fromはれくもBBS
晴れて気象予報士になった人へ


気象予報士に合格しても、それは気象予想の「免許」をもらっただけ。
世の中には、たくさんのペーパー予報士が溢れています。
資格を「取った者勝ち」にせず、さらに技術を磨いてこそ、
就職の際に引っ張りだことなる気象予報士になれるのかもしれません。

Question
気象予報士さん方にお聞きしたいのです。
資格を取られてから、
どの様にその知識を活かされているのでしょうか?。

気象の仕事をされている方なら、
その知識を職場で活かす事も出来るのでしょうが、
仕事とは関係なしに取られた方は、どうされているのでしょう?。

個人で予報するにも、
インターネットでの情報収集には限りが有るようですし、
本格的にするのであれば、
有料の情報を取り寄せることになりますよね。

また、資格を取ったものの、何もしなければ、
せっかくの知識が薄れてしまうのでは?と思うのです。
せっかく取得した知識をどのように維持しておられるのか
疑問になったので、質問してみました。
愚問で申し訳ありません、よろしくお願いします。

Answer(1)
気象予報士ですが、
これは「資格」であり「職業」ではないので、
技量維持というのは、
「試験」の技量維持という意味でしょうか?

資格を取られた方の動機も、「資格取得」を目標にした方から
仕事柄必要な方まで様々でしょうから、
その「技量維持」と言ってもいろんな方法があると思います。

僕は、昨年資格を取得し予報に従事していますが、
試験のテクニカルな部分は忘れていると思います。
要は「試験レベル」の技量維持はしていません。
ただし、「実務レベル」については
現在、日々の業務で技量を上げていると思いますが。

剣道の世界でよく「守・破・離」という言葉を聞くと思います。
予報に従事する方にもこれが当てはまると思うのです。
「守」は原理原則を守る、
即ち、まずは予報士試験的な見方で予報をしてみる。
「破」は、その原理原則を打ち破る。つまり局地予報では
JMHでは出てこないような小さな擾乱を見逃さず、
試験的な演繹的発想を疑ってみる。
「離」は一人前の予報官として、独自の予報「観」を持ち
総合的、大局的に判断するレベルになり、クライアントに対し
細かいフォローアップもできるようになる、
いわば「参謀」の鏡のような存在になる。

僕自身は大学を卒業し4年、実務はまだ3年目に入ったばかりで、
まだまだ「離」の入り口ですが、予報業務に従事している人は、
このような形で、「維持」ではなくその先へ進んでいると思います。

予報に従事されていない方も、
「気象」に対して何らかの興味がある方が多いでしょうから、
何らかの形で、「維持」ないしは
「ステップアップ」されていると思いますよ。



Answer(2)
私の場合、気象業務の仕事には就いておりませんが、
気象予報士会の関西支部が開催する
勉強会やボランティアに参加しています。
テーマに「MSMと降水6時間予測」が挙がるなど、
アマチュアでも内容十分です。

気象予報士会に所属されているのなら、
お近くの支部の活動に参加してみてはいかがでしょうか。