2004年2月21日のひとりごと(26号)

 

cat07.gif (655 バイト) 世界からのメッセージ

 

久しぶりのひとりごとの更新。ちょっとサボりすぎと違う?なんていう声が聞こえそうです。m(*- -*)mス・スミマセーン

決してそういう訳ではないのですが、このところやけに忙しく、言いたい事は山ほどあるのに更新できずの状況なのであります。

その上、皆さんから頂くメールの数もとても多く、なかなかお返事できないジレンマにも陥っている今日この頃。

本当に皆さんから頂くメールは、元気が出てきます。この場であらためて『ありがとう』と言いたいです。

そんなわけで、皆さんから頂くパワーを私が独り占めしておくのは、あまりにも勿体無いということで、ご存知の通り昨年8月より『〜便りは風に乗って〜』を立ち上げました。

本来であれば頂いた方全員の御紹介をしたいところですが、余りにも多すぎるため私の独断で御紹介させていただくメールを選ばせていただいております。

 

そんなメールには、日本のみならず海外からのメッセージを頂くこともあります。

イギリスのMakikoさんは、当HPのリンク集のにもある“時代を間違えた恐竜くん”のリオン君のお母さん。

アメリカのTさんは、2歳の自閉症児がいます。同国のの民間団体「CAN(Cure Autism Now)」についてメッセージを頂きました。

メキシコの“サボテンさん”からは、私と同じ父子家庭の障害のある息子さんをお持ちのお父さんからのメールが届きました。

 

他にも頂いておりますが、今回はメキシコのから頂いたお父さんのメッセージをご紹介いたします。

 

2003/10/17

私はメキシコに住んでいます。もうこちらで20年以上になるのですが、現在はメキシコ人の妻と離婚して、父子家庭です。外国で助けてくれる身内もいなく、会社と9歳の「注意欠陥多動障害」+「チック障害」の男児の世話で疲れきっているときにこのぺージに出会いました。
将来を悲観して暗い考えばかりが浮かんでくるのですが、もう少し耐えてみます。ありがとうございました。

私はこのメールを頂いた時、本当に心の底から自分ひとりで抱え込まないでほしいと思いました。それは海外という状況的に困難であっても、何とかしないと、きっとつぶれてしまうと思ったからです。そして、その様なメールを返信しました。

そして、4ヶ月ぶりにメールが来ました。

 

2004/2/13

りょうまのお父さん。
覚えていますか、以前メキシコから便りした者です。あれから私もいろいろありました。「注意欠陥多動障害」と「チック」の9歳男児と申しましたが、実は「高機能自閉症」でもある「アスペルガー症候群」と分りました。「高機能」と言っても確実に「自閉症」の問題点を重く抱えています。
「アスペルガー症候群」と分ってからは、本当に悩みました。自分自身が精神的に崩壊する寸前まで、いや一時的に壊れてしまったところまで行きました。何を考えていたかは、言わなくても御理解頂けると思います。どんなに尽くしても、心が通じないようなのです。自分の世界に生きているのでしょうね。でも、それは強烈な個性だと理解しました。
いずれにしても、「アスペルガー症候群」の二次的側面として「注意欠陥障害」を持っているのは事実なので、同じような問題児を持つメキシコ人の親達とサポート・グループを作ることにしました。私同様に困っている人達を元気付けるために努力します。

これを読んだ時、本当に心から嬉しかったです。明らかに一通目のメールより苦しみながらも大きく力強くなった姿。本当にここまでなるためには、いろいろあった事でしょう。

海外で身内も無く、障害を持つ子供との父子家庭。そのきつさは、想像以上だと思います。でも、メキシコ人の親達とサポート・グループを作るところまで行くとは・・・。本当に脱帽ものです。

 

サボテンさん、心中を察するとなかなか言葉が出ませんが、地球の裏側で応援していますョ。