看護学生の感想
今年も看護専門学校の講義で、老年期の精神障害について話す機会が何時間かあり、例年のごとく講義の最後に感想文を課しました。
以下にいくつか載せてみました。
<この講義で感じた事>
私はこの学校に入る前に老人保健施設で働いていました。その時も脳血管障害の患者さんや、うつ状態の患者さんが多数いました。
しかし私は医学の知識が不足していたので、患者さんが何かいってきてもただうなずいたり、相づちをうったりして対応するだけに止まっていました。
しかし今回の講義を受けて、それぞれの病態の患者さんの背景が理解できて、今後の看護に必要なことを知りました。
それぞれの患者さんに何が足りないのか、何を必要としているのか、少しづつですが分かってきたような気がしてきました。
今後は今回の講義から得たものを生かし、その人らしい生活ができるように見極めて援助していきたいと思います。
講義ありがとうございました。
教科書を読むことの難しさを感じた。ただ読んで覚えようとするだけでなく、問題意識を持ちながら読むことが大切だと言われたが、日頃の勉強をきちんとしていないと疑問さえ持つことができないと反省させられた。
今後は疑問が生じたら、他の参考資料にもあたる意欲を持つことが必要だ思った。
今回の講義を受けて、私が一年生で習った老年看護学概論や脳神経の病理学の講義を理解していないといけないことがわかった。
全ての講義は関連しているのだと深く感じた。
私たち看護学生は多くの老年の患者さんと関わりを持つ機会があります。患者さんへより良いケアを提供するためには、今回学んだ痴呆やせん妄に関する知識がとても大切となってきます。
もし知識がなければ実際のケアに戸惑いを感じてしまうと思います。
今回先生は、体験談や実例を挙げて話していただいたので、とても興味深かったです。楽しかったです。
最近、某女子大の心理学科から通年の精神医学の講議の依頼があった。
小生は非常勤の大学病院の外来の現場で心理学科の学生を指導する機会が今でもあるが、心理学科の学生に対する講議も新鮮に感じられるかと思い一時は引き受ける積もりでいた。しかし土曜日の夕方近くしか時間がとれないことに気がついて、結局破談となった。学生が土曜の午後まで講議に縛れれたくないのも、考えてみれば当然ですね。小生は土曜日の夜はバイオリンのレッスンがあります。