Last \1000 ETCケチケチ旅写真  とっとり花回廊  

    ムーンライトフラワーガーデン
                                                             

                                                                鳥取県西伯郡南部町鶴田 11/6/12 


  夜のフラワーパーク

マイカーユーザーからは非常に魅力的だった、休日の1000円割引がいよいよ6月の19日で廃止されると決まった。こんな割引はもう今後
数年望めそうもない。名残惜しさにその最終週大阪〜米子、門司〜大阪の長距離を走破してきた。と、出だしの調子は良いが、実はこの
4月から年金生活の身分、旅の余裕資金はほとんどない。それ故、旅先でのグルメは元々縁はないが、宿泊費等を出来るだけ節約するケチ
ケチ旅行に努めた


■山陰へは米子道を通って入る。その最終出口のひとつ手前の溝口IC近くに「とっとり花回廊」というフラワーパークがある。出来て10年
以上になるらしいが、今回はじめての入園である。同園のパンフを見ていると、5月21日〜6月19日の土日限定で園内のライトアップ「ム
ーンライトフラワーガーデン」があるらしい。このところ、見慣れた昼間の景色と格段に違った夜景の魅力にはまっているので、それを目指
して、午後5時に入園した(もうひとつの理由は昼間の入場料1000円が、ムーンライト入場では700円と割安になる点が魅力だった)。

■ところで”ムーンライト・・・”と銘うった夜間照明は、照明デザイナーの石井幹子氏によるものだ。「月の光」をイメージしてデザインした景観
照明、らしいが、光が弱いせいかまたはその照明の場所に行かなかった?かで、良さが全く分からなかった。

■夏至の季節の為、暗くなって照明が引き立ってきたのがやっと午後8時前、それでその後すぐ9時に閉園、ロケハンなしの特攻撮影で、
分けが分からないまま終わってしまった。夜間の園内は、広い割りに通路等の照明が少なく光も弱い。回廊に居る時はともかく、園内敷地に
降りてみると今どこにいるのか、どこを歩いているのか暗い中で分からなかった。もっと他にいろいろ素敵なイルミネーションがあったのかも
知れない。出来ればもう一度じっくりと撮影してみたい夜景だ。

■この夜の宿は、米子駅前にある「ホテルビジネスインよなご」、素泊まり\2630、別途駐車料金\200、と安く助かる。向かいには「東横イン
米子駅前(\5480、\500)」他、全国展開のチェーンホテルがいくつかある。「HBよなご」はカプセルでなくデジタルTVも付いたシングル仕様。
ただトイレ、洗面、風呂は共用が、がまんのしどころ。風呂はどんなのか見ずに、温泉好きの私は、ホテルから約8kmにある皆生温泉の日帰り
温泉”お〜ゆランド(\350)”に入ってきた。ここは「お〜ゆホテル(\5575)」も併設の皆生温泉の元湯、と入りに来ていた泊り客に教えられた。

■ところで「HBよなご」は24Hチェックイン可の便利なところで、(今回の宿はすべて”楽天トラベル”(旧・旅の窓口)での予約だが)夜間のフロ
ント受付はネット書き込みでもよく紹介されている親切と評判のおじいさん。早朝のチェックアウトでホテル横の駐車場で荷造りしていたら、わざ
わざ外へ出てきて向こうから話しかけてきた。事業に失敗しての借金の返済がたいへん、「自己破産を申請したら?」の私の問いかけに、地元
の市会議員も経験した名士で、近所に知り合いが多くとてもそんな(不義理な)ことは出来ない、らしい。向かいの東横インやどこそこのホテルも
皆悪いことをして儲けている、とぼやく事ひとしきり。平凡なサラリーマンと比べ、いろいろな人生がありますね。

  とっとり花回廊公式HP    



■園内をこの子供の国の乗り物のよう
な”フラワートレイン”が運行されていた。
フォトジェニックな色・デザインに魅せら
れて、暗くなるまで追っかけてみた。

*すべての写真、クリックで拡大画像に


■6月中旬のこの時期(12日)、バラま
つりは6月5日で終了し、ゆりまつりが
6月11日から始まっていた。しかし園内
の花は概ね端境期にあった。
上図はヨーロッピアンガーデン。


■ゆりの花は、地植えのものはまだつぼみ
で見頃には早かった。上図は早咲きのゆり
のプランターを、入り口近くに集めて華やか
さを演出していたもの。バックの建物はフラ
ワードーム(温室)。




■この日、午後から雨が降り出し、入園
時の午後5時には傘が必要だった。しか
ししばらくして雨が上がり、夕焼けが出だ
した。上図は入り口正面に見える大山。


■天気の変わり目にはドラマチックな情
景が見られ事があるといわれているが、
この日の雨から夕焼けへの変化はそれ
を物語っているようだった。


■入口近くの広場の水溜り。園内の案内
板が映っている。




■格子状の花壇、そのループ上を走る
花トレイン、咲いている花の少ない中で
皮肉にもトレインの赤色が引き立って見
える。


■1週20分、300円で運行している。
定員は3両で20名位らしい。





■左図、正面通路、バックに大山と温室
が見える。橋の左右から地面にうっすら
映っているのが石井氏による照明らしい。

■上図、ヨーロピアンガーデンの噴水。


■上図、まさにあの美瑛の「哲学の木」を
模して作ったような光景、花壇はマリーゴ
ールド、この花はちょうど満開だった。

 



■園名にかぶせられた”回廊”。中央の
巨大な温室を囲むように、歩いて1周30
分の円弧の空中回廊が設えられている。
上図、人が通って人影が欲しかったが・・・。


■温室の建物へ1ヶ所だけ廊下がつなが
っている。


■温室の近くにある浅い池に映っている情景が目を引いた。池の右側の人物はタイマー撮影による自画像。

 



■温室への空中廊下。


■左図の廊下途中のトラストの骨組み
と観葉植物。バックはバラ園等の花壇。


■左図、巨大な温室、天井までかなりの
高さがある。人影と比べてほしい。熱帯
植物、各種のランが植栽・展示されている。

 



■”哲学の木”?付近を、暮れる前、
回廊から見た情景。


■暗くなってライトアップされた哲学の木付近を、回廊内通路から写したもの。


■木に向かって小道を付けているところなど、美瑛の情景を完全に模している。
 

以上

                                                                                                           
                                           
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