緑山日記 2002
緑山スタジオにある一冊の日記。そこには「渡鬼」出演者やスタッフの本音が書かれているという。(2002年4月4日〜2003年3月27日分)


2002年4月4日(木)
「今日は朝から“はなまる”に出演だわ。好感度アップさせなくちゃ。えなりとのケンカは否定して、岡江のダンナを褒めて。そうそう、えなりとの写真はどうしようかしら?まだお互い無視してる仲だし。まっいいか。去年一緒に撮った写真でも持っていこう!」(泉P子)

「ピン子の奴、去年の写真なんか持って行きやがって!あの写真を撮った頃の俺って、まだイケてないんだよなぁ。」(Eなりかずき)

「えなりの顔なんて、いつ撮っても同じよ!」(再び泉P子)

「今日は疲れた。おかくらの廊下を走れなんて、俺を殺す気か。おかげでその後の収録ができなかったじゃないか。撮影の方は大丈夫だったかなぁ...。」(藤岡T也)

「大丈夫ですよ、藤岡さん。取りあえず、藤岡さんの穴、僕がしっかり埋めましたさかいに。ゆっくり成仏...いや静養してください。」(山田M人)

「やっほ〜!浩次のセリフが増えてるよ!着々とメインキャラの道を進んでるなぁ。」(I田幹)

「ちくしょう!俺よりセリフの量が多いなんて。一体スガコに何の付け届けを贈ったんだ?!」(E本たつお)

「俺って、リストラされたのか、されてないのか、中途半端な出演で迷っちゃうよ。」(倉田Tつを)

「あたしはどうなのかしら?」(木の実NN)

「あたしも今回は出演してないけど、どうなのかしら?」(うるさばばぁ)

「僕は多分リストラされてないと思うけど。オールスター感謝祭にも出たし、番宣ポスターにも出てるし。」(21世紀の裕次郎)

「みんなゴチャゴチャうるさいわよ!まだドラマは始まったばかりなの!誰がリストラされるのか、それはアタシのみぞ知ることなのよ!」(スガコ)

「セリフが多くて疲れました。おまけに英語の歌に合わせて、お遊戯しなくちゃいけなかったし。長子役の藤田さんったら、ただヒナのお遊戯を見つめるだけの演技なのに、わざとクシャミしてNG出して、何度もヒナにお遊戯させるんだもん。手足が疲れちゃった。アタシの若さに嫉妬してるのかしら。」(ヒナ)

「花粉症なのよ!」(藤田T子)

4月11日(木)
「どうやら小島家のリビングでの俺の定位置は、パソコン机に決まったようだ。別にパソコンいじってる訳ではないけど。」(Eなりかずき)

「アタシの定位置は、キッチンのカウンターみたいね。」(SEIKO)

「アタシの定位置が、カウンター内の洗い場ってのが気に入らないわね!早く赤木ママの定位置であるカメラ真正面の椅子に座りたいわよ!」(泉P子)

「そんなに怒らないで頂戴よ、ピン子ちゃん。こんな席、いつでも譲るからさ。機嫌直して、またハワイに一緒に行こう...。」(赤木H恵)

「今日は楽だった。ずっと横になっての演技だったからな。」(植草K秀)

「だからって、本番中に居眠りしてNGださないでよ!」(藤田T子)

「植草くん、羨ましいなァ。僕なんて、ずっと立ちっぱなしで疲れるよ。橋田先生、僕も楽させてもらいたいなァ...。」(藤岡T也)

「ワールドカップに絡んで、大吉が組合のサッカー親善大会に出場することにしましょ!」(スガコ)

「才色兼備の光子役って、まさに私に打ってつけの役だわ。キミや聖子にイビられれば、イビられるほど私の人気が上がるもの。まさにピン子方式の人気の上げ方ね!」(奥貫K)

「ちょっと!“ピン子方式”って何よ!失礼な!ちゃんと“大女優・ピン子様方式”とお呼び!」(再び泉P子)

「第4シリーズから苦節3年半、ついに一世一代の大見せ場を与えられた!松竹芸能を捨てて、石井ファミリーへ入ったおかげや!」(山田M人)

「アホだな、山田雅人は。自分がリストラされてるのが分かってないのだろうか。」(全国の渡鬼視聴者)

4月18日(木)
「あ〜あ、また渡鬼に戻って来ちゃったよ。本当は月9に出たいのに。こんなドラマ出てたら、アイドル生命終わっちゃうよ。」(長谷川J)

「おい!それじゃ何か?俺はアイドル生命が終わってるっていうのか?月9に出たいだなんて、お前のその性根が気に入らないよ!」(植草K秀)

「植草さん、“性根”って言葉使ってること自体、すでに終わってるよ...。」(長谷川J)

「ホホホ、加津はアタシの分身なの。その加津が美少年と恋に落ちる。それは自然の成り行きなのよ。」(スガコ)

「今日はおかくらがメインの話だったわ。私のセリフも多くて大変だったわ。」(野村A子)

「ちょっと野村さん!ちゃんとアタシが書いた台本通りやってよ!」(スガコ)

「あらっ?アタクシ、何かセリフを間違えましたか?」(野村A子)

「間違ってるわよ!ちゃんとアタシが書いた句読点通りにセリフを読んで頂戴!「、」とか「。」を無視して、一気に読むの止めて頂戴!」(スガコ)

「そうよ!橋田先生の脚本は、句読点ひとつ疎かにしてはいけないのよ!全く分かってないわね!」(泉P子)

「さすがピン子ちゃん!また一緒にハワイに行こうね♪」(スガコ)

「やっぱり僕はリストラやろか?このままハセジュン人気が上がったら、僕はお払い箱や。クッソ〜!何のために、かつらむきの練習したと思ってんねん!」(山田M人)

「まっ、かつらむきの店でも開くことね。」(スガコ)

「やっぱり僕はリストラだろうか?ご飯の配達シーン、あかりに取られちゃって。クッソ〜!何のために、ご飯の運び方を練習したと思ってるのか!」(前田G)

「私に逆らって、朝のワイドショーの司会なんかするからよ!自業自得よ!ホッホッホッ...。」(スガコ)

「...僕が昼のワイドショーの司会してるってこと、気付いてないのかな。もしそうだったら、ずっと気付かないでいてくれたらいいけど...。」(大和田B)

「アンタの番組、視聴率低過ぎて誰も気付かないわよ!」(泉P子)

4月23日(火)
「今日、はなまるに出演したわ。ヤックンも仙八先生の頃と比べたら、随分大きくなったわねぇ〜。」(元・桜中学“赤木”校長)

「はなまるに出演するのは構わないけど、なんで渡鬼の宣伝をしないのよ!自分の舞台の宣伝はしっかりやったクセに!」(スガコ)

「あら?あの舞台、石井ふく子プロデューサーが演出されるんですよ。なにか文句あります?」(赤木H恵)

「えっ...。す、素晴らしい舞台よ!渡鬼じゃなくて舞台を宣伝したのは正解だったわ、赤木ママ!」(スガコ)

4月25日(木)
「今日初めて、植草先輩と共演した。でも植草さん、僕の緊張を解こうと優しい心遣いをしてくれた。」(ハセジュン)

「えっ?俺、何かお前にしてあげたっけ?!」(植草K秀)

「だって、植草さんが何度もNG出したのは『こんなダメな俺でもレギュラー出演してんだ。だから大丈夫』ってことなんでしょう?」(ハセジュン)

「.....。」(植草K秀)

「最近、セリフが少ないのは、やっと橋田先生がアタシを表情だけで演技ができる女優と認めてくれたからなのよね、きっと!」(泉P子)

「アンタ、うるさいんだもの。他の番組で『橋田先生の長セリフは大変!』って。だから少なくしてやったのよ!」(スガコ)

「でも橋田先生がピン子さんのセリフ少なくしたせいで、演出は大変です。ピン子さん、セリフがない分、アップを多くしろってウルサくて。」(K俣ディレクター)

「フ〜ン。TBSの放送コードには抵触しないのかしら?“1番組でピン子のアップは10分以内”とかいう決まりがあったはずだけど...。」(スガコ)

「誰だ!ドラマで使ったプレステ2を持ってったのは!」(小道具さん)

「アタシじゃないわよ!」(吉村R)

「僕じゃないよ!」(Eなりかずき)

「アタシでもないよ!」(KAZU)

「す、すまん。私です。手の震えのリハビリになるかと思って...。」(藤岡T也)

5月2日(木)
「何だか、だんだんあかりが昔のイヤなあかりに戻っていくみたい。」(山辺Y紀)

「しょうがないでしょ!あかり絡みのネタがないのよ!毎週渡鬼に出たいって言ってきたの、アンタでしょ!それとも何?和夫と復縁させて、いわきに戻そうか!」(スガコ)

「...わ、わたし、鬼にでも蛇にでもなります!」(山辺Y紀)

「良のごはんやの配達も復活した。橋田先生は僕の朝のワイドショーの仕事、許してくれたみたいだ。」(前田G)

「まあね。あのワイドショー、司会が悪いって評判悪いし。アタシ、弱っている虫は叩かない主義なの。」(スガコ)

「その内、打ち切られるわよ!」(フクコ)

「アタシの役、38歳でしょう?三つ編みにデカいフリルにチェック柄のスカートってファッション、頂けないわね。」(SEIKO)

「でも聖子の格好、橋田先生の脚本に忠実にしているだけなんです。」(衣装さん)

「さて、今度は聖子にどんな格好させてやろうかしら?モヒカン?ミニスカート?」(スガコ)

「あれ?今日、僕出演したはずなのに、出演者クレジットに僕の名前がなかった。無名俳優の僕にとって、あのクレジットも大切な“出番”のひとつなのに。」(浩次役の人)

「おかしいな。確かに池田クンの名前、クレジットに入れたはずなのになぁ。」(クレジット担当スタッフ)

「フフフ、俺がこっそり消したのさ。池田ばかり、いい目に合わせてたまるか!」(たっちゃん役の人)

5月3日(金)
「筑紫さんのニュース23に出演。熱海の自慢の自宅も披露したし。でも10時間も撮影して、実際のオンエアが10分足らずとはどういうことよ!」(スガコ)

「ウェ!腹の調子が悪いよ。橋田さんのお手製のヨーグルト、無理矢理食べさせられたけど、大丈夫かな?熱海の保健所も調査に来たらしいって、後から聞いたけど。」(筑紫T也)

「しかも、野球延長でオンエアが30分押しって、どういうことよ!アタシのファンは年寄りが多いのよ。夜中の12時からの番組なんて、見る訳ないじゃない!」(スガコ)

「ニュース23で久々に渡鬼に出てる俺、見ました。でもよりによって、マザコンの代表みたいな人物として出てくるなんて。」(船越E一郎)

「ハイ、これで今シリーズの船越さんの出演、終わりました!」(スガコ)

5月9日(木)
「久々の渡鬼出演。緊張するなぁ〜。取りあえず棒読みにならないようにしなきゃ。」(21世紀の裕次郎)

「宮下クン、この世界は一日でも早くデビューした方が先輩なんだ。先輩である僕の足を引っ張らないでくれたまえよ。」(Eなりかずき)

「デビューが早いとか遅いとか言う以前に、見た目からして、えなりの方が年配に見えるわね...。」(泉P子)

「久々の酔っ払い演技のご披露だ!バーコードの前髪、もうちょっと垂らした方がいいかな。」(角野T造)

「垂らすって言っても、前より減ってるんですよね、髪の毛。垂らしようがないんですよ...。」(ヘアーメイク担当)

「だったら、あれがあるだろう!ホラ、神田さんが使ってたカツラ。もう神田さん出ないんだから、あれを足してボリューム出してよ!」(角野T造)

「久々にセリフがあるシーンの撮影だ。気合い入れて頑張るゾ!池田幹なんかに負けてたまるか!」(たっちゃん)

「パート1から出演してる人が、パート5から出演し始めた人と張り合おうとしてること自体、もう終わってるわよ...。」(泉P子)

「久々の渡鬼出演。緊張するなぁ〜。武志には妻と子供がいるんだ。オレって童顔だからオヤジに見えるかなぁ。」(岩渕K)

「岩渕クン、アンタも努力してんのね。わざと髪の毛を後退させて、オヤジに見えるようにしてるんでしょう。エライわぁ。」(長山A子)

「岩渕クン、君こそオレの酔っ払い演技の正当な後継者だ。ウン、オレの目に狂いはない。君の髪の毛なら、大丈夫!あと10年もしたら...。」(角野T造)

「そんなぁ、角野さ〜ん。一緒に酔っ払い演技してきた仲じゃないですかぁ。僕を後継者にしてくださいよぉ〜。」(植草K秀)

「カッチャン、残念だけど君にはムリだよ。君の友達の錦織クンなら、太鼓判を押すけどね。」(角野T造)

5月16日(木)
「また聖子がトラブル起こすのね。一体いつになったら、聖子は良い人間になるのかしら?このままだとアタシは視聴者の嫌われ者になっちゃうわ。」(SEIKO)

「あら、いいのよ、聖子を良い人間にしても。健治みたいに良い人間になって、出番が少なくなっていいならね!」(スガコ)

「汚れ役、喜んでやらせて頂きます!!」(SEIKO)

「渡鬼に出るのは久しぶり。でもなんで由紀は大阪出身で大阪に住んでいるのに、大阪弁喋らないのかしら?」(小林A子)

「大阪弁、書くのが面倒だからよ!京さんみたいに勝手に台本を大阪弁に翻訳して喋ってくれるならいいけどね!」(スガコ)

「えっ?それじゃ“ワテダス”とか“いて参じます”とか変な大阪弁は、京さんのオリジナルなの?」(小林A子)

「当たり前よ。大阪弁に翻訳してくれるから、京さんをキャスティングしたんだから。」(フクコ)

「先週の角野さんに続いて、今週は僕が酔っ払い演技を披露。なかなかの出来だった。」(植草K秀)

「だから言ってるだろう、カッチャン。僕の正式な後継者は、君の仲間の錦織クンだって。僕みたいなヘアーじゃないとダメなんだよ、酔っ払い演技は!」(角野T造)

「謹んで辞退させて頂きます。」(植草の仲間・N織)

「アタシって、今日は何のために出演したのかしら?」(中田Y子)

「そんなの亨と文子の近況を視聴者に説明するために決まってるじゃない!」(スガコ)

「だったらアタシにも葉子の近況を説明させてください。」(野村M美)

「アンタはいいのよ。どうせ葉子は政子や宗方とつるむしかネタがないんだから。」(スガコ)

5月17日(金)
「ヤッター!ついに2時間ドラマの主役だぁ!タイトルはズバリ『えなりかずきの少年探偵・事件でござる』!」(Eなりかずき)

「えなりくん、アンタどうして渡鬼以外だと“オヤジ臭い変わり者の高校生”になっちゃうんだろうね。月9の『アンティーク』の時もそうだったし。」(スガコ)

「ホント悲しいわよね。あんなに、えなりの“変”な部分を強調しなくても。ゴルフのシーンなんて無理矢理作ったみたいじゃない。」(フクコ)

「いいんです、何と言われようが。だって僕の母親役、村上里佳子さんだったんですよ。あんなキレイな人が母親役なんて、渡鬼に比べたら...。」(Eなり)

「フン。里佳子とえなりが親子なんて視聴者の納得がいかないから、亡くなった父親役の鴻上尚史にソックリって設定になったんでしょ!」(泉P子)

「...と、とりあえず、来週はキミさんと秋葉のお母さんが共演する『温泉名物女将!湯の町事件簿A』です。どうぞ、お楽しみに!」(Eなり)

5月23日(木)
「アタシの今日の演技、無名塾出身の名に恥じない最高の出来だったわ!セリフ回しもバッチリだったし。」(山辺Y紀)

「俺の“情けない男”ぶりも良かっただろ。もう、仮面ヒーローしかできないなんて言わせない!」(K田てつを)

「どうでもいいけど、疲れちゃったよ。まだ俺、一歳半なんだぜ。こんなに働かせていいのかよ!」(勇気役の子)

「さて、そろそろ来シリーズの勇気役のオーディションでも始めようかしら...。」(フクコ)

「愛ちゃんって、城代のこと、鬱陶しく思ってたのか。僕はどうなっちゃうんだろう?」(21世紀の裕次郎)

「取りあえず渡社長の顔を立てて、次の仕事が見つかるまで使ってあげるわ。」(スガコ)

「もし、次の仕事が見つからなければ、城代はどうなるんですか?」(21世紀の裕次郎)

「ストーカーってネタ、まだ渡鬼では使ってないわよねぇ...。」(スガコ)

「一緒に街を歩くなら、森山くん♪恋人にするなら、望くん♪結婚するなら、眞兄ちゃん♪鏡見て落ち込んだときは、隆くん♪」(KAZU)

「やめてくれ!いい迷惑だ!」(ハセジュン)

「鏡見て落ち込んだときに俺、ってどういう意味?」(RYU)

「隆くん、人にはいろいろな才能があるのよ。落ち込んだ人を“アゴ”で笑わせることができるのも才能のひとつです。」(スガコ)

5月30日(木)
「ああ、また五月の誕生日ネタの季節が来たのね。五月って、何歳になったのかしら?確か40歳くらいだったような...。」(泉P子)

「それじゃあサバの読み過ぎでしょう!アンタ本当は、今年で55歳になるんでしょう!役の上でも10歳も若返らせてあげてるのに!」(スガコ)

「見た目が若けりゃ、それでいいの!目が悪くなったジジィやババァには分かりゃしないんだから!」(泉P子)

「見た目ねぇ...。だったら、えなりは50くらいの中年にしなきゃね!」(フクコ)

「今日は出番が多くて緊張しました。セリフも多かったし。」(21世紀の裕次郎)

「取りあえず、城代が愛に英会話を教えるというお膳立ては整ったわ。後は彼のセリフを英語にするだけ。セリフが英語なら、視聴者も彼の棒読みが気にならなくなるでしょう。」(スガコ)

「ちょっと、アンタに英語のセリフなんて書けるの?」(フクコ)

「そんなの藤田朋子にやらせりゃいいのよ!あの子、ヘアヌードの記者会見で、いきなり英語捲くし立てたでしょう。大丈夫よ!」(フクコ)

「スイマセン。僕、英語ダメなんです。ちゃんとカナふってくださいね。」(21世紀の裕次郎)

「...残るは吹替えか。」(フクコ)

「吹替えだったら、僕にやらせてください!出番が少なくなったからヒマでしょうがないんです!」(たっちゃん)

「今日の放送見てたら、メリットのCMに保坂なんとかという俳優と高岡なんとかという女優の夫婦が出てた。あの2人を見る度にハラワタが煮え繰り返るんじゃ!このワシからサッポロ一番のCMを奪い取ったかと思うと...。」(藤岡T也)

5月31日(金)
「金曜エンタテイメント・神崎京子の巫女日記に出演。叔母役に野村昭子、近所の幼なじみ役に岡本信人と渡鬼レギュラーも出演!」(泉P子)

「アンタ、また45歳って設定の役だったわね。ドラマの年齢を実年齢に既成事実化しようとしてるんじゃないでしょうね!」(スガコ)

「いくらセリフだからって、アタシのこと『クソババァ!』なんて呼んだりして!アンタ昨日、眞に『クソババァなんて言っちゃいけない』って言ってたじゃない!」(野村A子)

「なんで俺がピン子の父親役なんだよ。ピン子の父親役なんて、元サッポロ一番のオッサンだけで充分じゃないか。」(植木H)

「先々週のえなりかずき、先週の赤木春恵、木の実ナナ、そして今週のピン子、野村昭子、岡本信人。みんな渡鬼以外のドラマだと、なんであんなに生き生きとしているのかしら?」(フクコ)

「あ、あの〜、今日のドラマ、僕も出てたんですけど。野村さんが経営する喫茶店の店員役として。」(渡鬼・浩次役の人)

「あら?アンタいたっけ?てっきり、コーヒーの出前に出掛けていていないっていう設定かと思った。」(泉P子)

6月6日(木)
「今日からお世話になります上戸彩です!よろしくお願いします!」(上戸A)

「まったくスガコも何考えてるのかしら。これ以上、登場人物増やしてどうするのよ!役者のギャラだって、バカにならないのよ!」(フクコ)

「分かったわよ、フクコ。そろそろ次のリストラ作戦に着手する時かも知れないわね。お中元も近いし。」(スガコ)

「僕にとっては、これがラストチャンスかも知れない。しっかり英語のセリフ、こなさなきゃ!」(21世紀の裕次郎)

「まったくスガコも何考えてるのかしら。アタシに、英語のセリフの上手下手なんて分かる道理がないでしょ!」(フクコ)

「分かったわよ、フクコ。次の台本で城代の英語のセリフ、10ページにするわ。NG3回出したら、即リストラってことで...。」(スガコ)

「久々の渡鬼出演。ちょっと緊張するなぁ。」(葛山S吾)

「緊張するったって、セリフ少ないじゃない。アタシの方が遥かに多くて大変よ!」(小林A子)

「君は渡鬼しか仕事がないから、長セリフ覚える時間があっていいかも知れないけど、僕は昼メロも抱えてるんだ。」(葛山S吾)

「フン!『真珠夫人』がちょっと話題になってるからって、いい気になって!アタシの『おしん』は海外でも話題になったんだから!」(小林A子)

「もうドングリの背比べはやめなさい!見苦しいわよ!」(スガコ)

6月13日(木)
「今日はブイヤベース作ったり、おむすび作ったり、大変だったよ。」(料理担当のスタッフ)

「考えて見たら、ドラマに出てくる料理の材料費もバカにならないのよね。スガコ、何とかしてよ!」(フクコ)

「城代の料理のシーンをなくすか、あかりのむすびの商売を失敗させるか、どちらかね。」(スガコ)

「アタシは城代さんのシーンをなくす方がいいと思います。だって城代さんの料理って、高級なものばかりで材料費も高くつきそうだし。」(山辺Y紀)

「ス、スガコ先生!僕のシーンをなくすのは止めてください!材料だったら、石原軍団の炊き出しの材料をこっそり持ってきますから!」(21世紀の裕次郎)

「あ〜あ!もう気が狂いそうよ!どうして愛は英会話なんか勉強してんのよ!アタシ、小さい頃から芸能界にいて、まともに勉強したことないんだから!」(吉村R)

「だから、英語のセリフはカタカナで書いてあげてるじゃない!」(スガコ)

「っていうか、アルファベットが書けないだけでしょう、スガコ先生の場合。」(泉P子)

「...五月も愛と一緒に英語を勉強するって設定、強引に作ってやるわ!」(スガコ)

「付け届け...って何ですか?」(上戸A)

「彩ちゃんは、役者人生を渡鬼に捧ぐ覚悟はできてるの?もしできてるなら、教えてあげるわ。」(泉P子)

「こしらえる...ってどういう意味ですか?」(上戸A)

「料理を作るって意味らしいの。私も最初、使い慣れない言葉に戸惑ったわ。」(奥貫K)

「爆弾娘...ってどう演じたらいいんですか?」(上戸A)

「あ〜あ!質問ばっかで鬱陶しい娘だね!『加奈、爆死』以上!」(スガコ)

6月20日(木)
「久子と雅美。重なるものが多いのよね。」(フクコ)

「雅美もフクコへの借金、男にそそのかされて舞台をドタキャン。まさに久子を地で行くような人生ね。」(スガコ)

「だ、だからって、登場しなくなった人物をこんなに悪く書くことないじゃない!いっそ死んだことにしてくれた方がマシよ!」(沢田M美)

「あら?!いいの?死んだことにしたら、それこそ二度と『渡鬼』には出れないのよ。ロクな人間でなくても、生きてるって設定の方がマシじゃない?」(スガコ)

「...久子の人生、甘んじて受けます。」(沢田M美)

「さて、久子は生きている訳だし、次の久子役のオーディションでもしようかね...。」(フクコ)

「た、たいへんだぁ〜!藤岡さんが倒れた!救急車!」(スタッフA)

「文子への怒鳴りセリフで、血圧が上がったらしい!」(スタッフB)

「ホントにスガコの脚本は怖いわね。登場人物だけでなく、それを演じる俳優まで消すことができるんだから。」(フクコ)

「ホホホ、何を言うの、フクコ。私はただト書きに『大吉、息継ぎもせず、声を限りに怒鳴って怒鳴って怒鳴りまくる。』って書いただけよ♪」(スガコ)

「まったく!彩の奴、アタシに弁当投げつけるシーン、何度もNG出しやがって!」(N島唱子)

「確かに何度も弁当投げつけられちゃあ、たまんないよね。」(岡本N人)

「そんなこと怒ってんじゃないわよ!ドラマの中の弁当、持ち帰ろうとしていたのに、数が少なくなっちゃったことに怒ってんのよ!」(N島唱子)

6月27日(木)
「ち、ちょっと今の何?!アタシの台本に『大吉、タキの申し出に驚いて調理皿を落とす』なんてト書き、ないわよ!!」(スガコ)

「あ〜、あれは藤岡さんのアドリブよ。さすが、ベテラン俳優はやることが違うわね。」(フクコ)

「ちょっと待ってよ、フクコ!アタシは『アドリブ』っていう言葉が一番キライなのよ!句読点からト書きに至るまで、全部台本通りやってもらわなきゃ気がすまないのよ!」(スガコ)

「...あの〜、あれはアドリブではないんです。手が震えて、思わず落としてしまったんです...。」(藤岡T也)

「アドリブじゃないって、スガコ。良かったわね。」(フクコ)

「ちっとも良くないわよ!あれがアドリブじゃなきゃ、NGでしょうが、NG!!」(スガコ)

「あの〜、僕の英語もNGでしょうか...?」(21世紀の裕次郎)

「『サンキュ!』のセリフをどうやったらNGになるのよっ!まったくイラつく男だねっ!!」(スガコ)

「あの〜、どうして太郎の今の暮らしを説明してくれないんでしょうか?そもそも、最近渡鬼を見始めた人は、太郎と葉子の関係が分からないと思うんですが...。」(船越E一郎)

「ウッキ〜!じゃあ何かい!視聴者に太郎と葉子がハワイで出会った12年前から説明しろっての?!そんな説明セリフ書いたら、アンタのセリフ量、30ページは軽く超えるわよ!それでもいいの!」(スガコ)

「あの〜、ミカはどうして隆の誕生パーティーに出席できなかったんでしょうか?食べるだけのシーンだったら、喜んで参加するのに。」(MIKA)

「ギィ〜!アンタ、鏡で自分の体型見たことあるの?!そんなデブったら、視聴者は邦子と隆の感動的な和解シーンより、『ミカちゃん、だいぶ太ったわね』とか『ミカ役の子、代わった?』って、そっちの方が気になって仕方ないじゃない!一応アタシの台本にはね、『長太、隆、ミカの3人が笑顔で店に入ってくる。(但し、ミカは前シリーズより体重が3kg増えていたら、出演はナシ)』ってアンタにチャンスは与えてやったのよ!」(スガコ)

「あの〜、勉はどうして壮太よりセリフが少ないんでしょうか?僕、かつらむきに続いて、寿司握れるようになったんです。渡鬼のために頑張ってるんです!」(山田M人)

「ギュル〜〜!ジャニーズと元松竹芸能、どっちを視聴者が見たがるか、一目瞭然でしょうがっ!立場をわきまえろっちゅうのっ!」(スガコ)

「...ねぇ、スガコ。もしかして、更年期障害?」(フクコ)

7月4日(木)
「キミの2000万円の件を、快く承諾する五月。またこれで、アタシの好感度がグンとアップするわ!これだから渡鬼は止められないのよ!」(泉P子)

「ピン子は盆暮の付け届けに、シャネルをくれるんだもの。五月を粗末な扱いにはできないわ。」(スガコ)

「それって、ピン子さんのシャネル処分じゃないのかな?だいぶ余ってるらしいし。」(Eなりかずき)

「黙れ!トッチャン坊やっ!それ以上しゃべると、またアンタの母親に、シャネル売りつけるよっ!」(泉P子)

「私の出演はこれで終わりですか?」(上戸A)

「フフフ、それはアナタの心がけ次第ね。盆暮の付け届け、それは日本の大切な習慣よ。」(スガコ)

「スガコ、この娘はもう次のドラマが決まってるのよ。母親役が市毛良枝ですって。雅美とは月とスッポンよ。」(フクコ)

「そうなの。売れてるタレントには興味ないわ。ある程度、芸能界の崖っぷちに立っているようなタレントでないとね。渡鬼に対する執着心ってものが...。」(スガコ)

「僕は崖っぷちタレントですか?!」(21世紀の裕次郎)

「その『棒読み』の棒で突ついて、崖から落としてやろうかっ!」(スガコ)

「私、崖っぷちなんかじゃありません!CXのトレンディードラマだって出てたんですから!」(奥貫K)

「過去の栄光にしがみついてるその手を剥がして、崖から落としてやろうかっ!」(スガコ)

「俺、これでもジャニーズなんです!これから超アイドルになるんです!」(長谷川J)

「変なセリフ回し覚えさせて、ファンの前で『こんなに集まってくれて、感謝しないっていう法はないだろう』って恥ずかしいコメントさせてやろうかっ!」(スガコ)

「...スガコ、やっぱりアンタ、更年期障害よ。」(フクコ)

7月11日(木)
「ついに渡鬼から解放された!あの変なセリフ回しともサヨナラよ!」(上戸A)

「無邪気ねぇ。その内、後悔するわよ。変なセリフ回しでも、渡鬼ファミリーにいれば、仕事がなくなることはなかったって!」(スガコ)

「彩ちゃん、渡鬼を去る前にシャネルのバッグなんてどう?ウウン、遠慮なんてしなくていいのよ。彩ちゃんにピッタリよ。...5万円でどうかしら?」(泉P子)

「もう!朝から何の騒ぎよっ!えっ?ドラマのロケ?『今日からおむすびの移動販売を始めましたごはんやでございます』って、ウルサイ、ウルサイ!」(ロケ先の団地の住人A)

「アタシなんて、ホントに買いに行っちゃったわよ!」(ロケ先の団地の住人B)

「ホラ!ご覧なさい!実際に買いに行く人もいるのよ!ホホホ、これで、あかりがむすびの移動販売をするという展開、誰もバカにはできないわねっ!」(スガコ)

「住人Bさんって、親戚にドラマ関係の仕事してる人がいたわよね。確か石井なんとかいうプロデューサーだったと思うけど...。」(ロケ先の団地の住人C)

「ああ、これでアタシも骨休みができるというもんよ。スガコ先生、恩に着ます。」(赤木H恵)

「いいのよ、赤木のママ。どこか旅行へでも出かけたらいいわ。あっ!別に、お土産期待して言ってる訳じゃないからね...。」(スガコ)

「マネージャー!『利家とまつ』に、ロケの予定がないか、すぐに調べて頂戴!」(赤木H恵)

「えっ、サインっすか?いいっすよ。石井プロデューサーの頼みだったら、何枚でも。」(植草K秀)

「ごめんなさいね。この間、ロケ先の団地に住んでいる親戚に借りを作っちゃってね。そのお返しなのよ。」(フクコ)

7月18日(木)
「やった!久しぶりにセリフがあった!スガコ先生への付け届け、奮発して良かったよ!」(たっちゃん役の人)

「これで、たっちゃんのセリフ、夏のお中元分はおしまい。もう少しいいお中元だったら、あと2、3言セリフ増やしてあげても良かったけど。」(スガコ)

「バーバーババーバーバーバー...」(勇気役の赤子)

「なんですって!アタシのこと、ババァですって!『勇気、むすびの移動販売中、熱中症になって危篤!』以上!」(スガコ)

「『死亡!』にしなかっただけ、アンタも成長したわね、スガコ。」(フクコ)

「憎まれ役もラクじゃないわよ。きっと今週の放送を見て、みんなアタシのこと、キライになったんでしょうね(泣)」(SEIKO)

「ホラ!そこのデブ!汚い涙なんか流してないで、セリフ覚えなさいよ!リストラされるわよ!」(泉P子)

「ス、スミマセン、ピン子さん!すぐに覚えます...。」(SEIKO)

「フフフ、楽屋でどんな悪態突いても、ドラマで健気な妻を演じれば、アタシの好感度はアップする。まさに渡鬼様様よ♪」(泉P子)

「おい!ロケで使ったおむすび、いくつか無くなっているぞ!」(スタッフA)

「そんなバカな!誰かが食べたのか?ヤバイよ。あのおむすび、今日一日ずっと炎天下に放置してたんだぜ。そんなの食ったら食中毒、間違いなしだよ!」(スタッフB)

「たいへんだぁ〜!中島さんが食中毒で倒れた〜!」(スタッフC)

「あのデブか!おむすび食べたのは!でも、アイツはロケ撮影に参加してなかったはずだけど...。」(スタッフA)

「たいへんだぁ〜!藤岡さんも食中毒で倒れた〜!」(スタッフC)

「えっ?なんで藤岡さんが?確かに藤岡さんはよくボケて徘徊するけど、ロケ現場まで来るかなぁ?」(スタッフB)

「たいへんだぁ〜!ハセジュンも食中毒で倒れた〜!」(スタッフC)

「これは誰かが、ロケで使ったおむすびをスタジオまで運んで、みんなに食わしてるな。誰だいったい...。」(スタッフA)

「...ね、スガコ。やっぱりおむすびを炎天下に一日さらしたら、腐っちゃうのよ。これで分かったでしょ。」(フクコ)

「よく分かったわ、フクコ。アタシのために、実証実験してくれて、ありがとう。」(スガコ)

「何、みずくさいこと言ってるの。アタシたち、長い付き合いなんだから。まっ、おむすびを食べて食中毒になった役者たちには悪いことしちゃったけどね♪」(フクコ)

7月25日(木)
「なんだよ、この鰻の蒲焼は!冷めちゃってて全然オイシクないじゃないかっ!ちゃんと温め直してくれよ!」(Eなりかずき)

「なんだよ、眞より壮太の白衣の方がカッコいいっていう加津のセリフは!トレンドリーダーの俺をバカにしてんのか!」(Eなりかずき)

「なんだよ、眞ってホントに東大行く気あんのかよ!ドラマの中だけでも、東大生になりたいんだよ、俺は!」(Eなりかずき)

「...はぁ、アンタも更年期障害なのね。」(フクコ)

「いったい僕はどうなるんでしょうか?今週の愛のセリフを聞いて、段々不安になりました。」(21世紀の裕次郎)

「おい!宮下っ!何グチってんだ!今は台風の季節なんだぞ!分かってるのか、炊き出しだよ、炊き出し!早く用意しろっ!」(石原事務所社長)

「チェっ!また、炊き出しかよ。人の世話するより、自分のことで手一杯なんだよ、俺は!」(21世紀の裕次郎)

「宮下くん、それよ、それ!その自然なセリフ回しを求めていたのよ、アタシは!宮下くんの続投決定!」(スガコ)

「ちょっと、スガコ。それには城代のキャラクターそのものを変えないといけないんじゃない?それともまた橋田マジック?」(フクコ)

「僕、これ以上『こしらえる』なんて、ダサい日本語、しゃべりたくありません。ジャニタレとしての僕のイメージに傷がつきます!」(ハセジュン)

「あら、そうなの。だったらいいわ。特別に長谷川クン用の台本、こしらえてあげるわ。」(スガコ)

「ありがとうございます!俺のセリフは...これだ!『加津!俺、君のことがずっと好きだった!俺の作ったきんぴらごぼう、食べてくれよ!』と加津と接吻する壮太...元のセリフで結構です。」(ハセジュン)

「た、たいへんだぁ!スタジオが火事だぁ〜!」(スタッフA)

「アイロンが原因みたいだ!でも、なぜか出火は『おかくら』のセットからなんだ。なぜだろう?」(スタッフB)

「アイロンって、文子のマンションのセットで、望が使ってたやつだろう?なんで『おかくら』のセットなんかにあるんだ?!」(スタッフC)

「出火が一番激しかったのは、大吉のまな板だったみたいだ。そのすぐ側に、例のアイロンが...。」(スタッフD)

「ま、まさか、藤岡さん、まな板拭くのに、ボケてアイロンかけちゃったんでは?!」(スタッフE)

「おだまりっ!いいこと!これはスタッフだけの秘密よ!外部に漏れたら承知しないからねっ!」(フクコ)

「ああ、これでやっとスタジオから抜け出せるよ。僕だって、たまにはロケしたいからね。スタジオが燃えちゃえば、こっちのもんだよ。」(フジタク)

「藤岡さんのロケねぇ。やっぱり墓場かしら。...いえ、別に他意はないのよ。節子の墓参りってことで、ホホホ!」(スガコ)

8月8日(木)
「あ〜あ、久々の登場なのに、食べるシーンがないなんて、ガッカリ。幸楽のラーメン、食べたかったなぁ。」(MIKA)

「ミカちゃんねぇ、残念がるポイントがズレてるでしょう。女優さんだったら、食べるシーンがないことより、セリフがないことを残念がらなきゃ!」(泉P子)

「あらっ?なんでミカが出てるのかしら?アタシの台本には、あのシーン、邦子と長太だけが幸楽を訪れることになっていたのに。だから、ミカのセリフだって書いてないもの。」(スガコ)

「...ミカの母親からね、たいそうなお中元もらっちゃったのよ。別にセリフを喋らせた訳じゃないし、いいでしょう?」(フクコ)

「っていうか、なんでミカの母親は、アタシにお中元寄越さないのよ!」(スガコ)

「ヤッホー!先週の花屋のシーンに続いて、今週は電話ボックスでロケだ!」(角野T造)

「花屋に電話ボックス...はぁ、こんなの『ロケ』って言えるのかしら?シアトル、ハワイ、ヨーロッパとか、せめて福島でもいい。そこで撮影して初めて『ロケ』って言えるのよ!」(泉P子)

「...今度、壮太の父親の仕事現場を、なぜか五月が訪れるっていうシーンをこしらえようかしら?山奥のダムのロケって、どこがいいかしらね。」(スガコ)

8月15日(木)
「僕の出番はこれで終わりですか?」(壮太の父親役)

「そうよ。」(スガコ)

「分かりました。では失礼します。」(壮太の父親役)

「...い、いやにあっさりしてるわね。」(フクコ)

「僕は阪神大震災以降、ボランティアに忙しいんです。別に俳優業に固執してませんから。」(壮太の父親役)

「な、なんか分からないけど、カッコイイっすね!」(ハセジュン)

「......(悔)。」(スガコ)

「常子は大阪に戻っても、ちゃんと登場シーンがある!ホンマにスガコ先生に感謝や!」(京U子)

「京さんのお中元のお品、たいへん美味しく頂きましたわ。ホホホ!」(スガコ)

「京さんのお中元のおかげで、大阪のシーンが増えて、私たちの出番も増えました。ありがとうございます!」(おしん&真珠夫人の人)

「ついに3週連続ロケだ!やった!来週はいよいよ温泉旅館でロケかも?!」(角野T造)

「アタシもどうせロケするなら、『温泉旅館まで勇を尾行する』ってことにしてほしかったわよ!」(SEIKO)

「フン!別に聖子の尾行のシーン、ロケにしなくても良かったのよ!説明セリフで説明させれば済むことだったんだから!今までだって、そうしてきたんだし!」(スガコ

8月22日(木)
「せっかく温泉旅館のロケがあると思ったのに、セット撮影なんて残念!」(角野T造)

「アンタ、何年渡鬼やってんのよ!旅館のシーン、説明セリフで片付けられなかっただけ、マシだと思わなきゃ!」(泉P子)

「今週のピン子、鼻声だったわね。ドラマの収録に体調を崩すなんて、女優の風上にも置けやしない!」(スガコ)

「ホントね。ディレクターはなんでNGにしなかったのかしら?」(フクコ)

「風邪じゃないわよっ!あれは“温泉に入ったものの、湯冷めして鼻声になった五月”というアタシの演技プランなのよっ!」(泉P子)

「アタシの台本には、そんな設定書いてないわよっ!いくらピン子といえども、アタシの台本に逆らうような真似したら、許さないわよっ!」(スガコ)

「スガコ先生、これ、シャネルの新しいバッグです。差し上げますわ。」(泉P子)

「ピン子、あなたの演技プラン、感心したわ。これからも頑張って頂戴!」(スガコ)

「大吉の孫たちが集まったおかくらのシーン、良かったわ。若い俳優たちは演技が上手くて元気があって。」(スガコ)

「約一名、明らかにヘタな演技で浮いている人物がいたけど...。」(フクコ)

「ぼ、ぼく、演技に集中できなかったんです!石原都知事のニセ娘が現れて、石原プロとも繋がりがあるようなニュースが流れて。」(21世紀の裕次郎)

「アタシ、石原プロと深い繋がりはありますけど、あんな演技の下手な俳優は知りません!」(石原都知事のニセ娘)

8月29日(木)
「3年ぶりに、渡鬼に復帰できたわ!役柄は違うけど、ラッキー!」(竜村医院の看護師役)

「市丸さん、お中元ありがとう。神戸牛、美味しく頂いたわ。」(スガコ)

「ということは、神戸牛買うお金稼ぐのに、3年かかったということなのね。無名女優も大変ねぇ〜。」(泉P子)

「あ〜、和夫って、ホント情けないよ。俺のイメージ、どんどん悪くなっちゃうなぁ。」(倉田てつW)

「ホントねぇ。他のヒーローもの出身の俳優は、アイドル並みの人気スターになっているのにねぇ。」(泉P子)

「あの〜、僕の役名『ピアノ』っていうのは、いかがなものでしょうか?」(I坂慶彦)

「じゃあ、なにっ?!『亨の手』っていう役名だったら、いいのっ?!」(フクコ)

「あ〜あ、やっぱり、南米ロケ、なかったわ。少しだけ期待したアタシがバカだった...。」(中田Y子)

「南米ロケなんかしたら、高山病になるわよっ!スケジュールも厳しいし、乗り物やホテルの手配だって...。」(フクコ)

「はっ!やっと、分かったわ。ドラマ中、亨が説明していた文子の南米での様子、あれは『なぜ南米ロケをしないか』という視聴者に対する説明だったのね!」(中田Y子)

9月5日(木)
「ヤッター!幸楽に復帰した!これでますます出番が増えるゾ!」(岡本N人)

「ヒドイじゃないですか!抜け駆けして、スガコ先生にお中元贈るなんて!」(岸田S志)

「そうですよ!俺たち3人、登場シーンが少なくたっていい、自分たちが食えるだけのギャラが貰えればいいって語り合ったじゃないですか!」(榎本Tつお)

「フフフ、2人にもチャンスはあるわよ。お歳暮っていうチャンスがね...。」(スガコ)

「久々に渡鬼に出演したけど、なんで赤木さんがいないのかしら?」(奥貫K)

「...アンタ、渡鬼見てないわね。」(フクコ)

「っていうか、キミがアメリカへ出発するシーン、光子もいたでしょうが!」(スガコ)

「そうそう、思い出したわ!私の役名、『光子』だったわ!それにしても、なんで私、渡鬼に出てるのかしら?昔はCXのトレンディードラマに出てたのに。」(奥貫K)

「今日でアタシの出演も終わり。橋田先生、石井プロデューサー、大変勉強になりました。ありがとうございました!」(バー「くるみ」のママ役の人)

「ちょっと、待ちなさいよ!口先だけの御礼なんて、誰でもできるの!モノで感謝を表しなさいよ!」(スガコ)

「分かりました。これどうぞ。」(バー「くるみ」のママ役の人)

「白ユリ...。しかも枯れてる...。」(スガコ)

9月12日(木)
「2ヶ月ぶりの出演だわ!しかも、キミが優しい姑になってて良かったわ♪」(赤木H恵)

「甘いわね、ママも。すぐにイジワルな姑に戻るに決まってるじゃない。そうしないと、姑のイビリに耐える嫁役で好感度をアップしてきたアタシの立場がなくなるじゃない!」(泉P子)

「ピン子ちゃん、その分、私が世間から冷たい目で見られるということも忘れないでよ...。」(赤木H恵)

「おだまりっ!アタシに歯向かうと、来年の正月、一緒にハワイに行ってあげないわよ!」(泉P子)

「何とか神林の出演は続くみたいだ。ケロンパのお中元作戦、大成功だったよ!」(愛川欽Y)

「スガコ!神林を切るために、常子を大阪へ行かせたんじゃなかったの?もうすぐ伸彦の姉も登場するのよ。約束したじゃない、登場人物を増やすなら、その分、今のレギュラーの誰かを切るって!」(フクコ)

「ア、アタシ、俳優さんや女優さんを切るなんて、そんな残酷なことできないわよ!」(スガコ)

「えっ?それじゃあ、アタシも渡鬼に戻して頂けますか?」(沢田M美)

「残念ねぇ、久子の一件は今週で解決してしまったのよ。もう少し早く言ってくれれば、シアトルのシーンでもこしらえたのに。」(スガコ)

9月19日(木)
「カット!いや〜、素晴らしかったですよ、赤木さん。その倒れ込む演技、さすが名バイプレーヤー!」(演出家)

「ママ、もう撮影は終わったのよ。早く起きて頂戴。大道具さんがセット片付けるのに、邪魔でしょ!」(泉P子)

「ウ〜ン、ウ〜ン...。」(赤木H恵)

「もう、ママったら、まだ頭押さえて演技してるわ。根っからの女優なのね。いいわ、放っときましょう。」(泉P子)

「ウ〜ン、ウ〜ン...ウッ!」(赤木H恵)

「長谷川クン、橋田ドラマにはもう慣れた?長セリフ大変でしょう?」(野村A子)

「大丈夫ッスよ!だって俺のセリフ、『板前になる覚悟ができた』と『もう迷わない』しかないッスもん。楽勝ッスよ!」(長谷川J)

「フン!アンタの頭の程度に合わせて、わざと似たようなセリフ言わせてるの、分かってないのかしらね!」(スガコ)

「橋田先生、僕にも長谷川クンの10分の1でもいいですから、セリフをください。一生懸命練習しますよって!」(山田M人)

「だからって、撮影中にかつらむきの手を休めて、隣でブツブツ、セリフの練習するの、止めてもらえますか!気が散るじゃないスか!」(長谷川J)

「アタシも橋田ファミリーの一員ね。頑張るわっ!」(山S容莉枝)

「そういって、何人の俳優、女優が渡鬼を通り過ぎってったことか...(シミジミ)」(フクコ)

9月26日(木)
「橋田先生!な、なんで2時間スペシャルに、アタシを出演させてくれなかったんですかっ!」(長山A子)

「そうですよ!僕なんて朝のワイドショー、クビになっちゃってこれしか仕事がないんですからっ!」(前田G)

「フン!見苦しいわねぇ。渡鬼はね、『幸楽』と『おかくら』のシーンだけで充分なのよ。それ以外はカス!」(泉P子)

「おだまりっ!ピン子!アタシに言わせればね、役者なんて皆いらないのよ!アタシの台本さえあれば、演じるのは人形だってアニメだって何だっていいんだからっ!」(スガコ)

「だから、僕でも出演できるんですね。」(21世紀の裕次郎)

「あ〜あ、本当は二度と出演するつもりはなかったんだけど、あんまり宮下の出来が悪いから、また出演することになっちゃったよ。」(神田M輝)

「そうよ。この先、21世紀の裕次郎クンの演技が上達しなければ、今度は渡社長に出演してもらうからね!」(フクコ)

「おい!長谷川!しっかり演技の勉強して、ジャニーズに迷惑かけないようにしろよっ!」(植草K秀)

「アタシはレギュラーになれるのかしら?それとも一回限りの出演かしら?」(大寶T子)

「それはアタシの筆次第ね。それにしても、“寶”っていう字、書きにくいわねぇ。書きにくい字は書きたくないのよね...。」(スガコ)

「そうよね。アタシの“ピン子”っていう字、簡単だもん。だから、先生もアタシの登場シーンを多くしてくれてるのよね。」(泉P子)

「そうか、そうだったのか!僕の出演シーンが多いのも、名前のせいだったんだ。全部ひらがなで良かった!」(Eなりかずき)

「...つくづく思うけど、“ピン子”って、変な名前よね。アタシが親だったら、絶対そんな名前付けないわ。」(SEIKO)

「本名じゃないわよっ!芸名よ、芸名!」(泉P子)

「大阪のシーン、できたらロケにしてくれへんやろか。その方が、ワテもどれだけラクか知れへん。」(京U子)

「下田のシーン、できたらロケにしてほしいわ。その方が、下田を観光できて嬉しいんだけど。」(草笛M子)

「どいつもこいつも、ロケロケってウルサイわねっ!セット撮影があっただけでも、有難いって感謝おしっ!説明セリフで片付けたっていいんだからっ!」(スガコ)

「何だか、今週の撮影は大変だったなぁ。いつもの2倍くらい多く演技したような気がするよ。」(藤岡T也)

「当たり前じゃないっ!今週は2時間スペシャルだったんだからっ!」(スガコ)

「えっ?!そうなの?ドラマの展開がいつもと同じだから、スペシャルだなんて全然気付かなかったよ。」(藤岡T也)

9月28日(土)
「TBSの『オールスター感謝祭』に出演したわ。皆で“鬼”の赤シャツ着て、1ブロック席を占領してやったわよ。」(泉P子)

「大勢出せば、それだけ賞金もたくさん貰える。アタシの作戦よ。番組のプロデューサーは嫌がってたけど、アタシの力で納得させたわ。」(フクコ)

「司会の島崎和歌子!シリーズ5作目なんて間違えて!6作目よ、6作目っ!」(スガコ)

「いいじゃない。どうせ、5作目も6作目もドラマの展開、同じなんだから。」(フクコ)

「三田村さん、中田さん、宮下クン、山辺さん、ピン子、それに植草さんと6人も25万円を獲得したわ。彼らは次の第7シリーズも続投決定よ!」(スガコ)

「特に、中田さんは総合順位でなんと第1位!彼女には、出演シーンを大幅に増やしてあげるわよ!」(フクコ)

「あの〜、僕もマラソン、2回も走って頑張ったんですけど...。」(山田M人)

「あらっ?アンタいたかしら?全然気付かなかったわ...。」(泉P子)

「総合100位までにランクインした中田さん、宮下クン、山辺さん、野村さん、東さん、三田村さん、大和田さん、藤田さん、岸田さん、中島さん、角野さん、長山さん、岡本さん、山田さん、小林さん、植草さん、そしてえなりクン。後で、手に入れた賞金の使い道、一緒に考えましょうね♪」(スガコ)

「っていうか、アンタも脚本家のクセに、最前列に座ってクイズに参加してたのに、100位にも入らないなんて、情けないわねっ!」(フクコ)

9月30日(月)
「TBSの『東京フレンドパークU』に出演したわ。英作、聖子、眞、加津、そして壮太と6人で前回のリベンジよっ!」(泉P子)

「ピン子、アンタうるさいのよ。場を仕切りたいのは分かるけど、ハシャギ過ぎよ。」(フクコ)

「植草さんは頑張ったわね。長谷川クンもよくやったわ。それに引き換え、えなり...。」(スガコ)

「ち、ちょっと待ってくださいよ!ボクだって、最後のダーツでテレビ18台当てたじゃないですか!」(Eなりかずき)

「10インチのテレビを18台当てて、なんになるのよっ!アタシが欲しかったのは、プラズマ!プラズマテレビよ!」(スガコ)

「ピン子もどうかと思うわ。角野さんの名前を『卓三』って間違えたのはまだいいわ。アタシが許せないのは、『渡る世間でハワイロケに行きたいよな!』っていう発言。番組の制作費を考えてほしいわよ。ハワイロケするには、あと10人ほどレギュラーを削らなきゃ...。」(フクコ)

「それと同じくピン子の発言で、『また同じメンバーで出たい』っていうのも生意気だわ。誰がこの6人をレギュラーとして残すなんて言ったのよ。6人を生かすも殺すも、アタシの筆次第ってことが分かってないのかしらねぇ。」(スガコ)

「スガコ先生、えなりからブン取った10インチのテレビあげるから、機嫌直してぇ〜。」(泉P子)

「だから、アタシが欲しかったのは、プラズマだって言ってるでしょうがっ!」(スガコ)

「それにしても、この6人の顔ぶれを見てると、美男は多いけど美女は少ないドラマだってことが、つくづく分かるわねぇ。」(フクコ)

「脚本家、プロデューサーも含めてね。」(Eなりかずき)

「アンタは美男じゃないわよっ!決してねっ!」(スガコ)

10月3日(木)
「金田恵理を演じます倉沢桃子です。よろしくお願いします!」(倉沢M子)

「若い人はいいわね。初々しくて。頑張って頂戴!」(スガコ)

「...あら?アンタにしては珍しく優しい物言いねぇ。どっか悪いんじゃない?」(フクコ)

「若い人は宝よ。『東京フレンドパーク』を見て思ったの。若い体力がなきゃ、他の番組に出て賞金も稼げないって。」(スガコ)

「...アンタ、全然変わってないわ。」(フクコ)

「あ〜あ、先週神田先輩が出てくれて、愛との結婚っていう話までいったのに、今週結婚は先延ばしになっちゃったよ。せっかくレギュラーの座が確実になると思ったのに。」(21世紀の裕次郎)

「愛と城代が結婚できるかどうかは、アンタの演技が上達するかどうかにかかってるわよ。」(泉P子)

「あるいは、石原事務所の大物が出演するかどうか。神田レベルじゃなくてね、例えば渡社長とか。」(フクコ)

「あるいは、『オールスター感謝祭』で貰った25万円をアタシに渡すとか。」(スガコ)

10月10日(木)
「キミの遺言書の件で涙するピン子さんの演技。素晴らしくて、僕もらい泣きしそうになっちゃいましたよ。」(Eなりかずき)

「まあ、えなりったら、可愛いこと言っちゃって♪今度ビフテキ奢るわね♪」(泉P子)

「あの〜、先ほどの遺言書のシーンですが、えなりクンの目が潤んでいたので、撮り直します。」(渡鬼演出家)

「こらっ!えなりっ!あるのかないのか分からん小さい目なんか潤ませてんじゃねえよっ!また、お前の母親にシャネル売りつけるぞっ!」(泉P子)

「マズイわね。常子が東京に戻ったら、アタシの出番が少なくなっちゃうわ。」(小林A子)

「君はまだいい方だよ。僕なんか常子が大阪にいたって、出ないことが多いんだから。」(真珠夫人の相手役)

「アタシの出演は2回で終わりですか?」(大寶T子)

「もうね、その件に関してはね、アタクシ、まわりくどい言い方はやめるわ。何かよこしなさい!そしたら、常子を一生大阪の地に閉じ込めてあげるわっ!」(スガコ)

「...スガコ、下品過ぎるわ。」(フクコ)

「『東京フレンドパークU』を映してくれてありがとうございます。高視聴率ドラマでの番宣、感謝します。」(『東京フレンドパークU』プロデューサー)

「何をみずくさいこと仰るのよ。そちらこそ、先週2時間スペシャルで渡鬼メンバーを出演させてくださって、感謝しますわ。」(フクコ)

「どうせなら、ラストのダーツでプラズマが当たるようなシナリオを書いて欲しかったけどね。」(スガコ)

「...だから下品なのよ、アンタは。」(フクコ)

10月17日(木)
「今週は別に『幸楽』のトラブルもなかったし、出演する必要もなかったけどね。まっ、一応主役だから♪」(泉P子)

「フン!どうせ、スガコ先生にシャネルのお古でもあげて、無理矢理登場シーンこしらえてもらったんでしょ!」(N島唱子)

「おだまりっ!アタシのおかげで『幸楽』のシーンがあるのよ!だから、アンタだって登場できるのよっ!」(泉P子)

「僕は『幸楽』のシーンがあっても、登場できませんが...。」(たっちゃん他)

「こんしゅうはたくさんしゅつえんしました。こうらくのシーン、ほんまびょういんのシーン。とてもうれしかったです♪」(ヒナ役の子)

「私もギャラがたくさん入って、大変嬉しかったです♪」(ヒナ役の子の母親)

「久々に酔っ払い演技を披露したよ。視聴者の皆さん、喜んでもらえたかな?」(植草K秀)

「やっぱり、植草クンだけじゃダメね。物足りないわ。角野サンとコンビでなくちゃ。」(フクコ)

「そうねぇ...。勇が酔っ払う状況をこしらえるとしたら、やっぱり赤木さんに“鬼”になってもらわないと。」(スガコ)

「やれやれ、また孫の運動会に行けなくなっちゃうよ...。」(赤木H恵)

10月24日(木)
「今日はほとんど『幸楽』のシーンはなかったし、出演する必要もなかったけどね。まっ、一応主役だからね♪」(泉P子)

「ピン子さ〜ん!先週のアタシの暴言、許してくださ〜い!ピン子さんがいるからこそ、『幸楽』のシーンがあること、アタシが出演できるってこと、骨身に沁みました〜!」(N島唱子)

「そうでしょう、唱子チャン。反省したならいいわ。来週、また唱子チャンが出演できるようにしてあげる。その代わり...このシャネルのバッグ、5万円で買いなさい。」(泉P子)

「...あの〜、だから僕は『幸楽』のシーンがあっても、登場できないんですが...。」(たっちゃん他)

「い、痛いっ!中田さんったら、本気で突き飛ばすんだからっ!手首アザになっちゃったわよっ!」(恵理の母親役)

「これ以上ね、登場人物が増えたら、アタシのレギュラーの座も危ういのよっ!余計な芽は最初に摘み取っておかなきゃっ!」(中田Y子)

「中田さん、アナタは大丈夫よ。レギュラーを外す訳ないじゃない。その代わり...次のオールスター感謝祭も頼んだわよ!」(スガコ)

「スガコ、次の感謝祭の頃には、渡鬼終わってるわよ...。」(フクコ)

10月31日(木)
「サチと恵理。何か雰囲気が似てるわね、この二人。」(フクコ)

「分かった!サチと雰囲気が似た恵理に、眞は恋してしまう。そして、眞、望、恵理の三角関係という修羅場が始めるっていうことでしょう、スガコ先生!」(Eなりかずき)

「...違うわよ。」(スガコ)

「久々の渡鬼出演だけど、忘れた頃に出演を依頼されても困るのよね。前回出演時から渡鬼、全然見てないし。」(一路M輝)

「あら?アタクシの嫁役、のりぴーじゃなかったかしら?息子役は香川クンのはずだったし、淀は野村さんじゃなくて瀬戸朝香さんだったでしょ?」(草笛M子)

「ちょっと!他のドラマと間違えてるんじゃない?!それに『香川』っていう名前、渡鬼じゃご法度なのよっ!」(スガコ)

「またキミが意地の悪い姑になるのかしらねぇ。また世間から後ろ指さされるのかしらねぇ(泣)。」(赤木H恵)

「何度も言うようだけど、五月がキミにイビられなきゃ、アタシの好感度がアップしないのよっ!」(泉P子)

「赤木のママ、約束したでしょ。お孫さんの運動会を観戦できるように、良い姑キャラで描いてあげるのは10月までだって。」(スガコ)

11月7日(木)
「えっ?長子が髪の毛を黒く染めるですって?ヤダなぁ、いくら役作りだからって、ヘアの色変えるのは。」(藤田T子)

「フン!ヘアの色を変えるのはイヤでも、ヘアを“出す”のは平気なんでしょ!」(泉P子)

「Shut up!I can’t understand what you say!」(藤田T子)

「だいたい藤田さん、ワガママですよ。アタシだって、役作りのためにカラダ太らせてるんだから。」(中島S子)

「アンタはもともとデブでしょうがっ!」(泉P子)

「朋子ちゃん、僕だってね、役作りのために髪の毛をバーコードにしたんだから。」(角野T造)

「役作りって、アンタが出てる他のドラマ、みんなバーコードじゃないっ!」(泉P子)

「アタシも役作りで妊娠したんですよ。」(小林A子)

「...。」(泉P子)

「さて、ヒナのお受験シーン、どう描こうかしら?」(スガコ)

「ちょっと待ってよ、スガコ!お受験シーンなんてこしらえたら、学校のセット、教師役、他のお受験する子役とその親役って、制作費がかさむじゃないっ!」(フクコ)

「そうねぇ。でも、説明セリフで済ませるのも飽きちゃったのよねぇ。」(スガコ)

「だったら、レギュラーを何人か減らして頂戴っ!政子、宗方あたりを...。」(フクコ)

「草笛さんや順ちゃんから、いろいろ貰ってるから、残さなきゃならないし。分かった!お受験シーンは無くして、説明セリフにしましょ♪」(スガコ)

「という訳で私たち、ヒナのお受験シーンと引き換えに、出演続投になりました!」(草笛M子&井上J)

11月14日(木)
「最近、この子の行儀や言葉使いが良くなって。渡鬼のおかげです。」(ヒナ役の子の母親)

「いえいえ、ご家庭の躾が行き届いているから、演技に出るんですよ。その証拠に渡鬼に出てたって、行儀の悪い女優だっているし。」(野村A子)

「ちょっと!それはアタシのことかいっ!」(泉P子)

「...自覚はあるみたいね。」(フクコ)

「高視聴率番組での長セリフ。緊張するわ〜。」(「おかくら」の女客役)

「ちょっと、フクコ!あのエキストラ、アタシのイメージと違うわよ。なんであんなエキストラ使ったのよっ!」(スガコ)

「アンタもエキストラ一人にウルサイわねぇ!あんな役、誰がやったって同じでしょうがっ!それにエキストラに金なんか、かけられないのよっ!」(フクコ)

「...ギャラ、たったの千円(泣)。」(「おかくら」の女客役)

「君はいい方だよ。僕なんか、『おかくら』のむすびがギャラだったんだから。」(以前「おかくら」の客役で登場した人)

「もっと僕の出番を増やしてくださいっ!この間の石原良純さんの結婚式のご祝儀で、お金使っちゃったんです。」(21世紀の裕次郎)

「はぁ〜、アンタねぇ、出番を増やすために何か努力をしてるの?」(スガコ)

「もちろんです。寿司握ったり、クレープ焼いたり...。」(21世紀の裕次郎)

「そんなの石原事務所の炊き出しの成果でしょうがっ!」(スガコ)

11月21日(木)
「ちょっとスガコ!いくらなんでも、インターネットで小説を読んだ編集長が、加津に小説家デビューの話を持ち込んでくるなんて設定、ムリがあり過ぎない?」(フクコ)

「僕もそう思います。3ヶ月やそこらで編集長が目をつけるなんて、不自然過ぎます。もっと時間が経ってからの方が...。」(演出家)

「おだまりっ!じゃあ聞くけど、いつまで待ったらいいの?加津が大人になってからなんて、言わないで頂戴よっ!それまでアタシが生きてるかどうか、分かんないんだからっ!」(スガコ)

「やっぱり加津はスガコの分身なのね。だから早く小説家として、華々しいデビューを飾らせてあげたいのね。」(フクコ)

「まっ、2年前の『加津、女優デビュー』よりかはマシなんじゃない。スガコ先生の分身が女優だなんて、シャレにもならないから。」(泉P子)

「鏡見てからおっしゃい、ピン子...。」(スガコ)

「ちょっとスガコ!いくらなんでも、長いこと仕事休んでいた長子に、すぐ翻訳の依頼がくるなんて設定、ムリがあり過ぎない?」(フクコ)

「僕もそう思います。原稿の依頼を待っているシーンがあった方が、リアリティーがあると思うのですが...。」(演出家)

「お、おだまりっ!すぐに長子に次の仕事がこなかったら、『翻訳の仕事が忙しくて、ヒナの面倒がみれない』っていう展開が書けないでしょうがっ!」(スガコ)

「大和田伸也です。いつも弟がお世話になってます。よろしくお願いします。」(大和田S也)

「またレギュラー増やして。何が狙いなの、スガコは。」(フクコ)

「ズバリ、ファミリーの結束よ。ハセジュンにはかっちゃん、21世紀の裕次郎には神田さん、そして獏さんには伸也さん。こうしておけば、連帯責任みたいになって、片方が勝手なことなんてできないでしょ。結果、橋田ファミリーの結束に繋がるのよ。」(スガコ)

「スガコ先生にフクコプロデューサーみたいなものか...。」(泉P子)

11月28日(木)
「さて、幸吉の13回忌のシーン、どうしようかしら?」(スガコ)

「お寺で盛大に、なんてことはやめて頂戴ね。寺でロケする金なんて、ないんだから。」(フクコ)

「...じゃあ、場所は『幸楽』の店内にしましょう。出席者は...。」(スガコ)

「幸吉の知り合いは、みんな死んだことにして頂戴。余計なエキストラは、制作費高騰の原因になるから。」(フクコ)

「...じゃあ、身内だけのささやかな法要ってことにしましょう。そうなったら、健治やたっちゃんも出演させなくちゃ...」(スガコ)

「小島家、野々下家以外の出演者は、最小限にして頂戴。そうね、3名までね。」(フクコ)

「...じゃあ、周平、聖子、浩次の3人にしましょう。岸田さんや榎本さんからは、まだお歳暮もらってないから。」(スガコ)

「スガコ、アタシのことを『金にウルサイプロデューサー』って思ってるかも知れないけど、仕方ないのよ。年末の2時間スペシャルのためには、今から制作費を抑えておかないと。」(フクコ)

「分かってるわよ、フクコ。アタシたち、何年付き合っていると思ってるのよ♪」(スガコ)

「ああ、ビックリした!突然、俺の遺影が出てくるんだもん。そういえば、俺、渡鬼に出てたんだなぁ。」(佐藤H夫)

「そうね、覚えてるわ。佐藤さんったら、渡鬼の出演者の中で、唯一橋田先生への付け届けをしなかったのよね。それからすぐだったわ、幸吉が死んだのは。」(泉P子)

「もうピン子ったら!人聞きの悪いこと言わないで頂戴。アタシはそんな人間じゃないわよ。」(スガコ)

「スガコ先生、ありがとうございます。ヒナのアップを多くして頂いて。」(ヒナ役の子の母親)

「礼には及ばないわ。ちょっとト書きに『暗い表情のヒナのアップ』って書いただけですもの。それより、この間の付け届け、たいへん美味しく頂きましたわ。ホホホ!」(スガコ)

「...やっぱり、そんな人間じゃないの...。」(泉P子)

12月5日(木)
「獏、お前エライな。毎週こんな長セリフを喋っていたのか。我が弟ながら、立派なもんだよ。」(大和田・兄)

「へへ、それほどでもないよ。兄さんこそ、長セリフ、バッチリ決めてたじゃないか。尊敬するよ。」(大和田・弟)

「まあ、麗しい兄弟愛だこと。でも、間違いがひとつ。獏さんは毎週長セリフを喋っている訳ではないのよ。たまによ。」(スガコ)

「ああ〜!アタシの計算違いだったわっ!大和田兄弟の共演、もっと話題になるはずだったのに。どのワイドショーも取り上げてくれなかったわっ!」(フクコ)

「フクコ先生!同じ兄弟共演ならば、僕と弟の共演の方が話題になると思いますよ!」(Eなりかずき)

「かずきっ!勝手なこと、言うんじゃないのっ!兄弟で出演したら、スガコ先生への付け届けも2倍になるじゃないのっ!」(えなりの実母)

「今日は、おでんに甘鯛の味噌漬と美味しいもの、食べ放題だったわ。料理屋の娘の役で良かった♪」(藤田T子)

「ああ、アタシ、『おかくら』の店員役になりた〜い!中華、飽きちゃったのよ。」(SEIKO)

「いいわよ。でもね、『幸楽』の店員役の方が、出番は多いわよ。」(泉P子)

「出番を取るか、食べものを取るか。...難しい問題ね。」(SEIKO)

12月12日(木)
「今週の眞は“加津を守る強いアニキ”って感じで、カッコ良かったな!スガコ先生、ありがとうございました!」(Eなりかずき)

「えなりくん、感謝の気持ちというものはね、言葉だけでは伝わらないの。それは“付け届け”という形になって、初めて伝わるのよ。」(スガコ)

「分かってますって。だてに12年間、渡鬼に出てる訳じゃないんですから。ハイ、これいらなくなったラコステのシャツ。このCDは、去年の紅白で歌った『おいらに惚れちゃ...」(Eなりかずき)

「結構。」(スガコ)

「スガコ先生、ありがとうございました!僕たちを『幸楽』に戻してくれて。これで出番も増えて、安心して年を越せます!」(岸田S志)

「岸田さん、感謝の気持ちというものはね、言葉だけでは伝わらないの。それは“付け届け”という形になって、初めて伝わるのよ。」(スガコ)

「分かってますって。だてに12年間、渡鬼に出てる訳じゃないんですから。このCDは僕のデビュー曲で...」(岸田S志)

「結構。」(スガコ)

「はぁ、今さら出番が増えたって、しょうがないじゃない。だって、あと3ヶ月で渡鬼終わるんだから。」(泉P子)

「何言ってるんですか、ピン子さん。僕はもっと先を見てるんですよ。パート7をね。」(岸田S志)

「...ア、アンタ、渡鬼しか仕事ないの?」(泉P子)

12月19日(木)
「スガコ!いくらなんでも『クリスマスツリー、こしらえてきました!』っていうセリフはないんじゃない?」(フクコ)

「しょうがないのよっ!アタシのワープロ、『つくる』って入力すると、『こしらえる』って変換されちゃうのよっ!」(スガコ)

「今どき、ワープロ...。っていうか、アンタ、原稿は手書きが一番って言ってたじゃないっ!」(フクコ)

12月26日(木)
「ど、どうしてですかっ!なぜ僕をスペシャルに出演させてくれないんですかっ!」(前田G)

「今回はね、お歳暮の値段で出演の順番を付けたの。あなた、もう100円高かったら、出演可能圏内に入ってたのにね。ご愁傷さま。」(スガコ)

「勇気ちゃんのお歳暮の値段より低かったなんて、笑っちゃうわね...。」(泉P子)

「ちょっとフクコ!加津の小説のカバーイラスト、あれ何なのよ!アタシのイメージと全然違うじゃない。アタシは加津の顔写真をドカンと表紙に載せてほしかったのよ!」(スガコ)

「自分の顔写真を表紙にするなんて、アンタくらいのもんよ...。」(フクコ)

「今回出演できなかった前田さん、三田村さん、倉田さん、奥貫さん、井上さん、葛山さん、大實さん。なぜ出演できなかったのか、よ〜く考えて頂戴ねっ!」(スガコ)

「...モノでしょ。」(泉P子)

2003年1月9日(木)
「ああ、スッキリした!ドラマの中とはいえ、ピン子に向かって、暴言吐くって気持ちいいっ!」(N島唱子)

「おい!中島!この間のシャネルの代金、いつ持ってくるんだよっ!利子つけるぞっ!」(泉P子)

「は、はい。来週の撮影までには、必ず...。」(N島唱子)

「あ、あの〜、僕、何かしでかしたんでしょうか?スガコ先生の仰る通りに、ワイドショーの司会も辞めましたのに...。」(前田G)

「最近、アタシ、自分の言いなりになる人って、ツマらなくなったのよねぇ。少しくらい逆らってくれた方がねぇ...。」(スガコ)

「スガコ、アンタも罪な人ねぇ。」(フクコ)

「アタシの『おとそはお酒の内に入らないの。神様から頂いたおめでたいお水だと思って』っていうセリフ、正しいのかしら?おとそは、やっぱりお酒だと思うけど...。」(野村A子)

「うるさいわねっ!未成年のハセジュンが酒飲んだら、視聴者からクレームがつくでしょうがっ!言い訳よ、言い訳!」(スガコ)

「だったら、おとそ飲むシーンなんか、こしらえなきゃいいのに...。」(野村A子)

「タキ、差出がましくし過ぎて、死亡!」(スガコ)

「スガコ、やっぱり自分に逆らう人間を許せないじゃない。っていうか、『差出がましくし過ぎて、死亡』って、意味不明よ...。」(フクコ)

1月16日(木)
「ス、スガコ〜、いったいどういうつもりよっ!エキストラの数が多過ぎるわよっ!加津の同級生、学校の先生、加津を取材に来たテレビ局のクルー、『幸楽』に来た女子高生、男客、女客、さらにあかりと一緒に商売をする4人の若い主婦とセリフのある役で18人よ、18人!いくらギャラかかると思ってんのよっ!」(フクコ)

「そんなこと言ったってしょうがないでしょ。物語の進行上、必要なシーンですもの。説明セリフで済ませる訳にはいかないの!」(スガコ)

「アンタ、あのエキストラたちから、いくら貰ったの?」(フクコ)

「『ハナが家出』か...。アテの出番、もう終わりやろか?」(杉山T子)

「それはアナタの心がけ次第ね。ホホホ...。」(スガコ)

「もう、ええわ。半身不髄で言葉が不自由な役、演じるのも疲れたさかい。」(杉山T子)

「何が『疲れた』だよ。僕なんて、本当に体が言うこと聞かないのに、無理して健康な役やってるんだから!」(藤岡T也)

「でも、手の震えはゴマかせないわね。」(スガコ)

「加津の小説が、あんなに評判になるなんて、ちょっとオカシクない?不自然よ。」(フクコ)

「何言ってるのよ。加津はアタシの分身なのよ。天才脚本家のこのアタシのね!」(スガコ)

「顔がブサイクなところも、もろスガコ先生の分身ね♪」(泉P子)

「痛〜ぇ!ちょっと、アンタ!本気でアタシを突き飛ばしたわね!この天才子役の宇野なおみ様をっ!」(KAZU)

「ゴ、ゴメンなさいっ!高視聴率ドラマへの出演で、力が入っちゃって...。」(加津をイジメる小学生役の子)

「加津はスガコの分身というより、ピン子の分身ね。顔も含めて。」(フクコ)

1月23日(木)
「愛がプロデューサーを目指すなんて!きっとアタシがモデルになるのね。この“美人プロデューサー”の呼び声高い、このアタシが!」(フクコ)

「そうすると、加津のモデルはスガコ先生なのね。納得...。」(泉P子)

「次シリーズの加津役のオーディションを始めなきゃ!“小説家を目指す美人中学生役”のオーディションをねっ!」(スガコ)

「あ〜あ、結局愛はアナウンサーになれないんだ。せめて、ドラマの中だけでも、美人女子アナになりたかったのに。」(吉村R)

「最初のアタシの台本では、愛はアナウンサーになるはずだったのよ。でも、アンタの英語力があんまりヒドイもんだから...。」(スガコ)

「そんなの口パクでもすれば、どうにでもなるのに。東てる美さんだって、今週セリフを間違えたのに、口パクでゴマかしたじゃない!」(吉村R)

「ちょっと!人聞きの悪いこと、言わないでよ!セリフ間違えたんじゃないわよ!あれは腹話術よ、腹話術!」(東Tる美)

「...そんなの台本にないわよ。」(スガコ)

1月30日(木)
「ちょっと!勇気が全然はしゃいでないじゃないっ!なんでアタシの台本通り演じないのよっ!」(スガコ)

「まだ、字が読めないのよ、勇気は。」(フクコ)

「確かにテレビ局の現場って、大変なのよねぇ。NGを出す役者、棒読みの役者etc...。」(泉P子)

「シャネルを売り付ける女優、楽屋では口汚い言葉使いをする女優...。」(N島唱子)

「楽屋の弁当、10人前食っちゃう巨漢女優...。」(藤岡T也)

「手の震えをゴマかすことができない老年俳優...。」(野村A子)

「“、”も“。”も入れず、セリフを一気に捲くし立てる差出がましい女優...。」(大和田B)

「無理矢理自分の実の兄を出演させちゃう岡江久美子の旦那...。」(Eなりかずき)

「ちょっと、後2ヶ月なのよ。もう少し仲良くしたら、どうなの...。」(フクコ)

2月3日(月)
「ちょっと、フクコ!大変よ!伸彦役の葛山クンが、CXの月9ドラマに出てるわよ!」(スガコ)

「彼、この間はCX『美女か野獣』にゲスト出演して、松嶋菜々子と共演してたわね。」(フクコ)

「このままだと唐沢クンの時みたいに、ブレイクして次シリーズの渡鬼から消えてるなんてことになるかも知れないわよっ!」(スガコ)

「何、慌ててんのよ。CXの月9だったら、角野さんだって、えなりだって出てたけど、皆まだ残ってるじゃない。」(フクコ)

「そうね。それにいざとなったら、『伸彦、由紀と離婚』『伸彦、NYへ移住』『伸彦、医療ミスで逮捕』『伸彦、死亡』って、いくつも方法があるしね♪」(スガコ)

「第2の伸彦役をオーディションするっていう方法もあるわよ。アタシは柏原崇なんかがいいと思うけど...。」(フクコ

2月4日(火)
「ちょっと、フクコ!大変よ!長山藍子さんが、NTVの火曜サスペンスでアルツハイマー症の役をやってるわよ!」(スガコ)

「長山さんも、そんな役を演じる年齢になったのねぇ。(シミジミ)」(フクコ)

「感慨に浸っている場合じゃないわよっ!他のドラマでこんな老けた役やられちゃ、渡鬼で実年齢より遥かに若い役をやってることが、バレちゃうじゃないっ!」(スガコ)

「そうねぇ。撮影のとき、強力なライト当てて、長山さんのシワを飛ばすっていう照明さんの苦労も水の泡ね。」(フクコ)

「それに、おしんも出てたわ。相変わらず、医者の役だったけど。」(スガコ)

「アンタ、自分のドラマに出ている役者が、他にどんな仕事をしているか、チェックしてるの?...ヒマねぇ。(シミジミ)」(フクコ)

2月6日(木)
「森さん、久々の渡鬼出演、ありがとうございます。」(フクコ)

「フクコちゃんの頼みだから、出演するのよ。それより、分かってる?アタシの希望...。」(M光子)

「もちろん!英作役のカッチャンと壮太役のハセジュンとのシーン、ちゃんとスガコにこしらえさせましたから...。」(フクコ)

「ちょっと!何言ってるのよ!アタシは、ジャニーズはヒガシしか認めてないんだからっ!それより、アタシの希望ってのは...。」(M光子)

「ハイハイ、ちゃんと“ふぐちりを食べる”シーン、こしらえましたよ。」(スガコ)

「サンキュ!スガコちゃん!やっぱり、この季節はふぐちりに限るのよねぇ。」(M光子)

「『母親の躾が悪いから』...はぁ、今まで何回このセリフを繰り返してきたことか。たまには、違うセリフを言ってみたいものだよ。」(赤木H恵)

「赤木のママ、それでいいのよ。ヘタに違うセリフなんか喋ったら、渡鬼じゃなくなっちゃうのよ。普通のドラマになっちゃうの!」(泉P子)

「まあね。同じセリフだけ喋ってれば、覚えるセリフの数も減って、助かるけどねぇ。」(赤木H恵)

「やっと、次の回の台本ができたわ!『母親の教育が悪いから』なんてセリフ、我ながら新鮮なセリフで、惚れ惚れするわ♪」(スガコ)

「アンタ、ホントに“過去の事は忘れて”台本書いてんのねぇ...。」(フクコ)

「アタシが暴走するヒナの口を、必死で塞ごうとするシーン。きっと、お茶の間は大爆笑ねっ!」(藤田T子)

「きょうのさつえいは、たいへんでした。セリフをたくさんしゃべらなきゃならなかったし。でも、一番イヤだったのは、ママやくのふじたさんに、手でお口をふさがれたことです。だって、ふじたさんの手、クサイんだもの。死にそうになりました...。」(ヒナ役の子)

「アタシの手がクサイですってぇ!京唄子さんの化粧のニオイに比べたら、アタシの手のニオイなんて...。」(藤田T子)

「んまぁ、朋子はん!アンタ、ワテの化粧のニオイがキツイって、こない言わはるんでっか!」(京U子)

「...キツイよ。」(植草K秀)

2月7日(金)
「ちょっと、フクコ!大変よ!えなりがCXの金曜エンタ『えなりかずきの少年探偵・事件でござるA』に主演してるわよっ!」(スガコ)

「また、渡鬼出演者の他のドラマをチェックしてるの?いい加減にしなさいよ。」(フクコ)

「だって、悔しいじゃないっ!ドラマのタイトルに『えなりかずきの』なんて、枕詞つけてんのよっ!生意気よっ!」(スガコ)

「アンタだって、『橋田壽賀子ドラマ』ってタイトルの前に付けてるじゃない。あれ、迷惑なのよねぇ。ただでさえ、『渡る世間は鬼ばかり』ってタイトル長いのに...。」(フクコ)

「しかも、弟と共演してんのよっ!家族で稼ぐつもりね、えなり家はっ!」(スガコ)

「でも、弟も可哀想だわ。ドラマの中で、笑っちゃうくらい時代遅れの服装させられたり、演歌歌わされたり。えなりのキャラに影響されて、弟まで“オヤジの心を持った少年”というキワモノ路線を歩まされるのねぇ。」(フクコ)

「そういえば、望のガールフレンド・恵理役の倉沢桃子も出てたわ。えなりのクラスメート役で。ああ!そんなことは、どうでもいいのよっ!」(スガコ)

「いったい、アンタ、なに苛立ってんのよっ!たとえヘンな高校生役でも、えなりの成長は喜ばしいことじゃないっ!」(フクコ)

「ドラマの中でね、えなりのクラスは、長野県の松本へクラス旅行したっていう設定になってるのよ。...土産がないのよ、土産がっ!」(スガコ)

「...(鬱)。」(フクコ)

2月13日(木)
「眞が東大合格したら、町内中逆立ちして歩くだなんて、まさか本気じゃありませんよね、スガコ先生?」(赤木H恵)

「ホホホ、赤木のママ。それはママの心がけ次第よ。アタシがちょっと台本に『キミ、約束通り町内中を逆立ちして歩く』って書くことだって、できるんだから。」(スガコ)

「そして、台本に書かれたことは、たとえどんなことでも演技しなくてはならないの、それが渡鬼出演者に与えられた使命なの!」(泉P子)

「...ア、アンタたち、鬼だよ...。」(赤木H恵)

「角野さん!いくら台本に『勇、偶然入ってきた城代に豆をぶつける』って書いてあるからって、あんなに思いっきり豆を投げつけることないでしょう!」(21世紀の裕次郎)

「しょうがないだろ、宮下君。台本に書かれたことは、たとえどんなことでも演技しなくちゃいけないんだよ。それが渡鬼出演者に与えられた使命なんだよ。」(角野T造)

「ああ、僕の役って、ドンドン惨めになっていくように思えてならないよ。以前は愛をトラブル渦巻く『幸楽』から救い出す王子様っていう役だったのに。」(21世紀の裕次郎)

「おい!宮下!何、グチってんだ!ホームレスの人たちのために、炊き出しに行くぞ、炊き出しにっ!」(石原プロ社長)

「また、炊き出しかよ...。僕の仕事って、渡鬼と炊き出ししかないじゃん。いい加減にして欲しいよ。」(21世紀の裕次郎)

「その内、アンタも俳優の仕事がなくなって、炊き出しのお世話になるかもね♪」(泉P子)

「ちょっと、スガコ!まさか、葉子を結婚させるつもりじゃないでしょうね!宗方と葉子の結婚式シーンなんて、こしらえないでよっ!宗方は各界の著名人と親交があるっていう設定なんだから、結婚式だって派手になるに決まってるもの。そんなことになったら、制作費だって...。」(フクコ)

「分かってるわよ、フクコ。葉子の結婚は取り止めよ。それでいいでしょ?」(スガコ)

「それとね、むやみにドラマ中に『ふぐちり』なんて料理出さないで頂戴。ちょっとした高級料理が制作費に響くんだから。」(フクコ)

「だったら、ニセのふぐちり料理出せばいいのに。どうせ視聴者には分からないでしょう?」(泉P子)

「おだまり、ピン子!アタシの台本は絶対なんだよ!アタシが『ふぐちり』って書いたら、ホンモノのふぐちり料理を出すの、出さなきゃならないのっ!」(スガコ)

「フン!公園のシーンだって、ロケしないで、セット撮影っていうニセの公園こしらえて撮影してるクセに。」(泉P子)

「何言ってるの、ピン子。最近はちゃんとロケして、ホンモノの公園で撮影してるわよ。いい加減なこと、言わないで欲しいわね!」(フクコ)

「フン!セット撮影より、ロケ撮影の方が制作費かからないって分かったから、ロケ撮影にしたクセに。」(泉P子)

「眞は東大に合格するのだろうか?っていうか、僕はホンモノの大学受験頑張らなくちゃ!大学の推薦入学の話も断っちゃったし。」(Eなりかずき)

「アンタ、東京6大学クラスを狙ってるらしいわね。ムリよ、ムリ!渡鬼の撮影しながら、受験勉強なんてできるはずないもん。もし合格したら、スタジオ中逆立ちして歩いてみせるわよ!」(泉P子)

「かずき!頑張るんだよっ!アタシはアンタを応援するからねっ!合格してピン子の逆立ちを見せておくれっ!」(赤木H恵)

2月20日(木)
「次シリーズは来年の4月スタート。果たして、眞は東大生になっているのか、それとも『幸楽』を継いでいるのか、楽しみだなぁ〜♪」(Eなりかずき)

「誰が、次シリーズもえなりを出演させるなんて決めたの?自惚れるのも、休み休みにして欲しいわねっ!」(フクコ)

「そうよ。東大か幸楽かなんていう究極の選択は、ドラマの中だけの話。『眞、ニューヨークの大学へ進路変更』『眞、受験ノイローゼで自殺』『眞、ゴルフプレー中にボールが当たって死亡』って、アンタの出番をなくす選択肢は山ほどあるんだからっ!」(スガコ)

「全ては、渡鬼が休み中のアンタの行い次第ね。」(泉P子)

「それは違うわよ、ピン子。全てはギャラ次第よ。今シリーズと同じギャラでいいんなら、出演させてあげる。ギャラアップの交渉でもしようものなら、その場で...。」(フクコ)

「はぁ、やっぱり役者なんて辞めて、サラリーマンにでもなろうかな。そのために大学受験したんだし...。」(Eなりかずき)

「次シリーズは来年の4月スタート。果たして、長子はヒナの送り迎えをして名門私立小学校へ通わせているのか、それとも近くの公立小学校へ通わせているのか、楽しみだなぁ〜♪」(藤田T子)

「藤田さん、この上のアタシの発言読んでね。スガコの台本みたいに、何度も説明するのは疲れるから。」(フクコ)

「伸彦は由紀と離婚しちゃうのかなぁ?そしたら、僕も渡鬼卒業か。まっ、いいや。CXの月9にもレギュラー出演するようになったし。」(葛山S吾)

「それもギャラ次第ね。次シリーズまでにアナタの人気が上がって、ギャラアップを要求するようになったら、さよならよ。」(フクコ)

「そうねぇ。それに伸彦なんてキャラクター、いなくなったって渡鬼には何の影響もないしね。」(スガコ)

「CX『美女か野獣』で松嶋菜々子さんと共演したわ。松嶋さんとご一緒するのは、去年の『利家とまつ』以来だわ。現代劇の松嶋さんも素敵だったわよ。」(草笛M子)

「あら?スガコ。渡鬼出演者の他のドラマをチェックしてるアンタが、草笛さんの出演見逃したの?」(フクコ)

「えっ?草笛さんって、葉子と宗方の結婚が取り止めになって、葉子が政子に太郎の家へ帰るように言った時点で、渡鬼出演者ではなくなったのよ。」(スガコ)

「早い話がリストラね!」(泉P子)

2月27日(木)
「ス、スガコっ!アンタ、また登場人物を増やしたわねっ!しかも、2人も!何度も言うようだけど、登場人物を増やしたら、それだけ制作費もかかるのよっ!」(フクコ)

「ちょっと、待ってよ。加津の母親は、本当はパート5で登場させるつもりだったのよ。加津がテレビドラマのオーデションに合格して、そのドラマを見た加津の母親が現れるっていう設定で。それをアンタが制作費がかかるから、次シリーズまで待って頂戴って言ったんじゃないの。だから、加津がケガしてドラマ出演はできないようにしたのよ。」(スガコ)

「確かに、あの時、そう言ったわよ。でも、事情が変わったのよ。今年末には、ハワイロケがあるのよ。今から制作費を削っておかないと。ハワイロケが熱海ロケになるかも知れないんだから!」(フクコ)

「それは困るわよ!アタシ、年末にロケでハワイ入りして、そのままお正月休みもハワイで過ごすつもりだったんだから!」(泉P子)

「...店が忙しい五月が、どうしてハワイに行けるのよ。」(スガコ)

「スガコ先生、これシャネルの新作です♪」(泉P子)

「ハワイの珠子が死んだことにしましょう。節子の時と同じように、五月と葉子が遺骸を引き取りにハワイへ行くっていうことにしましょう♪」(スガコ)

「熊谷真実です!よろしくお願いします!」(K谷真実)

「ホホホ、こちらこそよろしくね。いい演技をしてくれたら、大和田さんのところみたいに、妹さんの松田美由紀さんにも出演して頂いて、姉妹共演して頂くわね♪」(スガコ)

「或いは、甥の松田龍平クンにも登場して頂いていいわよ。姉妹甥の共演は話題になること必至ね♪」(フクコ)

「フクコ先生、制作費はどうするんですか...?」(たっちゃん)

「決まってるじゃないっ!現メンバーのリストラよっ、リストラっ!」(フクコ)

「やっぱり...(泣)」(たっちゃん)

「今日は加津の独壇場だったわ♪天才子役・宇野なおみ様の涙の演技、みんな感動したかしら?」(U野なおみ)

「アタシより出番が多いなんて、不愉快極まりないわねっ!」(泉P子)

「...こういうピン子さんのイジメを思い出しながら、涙を流す演技をしました。」(U野なおみ)

「で、アタシは来週も出るの?」(野川Y美子)

3月6日(木)
「ちょっと!今のは何?なんで勇は愛じゃなくて、城代の頬を叩いたの?アタシの台本と違うじゃないっ!」(スガコ)

「ああ、あれは角野さんのアドリブよ。いきなり叩かれた宮下クンは気の毒だったけど...。」(フクコ)

「ウッキ〜!アタシがアドリブ嫌いなの、分かってるでしょう!アンタも現場にいて、なぜ許したのよっ!」(スガコ)

「だって、宮下クンの棒読みセリフ聞いてたら、アタシだって叩きたくなるわよ。角野さんも同じ気持ちだったんじゃないかしら?」(フクコ)

「愛のテレビ局でのバイトのシーン、ちょっとヒド過ぎませんか?あんなに過酷じゃありませんよ。」(渡鬼スタッフ)

「ちょっと!そこのAD!メイク室空いてるか、見てきて頂戴っ!グズグズしてんじゃないわよっ!」(吉村R)

「また髪の毛が抜けたよ。仕方ない、くっつけるか。誰かっ!両面テープ持ってきてっ!」(角野T造)

「ちょっと!弁当、まだなのっ?腹が減って死にそうなのよっ!」(N島唱子)

「そこのスタッフ!安くしとくから、このシャネル買いなさいっ!」(泉P子)

「...スガコ先生、前言を撤回します(泣)。」(渡鬼スタッフ)

「久々に渡鬼に出演したよ。でも、パーマはダメって言われたのは参ったなぁ。せっかく月9ドラマでは好評のヘアスタイルだったのに。」(葛山S吾)

「...それは俺に対するイヤミか?」(角野T造)

「葛山さん、月9ドラマに出演されたのは結構だけど、これだけは覚えていて頂戴。そっちのドラマより渡鬼の方が、はるかに視聴率がいいってことをねっ!」(スガコ)

「視聴率が悪くたって、京唄子さんより松たか子さんと共演した方が、現場が楽しくていいや♪」(葛山S吾)

「ワタクシの髪飾り、まんざらでもないわね。ホホホ!」(野村A子)

「今週の台本『タキ、髪に花の髪飾りをして登場』ですって。これは役者に対する一種のイジメね。」(泉P子)

3月13日(木)
「ちょっと、スガコ!残り2回なのよ!愛に家出なんかさせて。他にも解決してない問題は山ほどあるんだから!」(フクコ)

「大丈夫よ、フクコ。愛の家出なんか、1分間のシーンで解決してみせるから。」(スガコ)

「良の家出はどうするの?ヒナの小学校問題は?葉子と政子の関係は?」(フクコ)

「大丈夫よ。ぜ〜んぶ残り2回で解決してみせるわよ。一年間の長丁場のドラマ、最終回でいかに諸問題を解決してみせるか。これがドラマ界の女王・橋田壽賀子の腕の見せどころなんだから!」(スガコ)

「フン!残り2回だと解決できないからって、最終回は2時間半スペシャルにしたクセに!」(泉P子)

「それは違うわ、ピン子。最終回を2時間半スペシャルにしても解決できないと思ったから、来春からパート7をスタートさせることにしたのよ。」(スガコ)

「いったい、いつまでダラダラ続くのかねぇ。」(赤木H恵)

3月20日(木)
「さあ、渡鬼も残すところ、後1回よ!片付けられる問題は全て片付けて頂戴!」(フクコ)

「まずは葉子関係ね。『政子、山口の家に帰る』『宗方、葉子と一緒に仕事』ハイっ!一丁あがりっ!」(スガコ)

「いいわね、その調子よっ!次に、望の音大受験ね。」(フクコ)

「『望、ピアノの先生から音大合格疑いナシと言われる』ハイッ!一丁あがりっ!」(スガコ)

「絶好調ねっ!スガコ!次は野田家ね!」(フクコ)

「このネタは最終回まで引っ張りたいわね。そうね、取りあえず『良、木の陰であかりと勇気を見守る』くらいにしとこうかしら?」(スガコ)

「スガコ、アンタもなかなかヤルわね♪次に光子!」(フクコ)

「『光子、ケータリング絶好調!』こんなんでいいわよね?」(スガコ)

「まぁ、いいんじゃない?今さら光子のネタで話を複雑にする必要もないし。」(フクコ)

「さぁ、来週はいよいよ2時間半の最終回スペシャルよっ!それが終わったら、アタシには『飛鳥』が待ってるわ!」(スガコ)

「ホホホ、最終回が終わったら、『飛鳥』でどこへでも行くがいいわっ!一年経ったら、また帰っておいでっ!」(フクコ)

「最終回は絶対高視聴率をマークしてやるわっ!『GOODLUCK!!』の井上由美子なんかに、高視聴率女脚本家の座を奪われてなるもんですかっ!」(スガコ)

「ぶっちゃけ、高視聴率女脚本家の座を奪われたら、アンタはタダのオシャベリなメガネ猿なんだから!頑張るのよっ!」(フクコ)

「ラジャ!」(スガコ)

「...2人とも思いっきり『GOODLUCK!!』に影響受けてるじゃないの。」(泉P子)

3月27日(木)
「ちょっと!スガコ!この期に及んで、なんで新しい登場人物を出すのよっ!利子の旦那なんていらないじゃないっ!」(フクコ)

「そうよねぇ。文子関係のエピソードを無理矢理膨らませたみたいで、余計だったわ。」(泉P子)

「『おかくら』での亨と利子の旦那のシーンをカットすれば、弥生の誕生パーティーのシーンができたかも知れないのに!」(長山A子)

「うるさいわねっ!アタシは、外国の俳優を登場させたかったのよっ!いつも『こしらえる』とか古い日本語使ってるってバカにされてるからね。最終回くらい、国際色豊かな渡鬼にしないとね!」(スガコ)

「えっ?アンタ、“佐藤B作”を外国の俳優だと思ってるの?ま、まさか、名前に“B”の字が入ってるから?」(フクコ)

「...ち、ちがうの?」(スガコ)

「ヒナ、あんな大粒の涙流して、名演技だったね♪」(植草K秀)

「フン!どうせ目薬でしょう!あんなガキに涙なんて流せる訳ないわよ!」(泉P子)

「きょうは、なみだをながすシーンがあったので、ピン子さんにシャネルをうりつけられたことをおもいだして、なきました。」(ヒナ)

「ア、アンタ、あんな小さな子にまで...。」(赤木H恵)

「人聞きの悪いこと言わないでよっ!あんなガキに売りつける訳ないでしょう!あのガキの母親に売りつけたのよっ!」(泉P子)

「スガコ先生、最後の最後に城代をヒーローにしてくれて、ありがとうございました!次シリーズも頑張りますっ!」(21世紀の裕次郎)

「ちょっと待ちなさいよっ!誰が次シリーズも城代を出すなんて、決めたのよっ!勝手に頑張られたって困るわよっ!」(スガコ)

「スガコ先生、最後の最後に聖子とのバトルという見せ場を与えてくれて、ありがとうございました!次シリーズも頑張りますっ!」(奥貫K)

「ちょっと待ちなさいよっ!誰が次シリーズも光子を出すなんて、決めたのよっ!勝手に頑張られたって困るわよっ!」(スガコ)

「城代も光子も、たとえ次シリーズに登場できても、どうなるか分からないわよ。また振りだしに戻って、城代は状況判断ができないボンクラ、光子はまた『幸楽』辞めて栄養士に転職して、画面から消えちゃうかも知れないし。」(泉P子)

「来年の4月、眞は東大に合格しているのかなぁ。僕は早稲田も上智も落ちちゃったから、せめてドラマの中だけでも、東大生気分を味わいたいよ。」(Eなりかずき)

「来年の4月、愛はどの企業に勤めているのかしら?できたら、ANAがいいな。そして、キムタクみたいなパイロットと恋愛するの♪」(吉村R)

「来年の4月からのシリーズは、眞が高校3年生、愛が大学4年生っていう設定にします。その方が、ドラマとして盛り上がるからね。」(スガコ)

「なんだよ!また、ドラマの中の年齢と実年齢の差が広がるのかよっ!」(Eなりかずき)

「えなり、黙れっ!...スガコ先生、是非そうしてください。実年齢よりドラマの中の年齢の方が若いだなんて、喜ばしいことですわ♪」(泉P子)

「やれやれ、またピン子のシワを強烈なライトで飛ばさなくちゃいけないよ...。」(スタッフ・照明さん)

「スガコ、今シリーズも役者のリストラが計画を大幅に下回ったわ。それどころか、新しい登場人物が出てきて、逆に増えてるわよ。どうするのよっ!」(フクコ)

「だって、役者が増えれば、盆暮の付け届けの数も増えるのよ。アタシは制作費より付け届けが命なのっ!」(スガコ)

「分かったわ。もうアンタに何を言ってもムダね。こうなったら、奥の手を使うわよ。次シリーズは、1人の俳優に2つの役を演じてもらうことにするわ。例えば、山田雅人に勉ちゃんとたっちゃんの2役を演じてもらうとか。そうすれば、登場人物は減らさずに、役者だけ半分に減らすことができるもの。」(フクコ)

「じゃあ、アタシはキミとハナを演じるわ。ひとつのドラマで鬼姑と仏姑を演じられるなんて、役者冥利につきるわ♪」(赤木H恵)

「僕は、勇と太郎を演じるよ。“ハゲ”つながりということで...。」(角野T造)

「僕は、長太と中村編集長を演じます。兄弟だから顔も似てるし、違和感ないでしょう?」(大和田B)

「黙らっしゃいっ!杉山とく子さんにキミとハナを、船越さんに勇と太郎を、大和田・兄に長太と中村編集長を演じてもらったっていいんだから!全ては付け届け。付け届けの多い方の役者に演じてもらうことにしますっ!」(スガコ)

「...スガコとフクコはアタシが演じます。スガコ、アンタは早く『飛鳥』に乗って、地球の果てまで行っておしまいっ!」(フクコ)

「最後に一言いいですか?...愛に殴られて、終わりかよっ!」(須藤K一)


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