元気日記(第251号:りょうまの俺ルール)4/30(日)翌早朝更新

 

今年もゴールデンウィーク(GW)に突入しました。

皆さんはGWをどのようにお過ごしですか?

暦どおりの方。逆にお休み無しで働かれる方。9連休の方。・・・・様々な方がおられると思います。

我が家のGWはいつもとな〜んにも変わりません。週末のお出かけスタイルはそのまま。

むしろ、渋滞に悩まされてしまうことから考えると、それらを避けるため、お出かけスポットも限定されてしまう点。

また、春からせっかく慣れてきた生活パターンも、1ヵ月後のこのGWで1回崩されてしまう点。

そういう点からは考えるとあまり有り難くない存在でもあります。

とはいえ、気候も良くなる時期であり、やはりちょっとは違うところにりょうまを連れてゆきたい、と思うのがGWでもあります。

 

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そんな訳で今年も行って来ました。こいのぼりを見に。

そうです、GWになると必ず毎年行くスポットは、1000匹以上のこいのぼりが泳ぐ相模川中流の高田橋付近。

(このスポットを知りたい方は、お出かけレポートNO.15高田橋付近河原をご覧ください)

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今年も来てしまいました。こいのぼり。

ここに来ると、その年毎のこいのぼりの下でのりょうまの姿が、映像として蘇ってきます。

そして、毎年変わらないこいのぼりと年毎に大きくなるりょうまを見て、普段感じないりょうまの成長ぶりを実感するのです。

今年もそれを実感できました。

こいのぼりは毎年変わらないけれど、りょうまは着実に成長しているんだなぁ〜。

でも、その時々のこだわりも思い出します。水へのこだわりの時期、多動の時期、草むしりをやたら行なっていた時期・・・・。

今年のこだわりは、手をクルクルシャツの中に入れ、その状態でシャツを噛んでしまう姿かなぁ〜。

来年は来年で、違うこだわりに変わっているのだろうな・・・。

そんなことを考えながら、こいのぼりの中のりょうまを見つめる父なのであります。

 

こいのぼりスポットは結構な人がいます。

りょうまは、そのせいなのか、途中からパニック気味のかんしゃくを起こしてしまいました。

多くの視線を感じる中、父は彼の中のその波を落ち着かせるように、りょうまに声をかけながらゆっくり歩きます。

幼児の頃、多くの人の中でパニックになると、周りの目ばかり気にして、早くその場から立ち去ろうとする自分がいたのを思い出しました。

そんな時期もあったんだよな・・・。

今では(当然の如く?)、りょうまがパニックになった時でも、多くの視線を感じようと、全く気にならない自分がいるのです。

周りの視線より、りょうまを落ち着かせること。

大丈夫だよ、りょうま。何にも心配いらないよ。ゆっくり歩こうね。

成長しているのは、りょうまだけでなく、父の私も同じなのかな。

親として私も年輪が出てきたかな?(笑)

 

 

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そしてGWなるとどうしてもそよ風親子が向かってしまうのが、海。

今年も、また来てしまいました、湘南海岸。

この時期の海はまだちょっと肌寒く、でも汐風が気持ち良く、人も夏のように多くないので最高です。

りょうまも、海はだ〜い好き。

下の写真のりょうまの表情、よくご覧頂けるとニッコニコなのがお分かりになると思います。

大きな砂浜と広い海。何でこんなに落ち着くのでしょう。

りょうまも声を出して笑っていました。そうだよな、りょうまも気持ちいいよな。パパだって気持ちいいもん。

りょうまと波打ち際で1時間ほど遊んで過ごしたのです。

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海を前に、嬉しそうなニコニコ笑顔のりょうまなのです。

 

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「本は父に語りかける」でも、ご紹介させていただきましたが、ニキ・リンコさんの「俺ルール!自閉は急に止まれない」という本を先週読みました。

この本、本当に読む価値がありそうです。

山形県のRさんからのご紹介で、是非読んでみてくださいとのことで、読んでみたのですが、自閉症の人がどのように感じているのか、笑いも交えながら分かりやすく書かれています。

自閉症児・者にかかわる人、親も含め先生やボランティアの方など読んでもらうと、大きく接し方が変わるのではないかと思います。

私は購入しましたが、ちょっと高いので、図書館や古本等利用されても良いのかな?いずれにしても読む価値ありの1冊です。

 

自閉症の人が作ってしまう、「俺ルール」。

りょうまの中でも「俺ルール」がしっかり存在しています。

りょうまと海から帰り、そのまま家に着いたところ、(僕は、何が何でも車から降りないぞ!)のカチンコチンのイワイワ星人に変身。

何で、りょうま降りないの?

ん?もしかしたら・・・。あることに気付いた父。すぐにまた車を走らせました。

そして、いつもりょうまと帰宅前に寄る、川の土手っ縁で車を止め、りょうまの表情を見ました。

すると先ほどの表情が一変。穏やかになっています。

(そう、パパ、僕はここに来たかったんだよ!これが僕の俺ルールなんだよ。)

その表情を見て、りょうまがそんなふうに言っている気がしました。

5分ほどそこで気持ちを落ち着かせ、家に帰ると今度はスンナリ。

笑顔で車をを降りたりょうまなのでした。(ちょっとしたことなんですね。)

 

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もう既に、当ホームページでもお知らせ済みですが、

自閉症の青年を主人公にした「ぼくはうみがみたくなりました」の映画制作に向け、東京・町田の「フリースペースつくしんぼ」を運営されている山下久仁明さんが、動き始めました。

「そよ風の手紙」では、微力ではありますがこの制作に向け、全力で応援しようと考えています。

TOPページの下にある

映画「ぼくはうみがみたくなりました」制作に、みなさんの力を是非貸してください!をクリックしていただけると嬉しいです。

この映画は、皆さんの力無しには、成り立ちません。是非皆さんのお力をお借りしたいです。

宜しくお願いいたします。

そして、この動きが全国に広がると嬉しいです。(きっとこれからなって行くと思います)

 

既に数名の方が、この「そよ風の手紙」をご覧頂いた中から、ご協力を頂いているようで、大変嬉しく思います。

間接的ではありますが、この場をお借りし、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

皆で成功させましょうね!

 

 

 次回更新は、5/7(日)深夜の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

 

 

                               

 

※きり番さんの贈り物(24万番さん)をUPさせていただきました。さて、今回はどのような方がゲットされたのでしょう。

 皆さん是非、そちらもご覧くださいね。