MLT-3

MLT-3 符号化



 MLT-3 はビットの変化によって符号化するという点では NRZI と全く同じです。 異なる点は、MLT-3 では基底となる波形の状態が3つあるということです。マンチェスタ符号化や NRZI のように、 「0」と「1」変化だけでなく、MLT-3 は「-1」から「0」「+1」、「0」に戻る、また「-1」に戻るという変化が、 ランダムに繰り返されます。サイン曲線を考えると分かり易いでしょう。(サイン曲線がすぐに思い浮かぶ人はね、、、) MLT-3 を使用すると、4つまたはそれ以上のビットが一つの完全な波形で表現できます。「0」「+1」「0」「-1」です。

 この例では 16 進数の「0E」のデータを送信しています。まず、データは4ビットに分けられます。 ここでは「0」と「E」です。そして、それぞれの4ビットにあてはまる 16 進数のコードをテーブルの中から探します。 「0」のコードは「11110」で、「E」のコードは「11100」です。 最後にコードが MLT-3 符号化によって送信されます。

 4ビット単位(ニブルと呼ぶ)を5ビットコードで表す理由は元のページにあります。