6月6日追記

 朝から工事が始まった。

 砕石の転圧もレーザーでレベルを見ながら行っているので、前回と違い目で見た感じも高さが揃っている。(前回はこの作業を見ていないが、どう見てもレベルはしっかり出ていなかった)

 午前中、MTさんが来ていたので勝手口の土間形状は台形をやめて四角形にしたい事を伝える。 さらにちょっと気になりだしている蓄熱暖房機について他のお客さんで採用した実績が無いか聞いてみるが、取り付けたことは無いとの事。

 メーカーサイト(白山、北海道電機)にアクセスして販売、施工会社の問い合わせをする。

 3時ごろになって最後の一部で生コンが足りなくなってしまったらしい。



 どこかに電話をかけていたようだったが、4時ごろになってもう一台別のコンクリートミキサー車が来て無事立ち上がり部の捨てコン打ちは終了した。


2003年11月24日

基礎立ち上がり部配筋 2008年6月6日追記

 会社から帰って早速工事の進捗状況をチェックする。

 前回と違って鉄筋を先に組んでいるので底部のかぶり圧のチェックがしやすい。 それに後から型枠をはめることによって側面のかぶり厚もしっかりと調整できるようだ。

 それにしてもすごく丁寧にきれいにやってくれている。 作業している人も前回とは違う人のようだが、ここまでやってくれれば満足だ。

 後は現場監督、ちゃんとチェック頼みます。


2003年11月25日

蓄熱暖房機
 設計のMTさんが現場に来ていたので勝手口の土間形状は台形をやめて四角形にしたい事を伝える。 さらにちょっと気になりだしている蓄熱暖房機について他のお客さんで採用した実績が無いか聞いてみるが、取り付けたことは無いとの事。
 蓄熱暖房機のメーカーサイト(白山、北海道電機)にアクセスして販売、施工会社の問い合わせをしてあったが、暖吉くんのメーカー「北海道電機」の北陸営業所から電話があった。
 浜松近辺での施工可能業者の実績は無いが、工事自体は簡単な内容だから電源工事さえやってあれば誰でも出来るらしい。
 よければ直接販売するから施主支給という形でハウスメーカーに取り付けをお願いしたらどうかとの事。
 暖吉くんは北海道からの輸送費が結構かかるらしい。最近の実績では岐阜まで送って2万7千円だったらしい。
 さらに詳しい検討をしてくれると言うので、家の平面図、立面図、かなばかり図、熱貫流値等が分かる図面を送ることにした。

 ということは電源工事さえやっておけば自分でも取り付け可能だ。(電源接続は資格が必要だが)思っていたよりもかなり安く取り付け出来そう。
 蓄暖採用にかなり気持ちが傾く。

2003年11月26日

基礎立ち上がり部コンクリート打ち 2008年6月6日追記

 11時過ぎKOさんより電話が入る。

基礎の配筋が終わり、かぶり厚やアンカーボルトの位置をチェックしたところすべて合格なので午後から生コンを打つとの事。

 会社から帰って早速懐中電灯を持って見に行く。

確かにきれいにやってある。風呂場の布基礎部も巾150mmに変更されているため余裕でかぶり厚が取れている。

 ただちょっと気になるのはかぶり厚ばかり気にして中に入りすぎているから、今度はアンカーボルトが土台の木の真中にいくのだろうか。


2003年11月27日

基礎スラブ面配筋完了

 ベース部の配筋がほとんど終わって、やっと基礎解体の時と同じ状態に戻った。

予定では29日にベース部のコンクリート打ちを行うようだ。


 ガイアホームの基礎は標準でスラブ基礎(土間工法)だ。

 スラブ面にはD13の鉄筋が150mmピッチ張り巡らされてる。 さらに地中梁もD16の鉄筋がしっかり使われていて強度面での心配は全く無い頑丈な基礎だ。

 
地中梁 


2003年11月28日

基礎スラブ面コンクリート打ち延期連絡 2008年6月6日追記

 今日は会社の忘年会第一弾があった。

会場の舘山寺温泉山水館欽龍についてさあひと風呂浴びようと思っていたらKOさんから電話が入った。

 明日の天気予報では90%雨だからコンクリート打ちは月曜日に延期するとの事。その代わりコンクリート強度は通常18を使うが今回は24という良いものを使うらしい。



2003年11月29日

天気予報大外れ 2008年6月6日追記

 天気予報は大外れで曇ってはいるものの雨は降っていない。午前中は日が差していたくらいだ。これなら十分コンクリート打ちは可能だったのに。

 昼前からとーとの実家にお米をもらいに行ったので、帰りに100満ボルトに寄りエアコンのチェックをしたが、ここにはあまり種類が無くうるるとさららの4kW5kWの大きなものは置いてなかった。


2003年11月30日

いよいよ明日は基礎コンクリート打ち 2008年6月6日追記

 夕べは雨がひどく降ったみたいだ。そうしてみると昨日無理してコンクリート打ちをしないで正解だった。

 明日天気が良くなればコンクリート打ちだ。

2003年12月1日

基礎コンクリート打ちまた延期 2008年6月6日追記

 またまた朝から雨。

 天気予報だと昼から雨が上がるらしい。

 もし午後から晴れたらコンクリート打ちやるのだろうか。

 結局一日中雨でコンクリート打設は中止になった。

2003年12月02日

スラブ面コンクリート打ち
 今日は朝から快晴で、雨が続き3日延期になったスラブ面のコンクリート打ちが行われた。
 
 間違いなく今日はコンクリート打ちをするだろうと思いながら会社に行く。
 8時半頃現場監督から今からコンクリートを打つとの電話があり、しばらくしてかーかからも電話があり、10分前位から打ち始めたとの事。
 
 9時半頃コンクリート打ちの様子を見に行くと、前回と同じポンプ車が停まっていて作業は4分の3程終わっていた。
 生コンが足りなくなりもう一車手配して待っているようだ。 予定よりもたくさん生コンを使ったようだ。
 通常10〜12立米程度だが、我が家は14立米ほど使ったらしい。

 基礎工事が遅れてしまったために上棟までの養生期間が少なくなってしまうために、コンクリート強度は通常18を使うが今回は24という良いものを使うらしい。(短期間で強度が出るようです)

 
ポンプ車

 
きれいに均されたスラブ基礎
2003年12月03日

上棟用投げ餅手配
 来週の日曜日に上棟が迫り、投げ餅の手配をするためかーかが餅屋に何箇所か電話して聞いてみた。
 今年は冷夏で米が不作のためもち米も高騰しているらしい。
 驚いたことに高いところでは80kg6万円で、今日電話して聞いた範囲でも安いところでも3万7千8百円との事。
 そういえば良く大東町とか大須賀の方まで投げ餅を取りに行くという話を聞くので電話帳で調べてみると大須賀で2件餅屋があった。
 問い合わせてみると60kgで3万7千円。

 ガイアホームのODさんにも電話して安い餅屋は無いか聞いてみるが、近場では4万5千円らしい。もっと安いところが無いか、ODさんにも色々なところに聞いてみてもらうことにした。

2003年12月04日

基礎養生中
 順調に水分も抜け始め表面が白っぽくなって来ている。
 床下が無い土間工法であるのでコンクリート上面に直接根太が張られるので表面は左官屋により、きれいにならされている。
 レーザーレベル計で測定してもプラスマイナス5mm以下の精度が出ている。

2008年6月9日追記

暗闇の中基礎の周りを見て歩いていてふと気になる個所を発見した。

洗面と洗濯機とトイレの給水配管を通す管がちょうど土台が来る部分からニョキっと出ている。

 この状態では土台に穴を明けるか、切り欠いてやらなければ配管が出来ないではないか。

それに以前インターネットで土台のチェック項目の中にも似たような項目があった。

 それには「アンカーボルトのすぐ近くを切り欠くのは強度上問題が有る。このような状態になってしまうのは設計ミスだ。」と書いてあった。

 このままではまさしく設計ミスの見本のような土台になってしまう。

特に洗面と洗濯機の給水配管はアンカーボルトのすぐ横から出ている。

 心配になりあわてて写真を撮り、KO氏、MT氏、OD氏にメールを送った。

ガイアホーム宛メール

いつもお世話になっています。

現在基礎の養生中ですがよく観察してみると少し気になる個所があるので教えてください。

 洗面と洗濯とトイレの給水配管位置ですが添付写真のように土台が置かれる位置に配管されています。

 土台の設置時に土台に穴あけもしくは切り欠きをつけるのでしょうか?

 もしその場合強度的には大丈夫なのでしょうか。

特に洗面と洗濯の給水部はアンカーボルトのすぐ横に配管されているため強度的に非常に心配です。

 具体的な施工方法と強度上の問題に関して教えてください。

2003年12月6日

給水管パイプ部の土台強度について 2008年6月9日追記

 KOさんから電話があり、先日Eメールで問い合わせておいた給水配管位置についての説明をしてもらった。

 内容は

 「土台柱を丸く(角では無い)くりぬきそこに通す方法で、ガイアホームとしては以前からこのような施工をしており、強度的にも問題無いつもりです。

 しかし、施主様が不安であるならばケミカルアンカーを追加します。」

こんな内容だったので、ケミカルアンカーを追加してもらうことにした。

 しかし、”施主が不安なら”と言う言葉が気になる。

 基本的に施主本位の考えではなく、業者主体の家造りであるということが実感できた。


2003年12月05日

餅発注先決定
 会社で昼ご飯を食べている最中ODさんより電話が入る。
 どうやら餅屋は竜禅寺町の「ニコニコ本舗」という所が一番安いようだ。
 赤飯も2合600円、3合800円、5合1200円だと言う。
 ODさんが言うには、とーちゃん、かーちゃんでやっている店で安いらしい。
 とりあえず投げ餅を1俵80Kgだから2俵注文することにし、ODさんに注文を頼んでおいた。

 家に帰りその事を言うと、かーかたちが「赤飯があまりにも安い。ほんとに間違いないの?」と言うことでODさんを疑うわけではないがこちらからも電話をして確認することにする。
 電話帳で「ニコニコ本舗」を探すがそんな店見当たらない。おかしいと思いながらもう一度電話帳を探すと「ニコニコ餅本店」という店があった。しかも場所は竜禅寺町だ。
 店の名前はODさんの勘違いだろうと言うことで、おそるおそる電話してみる。

 電話におばちゃんが出た。
 と言うことはこの店で間違いないのかなと安心しながら「○○ですけど、ガイアホームのODさんから投げ餅の注文聞いています?」と聞いてみた。
 おばちゃんは「ちょっとまってよー」と言い、電話を保留にせず奥のほうで誰かとしゃべっている声が聞こえてくる。
 しばらくしておじさんが電話口にでて「2俵聞いてるよー」といかにもとーちゃんかーちゃんの店らしい対応で教えてくれた。
 「ニコニコ本舗」と「ニコニコ餅本店」を間違えていた事がはっきりしたが、営業のODさんは結構おっちょこちょいな所がある。まあそこがODさんらしくて憎めない所なんだけど。
 ついでに赤飯の値段も聞いてみたらODさんの言っていた金額に間違いは無い。但し、おじさんは金額に「ぐらい」という言葉が付いていた。「ぐらい」ってことは実際お金払う時になって値段が上がってるかもわからないってこと?
 でも、こういう店のおやじは気分で売り値が変わるような感じがする。職人気質で金額も、"持ってけドロボー"てな調子で決まるんじゃないかと勝手に想像してしまった。

2003年12月07日

現場見学
 朝9時半頃営業のODさんより電話があった。
今日10時頃お客さんを連れて工事現場を見たいとのこと。
減るもんじゃないしどうぞどうぞ、と言っておいた。
 現場の周りが泥だらけなので、少し歩くだけで靴底がひどく汚れてしまう状態だ。ODさんの車にお客さんを乗せてくるとすると帰りは車の中泥だらけになり、掃除が大変だろうな。と余計な心配をする。
 これで契約取れるといいね、ODさん。

2003年12月08日

型枠取り外し
 会社から帰ってみると型枠が外してあった。 基礎断熱のウレタンボードも基礎の高さでカットしてあり、お願いした型枠固定金具の部分をモルタルで埋めてある。
 この固定金具は通常であればそのままで土が戻されるのだが、錆が気になったとーとは特別にモルタルで埋めてもらうことにした。
 こういう細かい注文にも快く対応してくれて施主としては大変ありがたい。







 東京電機工業に蓄熱暖房機「ちくだん」の件で電話する。
 1階に6kW1台、2階に4kW1台を考えているが2階については来シーズンの冬を体験してみてから検討するから取り敢えず6kW1台の見積をお願いした。
 東京電機曰く、合計10kWでは暑くなりすぎるとのこと。取りあえず6kW1台というのは大正解のようだ。
 もしかしたら本当に6kW1台で全館暖房が可能かも。場合によってエアコンを補助的に使えば十分だろう。

2003年12月10日

玄関土間、ポーチ、風呂場コンクリート打ち
 玄関土間、ポーチ、風呂場コンクリートが打たれた
 基礎周りも土が埋め戻されていたが、断熱材の表面にモルタルを塗っていない。さらに断熱材と断熱材の間が5mm位隙間が空いている個所もある。
 心配になり現場監督に確認の電話を入れたところ、基礎部の化粧モルタルは完成後(足場を外した後)断熱材の隙間にボンドのようなものを埋め込んでから行うとの事。
 でも、今の状態では隙間に土が入り込んでしまっているけれど大丈夫なんだろうかと心配していたら数日後にはきれいに隙間に発泡ウレタンが充填され、気密テープが貼られていた。

2003年12月11日

土台設置
 今日も会社から帰ると真っ先に工事の進捗状況をチェックする。
 土台が一通り置かれているがアンカーボルトのナットはまだすべて締め付けられていない。
 何箇所か締め付けられているナットが有るのでチェックしてみる。
 6角ナットではなくフランジ型の特殊なナットだ。これだと締め付けも専用工具で行うようだ。
 6角ナットを使う場合は土台を座ぐってワッシャを入れて締め付けをするが、この場合はアンカーボルトが通る穴さえ明ければ良く、施工の手間が省ける。しかも座ぐりが不要なので4寸柱の厚み120mmそのままで固定できるメリットがあるらしい。

 土台の木は防蟻性を考えて割高では有るがハードサイプレス(豪州ひのき)の4寸を採用した。しっかりと芯材が使われていて強度も十分そうだ。




2008年6月9日追記

 しかしそのアンカーボルトの位置が土台の中心からかなりずれている。

基礎工事のやり直しの際にかぶり厚を気にしすぎて内側にアンカーボルトの位置が今度は内側に寄り過ぎているようだ。しかも土台の木が基礎から少しはみ出している。

基礎やり直しの時に外周を広げてかぶり厚を確保できるようにと提案したのだが採用されなかった。

そうすればもう少し真中になったのだがいまさら仕方が無い。もっと自分でもチェックすればよかった。

 少し気になるが許容範囲なのだろうか?

 他の場所もチェックしていて今度は土台の継手部分にアンカーボルトが来ている場所を2箇所発見した。


 これって以前インターネットで調べた時に欠陥住宅の一例で写真が載っていたのとまるっきり同じ状態じゃないか。しかもそれよりも悪いのは継手部分の木が一部むしりとれている。

 おそらく穴を明ける時に欠けてしまったのだろう。こんな場所に穴を明けること自体が常識的におかしいと思うのだが。例えば金属製品の場合でも溶接してある場所に穴を明けてボルトで固定するなんて事は絶対にしない。するとすれば全く事を知らない素人だろう。

 さっそく現場監督のKOさんに電話をしてみるが通じない。工事本部の方に電話してみるがやはり居ない。

 仕方が無いので電話に出たSHという人にガイアホームではこのような施工は基準を満たしているのかと尋ねてみた。

 すると返事は

ガイア「いままでもそのような施工を行って来ましたから大丈夫だと思います。」

 とーと 「思いますじゃ困ります。」

ガイア「今まで強度的に問題が出たことはありませんから大丈夫です。」

学 「ガイアホームの歴史の中で阪神淡路大震災級の地震を経験した事は無いでしょう。だからあなたの言う今まで問題が無かったという基準は安心材料にはなりません。はっきりした大丈夫と言う根拠を見せてください。」

ガイア「それでは工事担当のKOの方に土台をやり直すように伝えておきます。」

しばらくしてKOさんから電話があった。

こちらは少し興奮していたこともあり言いたいことを言いまくった。

「ガイアホームとしてあのような施工を標準としているのか?」

 「施工する大工も土台継手部にアンカーボルトがあることに対して大丈夫だと思っているのか?」

「継手部分に穴を明けてしまえば明らかに強度的に不利になるがどう思っているのか? 鉄工の世界で言えば溶接部に穴を明けるのと同じことじゃないのか!」

もっといろいろな事を言ったが良く覚えていない。

KOさんは自分の現場ではそのように施工されていた場合にはやり直しをさせているらしいが。

でもKOさんとしてはやり直しているが、ガイアホームとしては良しとしているような口ぶりだ。

これでは基礎工事の時とまるっきり同じ状況で何も改善されていないじゃないか。

問題点を整理してみると

@    ガイアホームの家造りに対する姿勢が施主本意ではない。

A   ガイアホームの施工基準が甘い。(悪く言うと欠陥、手抜きを容認するような基準)

B   施工者がプロ意識を持っていない。(職人として問題点を見抜く目を持っていない、若しくは無知)

 今回の件と前回の基礎の件と立て続けに自分の考えと全く違った施工をされてしまった。基礎の件の後

「ガイアホームとして絶対に良い家を建てますから、もう一度やらせてください。」

と言われ今度こそ信頼していたのに全く裏切られたような気持ちだ。

  逆に自分の家造りに対する考えが何か違っているのではないかと不安になってきた。

 自分が満足できる施工内容というのは世間の常識(建築界の常識)とかけ離れているのではないかと。

 しかしこのような理由で契約解除することは法律的には不可能らしい。結局良く調べないで契約してしまった施主が悪いだけである。

 そう考えると夜も寝られない。そういう施工会社を選んでしまった事で土地を貸してくれる義父や義母、資金面で協力してくる妻にも心配ばかりかけてしまって合せる顔が無い。


2003年12月12日

足場組み
2008年6月9日追記

 会社から車庫図面の件でMTさんに電話をした。土台の件でまたKOさんと同じような話をしたが、結論的に担当者レベルの問題ではなく株式会社ガイアホームとしての問題だと言うことで明日9時半頃専務が説明に来ることになった。

 会社から帰ると足場が組まれていた。
 想像していたよりもかなり大きい。でも家が完成して足場が取れてしまえば、なんだこんな小さな家だったのかと思うかも。
 帰りが遅くなり足場の写真を撮れなくて残念だたった。

 約束通り9時半頃KN専務、KOさん、MTさん、ODさんが来た。

ガイアホームとしての今後の対応を説明してくれたが今ひとつ納得いかない。

 ガイアホームで第三者の施工管理を頼むと言うことだが、それでは根本的に間違いがあったらその都度手直しするということだ。

 本来お願いしたいのは施工する前に不具合が発生しないような管理だが、どうもそこまで出来る体制ではないらしい。

 最終的にはガイアホームとしてはまだまだお客さんに育ててもらうメーカーであり、試行錯誤しながら施主と一緒になって家造りを進めていきたいという説明が専務からあった。

 今度こそしっかり施工しますと言われるよりもそのように正直に言われるとかえって安心できるような気がする。

 ということで結論としてはうやむやのような気もするが、今後の工事の続行をお願いした。


2003年12月13日

上棟式前日

 先日の土台の件はアンカーボルトが継ぎ手部分にかかっている2箇所の土台をやりなおすことになったらしく、朝7時前から大工さんがひとり来てやり直しをしていた。

 確認してみると今度はしっかり継ぎ手部分はアンカーボルトを避けている。


 明日が上棟式だから今日の工事はたいした事はやらないだろうと思っていたが、8時半頃外に出て様子を見てみるとびっくり。
 もう柱がどんどん立っていて家の形が出来ている。あと屋根が出来れば上棟式が出来るくらいだ。
 あわててカメラを持ってきて写真をとり始めたが、本当は1本目の柱を建てるところを撮影したかった。
材木を吊り上げる棟梁
クレーンで吊り上げられる材木
梁を取付ける
あっという間に2階部分の柱立つ
屋根部まで柱が立つ

 屋根を張る作業が一番時間がかかるらしく上棟式当日屋根の工事をする程度まで工事を進めておくらしい。
 いよいよ明日は上棟式だ。

2003年12月14日

上棟式
 朝から炭塗料(私の炭家)を塗り始める。
 明日にはMSパネルを入れるため今日中に柱の間を塗っておかなければならない。
 塗料は思ったよりもどろどろしていて刷毛塗りでは大変そうだ。ローラーを準備しておいて良かった。
 土台部分はハードサイプレス(豪州檜)のため固く塗料もしみ込みにくいので塗りやすい。

 

 10時頃とーとの実家の母から電話があった。
 中里の姉から聞くまで今日が建前と知らなかったという。この前お米をもらいに言った時に14日だと言って来たつもりだがしっかり伝わっていなかったようだ。
 とーとの両親と姉夫婦が午後から来ることになった。

 柱を塗り終わったのは昼頃だが、根太の材木のコンクリート面に接する方と、パネルの側面も塗ることになった。
 今度はすごく塗りにくい。塗料が木に染み込んでしまうのであまり伸びないのだ。

 根太を塗っている時にとーとの両親と姉夫婦がお祝いにきてくれた。一時作業を中断して休憩する。

 

 炭塗料塗りに熱中していたらあっという間に3時半になっていて大工さんたちが片付けを始めていた。
 外に出てみると知らない間に2階部分のMSパネルがすべてはめ込まれている。

 

 屋根にも断熱材と野地板も張られていた。

 


 気が付けば餅拾いのお客さんたちがいっぱい集まっていて、いよいよクライマックスの上棟式が始まるんだと思うと少し緊張してきた。



 4時過ぎた頃棟梁と現場監督のKOさん、義父、義兄、自分の5人で2階の寝室部分にあがり梵天の前で上棟の儀式を行う。

 

 KOさんが神主の代わりに色々しゃべった後(あまり覚えていない)全員で梵天に向かって二礼二拍手一礼を行ったあとお神酒で乾杯をして上棟式は終了した。

 いよいよ餅投げの開始だ。
 まず、北東の角から義父が隅餅をなげ次ぎに義兄が南西、とーとが北西、高良さんが南東と言う順番で隅餅を投げ終わった。
 次にバルコニーから待ち投げの開始だ。
 初めての経験だったが下々の者たちにお恵みを施しているようでなんとも言えないいい気分だ。

 

 餅投げが終わるとクモの子を散らすように一般のお客さんたちは帰っていってしまった。
 その様子を写真で撮っているとだーだが「とーとー、もっと投げてー。」と下で叫んでいる。



 そういえばだーだは自分と反対側にいたので投げてやれなかった。
下に降りて友人たちにお礼を言うと次は乾杯式だ。

 お酒を注ぎ乾杯する前に施主の挨拶をした。
 そういえば昨日までは挨拶の言葉を考えておかなければと思っていたが、今日はいろいろばたばたして何も考えていなかった。
「念願の家造りが今日から本格的に始まる。
自分は小さい頃大工になりたいと思っていたので大工仕事に興味がありちょこちょこ現場を覗かせてもらうのでよろしく。
怪我の無いようにお願いします。」
 そんなような事をしゃべった。
 その後営業のODさんの音頭により乾杯をし、しばらく歓談の後解散となった。
 玄関先で棟梁以下みなさんに御祝儀を渡し、5時ごろ無事上棟は終了した。

 夜は炭塗りと餅投げ(もちを投げる体勢はヒンズースクワットに似ている)で疲れ果てて動けなくなっていた。

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