電子レンジで作る緑茶(2009.5)


 うちは三重県北勢地区の中でも「伊勢茶」の産地にあたる場所にあります。
 そう、伊勢茶はうちの近所で作られてるの。
 「宇治茶」と名があっても宇治を観光してて茶畑を見かける事が無いのと同じで、「伊勢茶」だからって伊勢神宮の周りに茶畑はありませんからね。
 
 今年のGWは特に遠出はしなかったので、近所をウロウロしていました。
 その中で、なかなか有意義だったのが「じばさん三重」(地場産業振興センター)で開催されていた新茶フェア♪
 生葉を使った「お茶揉み体験」というのを開催していました。
 ワタクシは行くのが遅くて実際に体験は出来なかったのですが、人が作ってる様子、ビデオ、プリントなどを見ながらいろいろ質問して、家で作る方法を教えてもらって来ました。

 では、息子達と一緒にさっそく作ってみましょー!
............................................


うちの敷地の端っこには野生化したお茶の木が何本か生えています。

すっかり野生化してるでしょ?
山や野原にこんな木があったらチャンス!(茶畑から盗ったらダメですよ)
わらび採りのついでに新芽を頂いちゃいましょう♪
 
この木の、新芽だけを摘み取ります。

 教えていただいた時は「一心三葉」と言われました。つまり、先端から3枚目の葉まで摘めばいい、と。
 ただ、その際に「新芽と2枚目まで摘んで、あとは茎が入らないように3枚目を摘むといいよ」と言われたんです。
 「茎にまで気を使うのは面倒だ…」と、二葉に留めておきました。ま、その方が良さそうだし♪
 なお、若芽ほど上質なものとなり、5月の新芽がよいとされているようです。

そして、摘んだのがこちら。

摘む時の注意点は、手を清潔にすること、摘んだ葉を持ち帰るまでに蒸らして傷めない様にすることなど。
袋に入れた場合は時々引っくり返しながら風に当てた方が良いのです。

家庭用のザルに軽く一杯。測ってみたら72gありました。
ワタクシが教えてもらった時の分量は50gなので、だいたい似たような分量です。

では、いよいよ本番です。

@

電子レンジのターンテーブルに広げます。
500〜600Wで約2分で蒸しあがります。
(ワタクシは2分30秒かけました)
A

2分30秒後がコチラ


B

レンジから取り出した蒸し葉を軽く揉みます。

茶葉をさばいて再び皿ごとレンジへ入れます。
C

電子レンジで1分加熱します。
長すぎるといきなり乾燥してしまい
良くないそうです。
D

また両手で揉みます。
この時はまだ、葉にコシがあるので
多少強く揉んでも構いません。

E

揉んだら、また皿に広げて1分加熱します。
F
1分→1分→
以降、むら乾きにならないよう気をつけながら
★「1分間レンジ→両手で揉む→さばく」 を茶葉が完全に乾くまでくり返します。
だいたい3〜4回です。
揉む時は葉を針のようにするつもりで擦るように揉むと良いと言われました。粉々にならないよう注意します。


★のくり返しが3回目になる頃には、かなり乾いて粉が増えて来ました。

 ★のくり返し3回目が終わった葉です。ほぼ乾いたので次は仕上げです。
G

仕上げに3分間加熱しました。
この時、まだ完全に乾いてなければ
もう一度1分半程度加熱します。


レンジから出すと完全に乾いていたので
これで出来上がりです。
●出来上がったお茶




●出来上がり量


↑これだけあったお茶の葉が

こんな量になりました。


レンジで出来る緑茶はいかがでしたか?

でも実は、ワタクシはこれ以前に作ったお茶があるのです。
それは、九州で育ったおばあちゃんに教えてもらったフライパンで作るお茶!
九州のお茶といえば嬉野の釜炒り茶ですが、それに近い作り方です。
写真は少ないけど、カヲルばあちゃん直伝のお茶はコチラ!→フライパンで作る釜炒り茶