蔵のゲストハウス 
神戸市
蔵と、隣接するガレージの改装。

築100年を越える蔵は、内部に鉄骨で新しく骨組みを作り、スタジオとして再生した。

当初施主は建て替えを希望したが、永い年月を経た味わい深い構造材を見ると、取り壊すのは忍びなく、改装を薦めた。

仕上げ材及び家具・造作も、建物に負けないよう、永いときを経ても通用する“本物”にこだわった。

フローリングは、アメリカの鉄道で使用されていたクリの枕木をスライスした再生材である。

また、壁材は本漆喰、家具はジョージ・ナカシマ作のもの等を配置した。

新しいライフスタイルと一家の歴史が融合し、将来の子供たちへと受け継がれていく。