2003年10月13日のひとりごと(20号)

 

cat02.gif (664 バイト) 泣いている少年

 

このところ早朝にジョギングをしている。

先日、ジョギングの帰り、交番の前で泣いている1人の少年を見た。年のころはりょうまくらいか?

「どうしたの?」と尋ねたところ、泣きながら「おなかが痛いよ〜!」の返事。

どうやらこの少年、交番でトイレを借りようとしたらしい。

しかし、交番には”巡回中”の札が・・・。奥の扉には鍵がかかりトイレにも入れない。

近くにはコンビニや公園などトイレが全くない場所だ。

近所の人にトイレを貸してあげるように頼んだが、何を考えているのか他のどこかでやれば的な発言。(なんという大人だ!)

少年も限界にきていた。県道をはさんだ向こうにわずかな茂みがある、そこしかない!

「ぼく、あそこの茂みでやっておいで!」そういって県道を渡らせた。心配で少年の動向を見ていると、渡ってすぐの茂みの前でパンツを下ろそうとしている。

【おい、おい、そこじゃない!おしりが丸見えだぞ!】そう思い、速攻で県道を渡り、「こっち!こっち!」と誘導してあげた。

少年が用を足すまで、県道の前で待ってあげた。

終わって、戻ってきた少年が「ありがとうございました!」と、一言。

「大丈夫か?これから困った時は大人に言うんだよ。」そう言ってその場を離れた。

 

りょうまと少年。年のころは同じくらい。りょうまが、同じ思いをしていたら、大人は助けてくれるのかな?きっと、くれるよね・・・・・。

 

 

cat07.gif (655 バイト) ピリオード

 

土曜日、実業団のレースに久しぶりに出た。

いつもなら、楽しくて仕方ないはずなのに。ぜんぜん楽しくない。ヤル気も起こらない。

海の上でもりょうまのことばかり、考えていた。

学生時代より20年近く続けてきたこのスポーツ。自分にとっては青春そのものであった。

しかし、自分にとって今、何が大切なのか。海の上でセイリングしながら、風やうねりに乗りながら考え、そして一つの答えが出た。

このレースを最後に、とりあえずこのスポーツに一度ピリオードを打つこととした。

また、セイリングできる時間と復活する気持ちが起きた時、ピリオードを外しに来たいと思う。

またいつか、戻って来られる日を楽しみにしています。