♪ 哀 し い 夜 に ・ ・ ・ ♪
あなたの心が 見えなくて
今夜も ひとり 部屋の片隅
逢いたい 逢いたくない ほんとは とても逢いたい
けれども よけいな意地が 邪魔をする
こぼれるのは 涙ばかり
忘れる 忘れない 忘れたいのに
あなたの顔が ちらついて 眠ることさえできないよ
今すぐ あなたの ぬくもりが 欲しい
こんな夜は 今すぐ あなたの 愛が 欲しい
それなのに なおいっそう 遠ざかってる
つながれたものなど 何もないから
不安ばかり つきまとう 息ができないほど
愛してる 愛しすぎてる 冷めない心は
どうすれば いいのと 風にきいてみる
星たち 月夜に まばたきしてる
はしゃいでいるみたい 私の気もしらないで
また今夜も 昨日と同じ自分がいる
夜の窓に 哀れな姿を浮かべて・・・
♪ 雪 ♪
愛を受けとめて 私の愛を
哀しいくらい こぼれそうな愛を
冬とともに 水色の想いが 白く凍っていく
雪が降り積もるように
この想いに 絶望の霜が重なっていく
もう 動かなくなりそうな心を ひきずりながら
それでも あなたへの愛が まだまだ死ねないと
あなに逢いたがろうと 必死で這いずり回る
無駄なこと そう わかってるはずなのに
心が 勝手に 夜になると
ひとり歩きして 私を 私を 苦しめる
窓の外に 雪 白い雪
私の心は もう白くは なれないのだろうか
あのひとの 嫌いな女になっていく
それならば いっそ この私を 雪にかえてよ
そして あの人に肩に よそ行き顔で
そっと 舞い降りるから
雪のまま 何もしらない あのひとの肩へと・・・
雪のまま 結晶となって あのひとの心に・・・
♪ よ み が え り ♪
恋しがる気持ちに 麻酔をかけ
無理矢理 眠らせ 鍵をかけた
封印した心 なぜに出たがる
もう おまえの出る舞台など
私のプログラムには ない
とっくに 削除したのだから
この私が この手で・・・
こぼれる涙は すべて
太陽の陰を流れる河へと 捨てきった
愛は渇いて もう愛しい気持ちなど
かけらもないはずだろう
いつしか このレンズだけ ひとり歩き
あのひとを まだ 追いかけている
暗闇の中 何も 見えないはずなのに
どうして みつけてしまったのだろう
なぜ 見えてしまったのだろう
愛いう名の 見えない魔物に
また 苦しめられる
どうやら 振り出しに 戻ったようだ・・・