♪ 冬の妖精になれなくて 

      

    

更新日 2010.12.31

 

Menu ♪

  ひとりぼっちの心でも

  恋終歌

  ひとりほっちのアクトレス

 

 

 ひとりぼっちの心でも 

 

 

風が冷たくて ほろりと涙が落ちた

誰もいないこの心に 雪が積もっていく

白い吐息が覆うから 前が見えない

 

どうして運命は 私にいつも背中を向けるの?

それは強くなるためだよ 雪の精が言う

いつまで待てばいいの? そろそろ限界

神様は乗り越えられない試練は 与えないよ

 

マイナス1度の空気が 私を凍らす

指の隙間から見えた光は 希望の色?

長い指をキーに落とし ノクターンを弾く

でも指がもつれてしまうのは なぜ?

 

 

外は積もりそうで積もらない雪 つまんない

どうせなら とっておきの雪景色を 見せてよ

愛に縁の薄い この自分に わずかな夢を

マッチが燃えてる間でいいから 見せてよ

 

風がやんで やがては涙も乾いた

眠りの誘いが まぶたに紡ぎ歌をよぶ

静かな夜の中 そっと自分を励ます

明日こそ 本物の笑顔で微笑もうね

 

 

 

 

 

 

 恋 終 歌 

 

 

憧れは いつしか恋になり

私の心にだけ 花が咲く

七色の虹をわたっているような

夢見心地に 酔いしれた

 

はしゃぎすぎは ミステイク

自分のことしか 見えずにいたよ

でもそれは違う どちらにしても

きっとふたりは 別々の道

 

「愛してる」 本気モードで言えなくて

ちょっと笑いを 添えてみる

道化師なら 上手になりきれるのに

それじゃいつまでも 心はつかめない 

 

別れのシチュエーション 整いすぎてる

BGMまで さよならをイメージ

あとにはひけない 言葉が待ち伏せ

絶体絶命 振り向く事さえ許されず

 

言い訳さえも 背を向けた

哀しい瞳が ゆがんだ頃

ひとりきりだと 気づいたよ

はかない夢は 傷だけ残す

 

できれば みたくない夢だった

夢でも見れたなら やがては思い出

できれば 思い出したくなかったのに

鮮明に心に 刻まれていた

 

はかない恋の傷跡が

私の心にナイフを刺した

叶わない恋の 破片でも

さされば痛く 膿になる

 

 

 

 

 

 

 ひとりぼっちのアクトレス 

 

 

好きだから好き 嫌いになれない

恋する事に 臆病のままでも

あのひとの声 優しい声

いつも耳元 ささやいている

 

知らないはず 声も顔も でも見える

好き好き大好き やめられない

だけど秘密 絶対秘密 本音隠して

すました顔して お話しするわ

 

女優よ女優 私 幻想のアクトレス

演じなきゃ 上手に恋が出来ない

悪女 淑女 どっちがいい?

だけど興味もたれなきゃ そこで終わり

 

みつめる瞳 妖艶な女 なりきるわ

不安も動揺も おしろいの下

ルージュはグロスで 気を引く言葉

愛しているもの 命がけで勝負

 

あのひとのそば いつもすくそば

離れたりしたら 見失いそう

気にしてないフリ でもいつも想ってる

今頃 何しているのかしらね

 

ぐるぐる巻きの心に 少し

甘い蜜をかけ 幻想を下さい

続きは夢を見るから 心配しないで

秘かに現実になれと 祈り続ける

 

また今夜も あのひとに近づき

私のドラマが 始まるの

だけど哀しい ひとりぼっちの

自分よがりの 恋愛ドラマ

 

愛してる 愛してる 何度も言うわ

夢だけのことなら 許されるでしょう

うわ言みたいにつぶやくうちに

深い眠りへと すべりこんでいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 過去のページへ