2003年5月25日のひとりごと(15号)
心から尊敬します
5/24。今年も、りょうまの養護学校で運動会が行われた。
りょうまの姿、その他の子供たちの姿。毎年感動する。すばらしい運動会だと思う。
でも、私が感動するのは、養護学校の先生方の一生懸命な姿、ボランティアの方々の一生懸命な姿はそれに勝るとも劣らない。
仕事とはいえ、誰にでもできることではないと思う。
その姿はまさに聖職者そのものであると感じずにはいられない。
私は、りょうまが生まれるまでは恥ずかしいことに、障害者福祉のことなど頭の片隅にもなかった。
でも、りょうまが生まれてはじめて、障害にかかわる様々な人々と出会い、そのまじめで一生懸命な姿を知り、自分が恥ずかしくなった。
親兄弟は直接関係あるから、当たり前と言えば当たり前。でも、先生方は福祉に進路をとり、こうやって仕事をしているのだ。
これは凄い事だと思う。
今、私がもう一度学生時代に戻り進路を考えるとすれば、間違いなく障害者福祉に係わる仕事を選ぶだろう。
先生方、そしてボランティアの方々本当に心から尊敬いたします。
人を支える心
先週、私の会社の上司から聞いた話を紹介します。
金曜日夜、大阪での出張が終わり、新幹線の最終電車に乗り込んだ上司は新大阪を出発、名古屋も過ぎうとうとしたそうです。
スーツの上着を窓際のフックに掛け、うとうとしたその時間わずか20分。
新横浜に着き、しばらくするとそのスーツの内ポケットにあるはずの、財布が無い事に気付いたそうです。
財布の中には、現金のほかにカード、免許証が入っており、警察に連絡したが、時既に遅く、犯人は東京でカードを280万円引きおろしたあと。
あまりにも大金の犯行に、愕然として帰った上司。
そこで待ち受けていた奥さんはこう言ったそうです。
「刺されなくて良かったじゃない!」
上司はその言葉を聴いて救われたそうです。
この言葉はなかなか言える言葉じゃないと、私は思います。280万円という大金。愚痴の一つも出るでしょうに・・・。
この奥さんが、上司を支えているんだなと、つくづく感じることができるエピソードでした。
やはり、人を支えるのは人の心なのですね。