あなた恋しさのあまり
鞄ひとつ抱え 遠くまできた
降りた駅は 知らないところ
ほんとは ブラウン管で見た
あなたの住む街へ 行きたかったのに
そんな勇気 あるはずもなく
あてもなく ぶらぶら 街を歩いた
もしも隣にあなたがいれば
ちょっと甘えて 腕なんか組み
想い出たくさん スクラップ
持ってきたスケッチブックが重くて
ひとり 苦笑し 空を見上げた
太陽がまぶしく 目を細めると
雲の中に 微笑むあなたが・・・
手をのばせば 抱きしめてくれそうで
丘の上から 叫んでみたの
こだまして私に届いた声が
「愛しているよ」って聴こえたの
空に向かって 投げキッス
いつか きっと 逢える気がして
「大好きだよ」って 自然に言えた
あなたへの勇気がいつの日か
私にも生まれてくる気がしたの