元気日記(第213号(2):ごめんねりょうま)7/31(日)深夜更新

 

どうしようもないパパを、許してねりょうま。またやっちゃったね。。

今日は誕生日というのに。。。

パパは自分のことなら、いくらでも我慢できるんだ。

でも、りょうま。お前のことだけは、絶対に譲れないことがあるんだ。

 

そう、今日りょうまと出かけたね。

バスに乗ったり、電車に乗ったり。楽しそうにしていた君の顔をパパも嬉しく見つめていた。

でも、時々頬へ自傷してしまうので、パパはいつものスタイルで、りょうまの肩の上から両手をまわす様にして、右腕を右手で、左腕を左手で押さえていたね。

電車の中で声だしもあったけれど、とても静かに乗っていた。パパも嬉しかったよ。

横浜駅を過ぎて、ちょっと空いた車内で、パパたちの前の席に両足をどかっと投げ出して、ハの字に広げた人が座ったね。

パパは気にもしていなかったんだ。りょうまがとても静かに嬉しそうに乗っていたから。

でも、その人は何かを言い始めたんだ。

最初は、気にしていなかったけれど、段々声が大きくなって、僕らに向けて何かを言っていることに気付いたんだ。

 

「ガキなんて、甘やかしてるんじゃねえよ。」

 

ふと見ると、どうやらパパとりょうまに言っているようだ。

パパは、知らん顔してたよ。

だって、そう見えたってしょうがないもんね。世間から見れば、りょうまも小学校高学年。

りょうまが静かにしていれば、全く障害など分からないから、両腕を肩からまわしている姿は、もしかするとそう見えるのかもしれない。

でも、その言葉は徐々にエスカレートして行ったんだ。

だからパパは、知らん顔をやめたよ。

その人を見ると、筋骨隆々の世間でいう怖そうな人。

でも、パパは例えそれがどんな相手でも、ちっとも怖くは無いんだ。だから、その言葉をやめさせるために、ジッと睨みつけたよ。

きっと、りょうまの顔を見ている穏やかなパパの表情と、180度変わっていたんじゃないかな。

さすがにその人は、パパの凝視に耐えられなくなったのか、こちらに目線を合わせなくなった。

りょうまも少し声だしが出始めたね。

その席に居辛くなったのか、目線を合わせないでそして、ある一言を言って立ち去った。

 

「そんなガキなんて、捨てちまえばいいんだ。」

 

そして、一輌向こうの空いている席に、また、どかっと足を投げ出し座った。

パパは、最後の言葉が許せなかった。何を言われても良い。

でも、人には許せない言葉もある。

やっぱりこれは黙っていることはできないのだ。

ちょうど、みなとみらい駅に着いた。

りょうまと一緒にその人の所に行って、先ほどの言葉の件を一言、言いたかった。

父の言葉に対し、相手は

「じゃかましいや。」

と始まる。

パパは、このことで殴られるのなら、別に殴られても良いと思った。でも、たとえ殴られても絶対に自分は手を出さない自信もあった。

ところがパパの勢いに圧倒されたのか、その人は捨てぜりふで立ち去った。

みなとみらい駅のホームでは、多くの人がその姿を見ていた。

もしかしたら、経緯を知らない人は、何事かと思ったかもしれない。

みなとみらい駅で、ご迷惑をおかけした方々申し訳ございませんでした。

 

ごめんねりょうま。

先日ブログの中に、書いたばかりなのにね。

やっぱりパパは、自分のことならいくら我慢できても、りょうま、お前のことだけは、絶対に譲れないよ。

でも、パパが君を守らなくて誰が守ってあげられるのか、とも思う。

冷静に考えても、今回は我慢しなくて良かったとも思っているんだ。

こういうことは、旧ひとりごと(32号)以来のことだけど、パパは後悔してないよ。

 

11歳の誕生日の日に、ごめんね。りょうま。

こんなパパだけれど、これからもよろしく。。。

 

 

 

※今回の件、ブログで書こうと思いましたが、ブログだととても軽い話になりそうなので、臨時増刊の形にしました。