元気日記(第300号:吹き始めた「新しい風」)4/8(日)25:00更新
4月5日。快晴の入学式。
D養護学校では、小学部の入学式と中学部の入学式が同時に行なわれました。
先生方に連れられて入場してくる、小さなかわいらしい天使たち。
そう、彼らは、ちびっこ新小学部1年生たちです。
寝転んで立ち上がらなかったり、多動で逃げ出してしまったり、泣いてしまったり、などなど、本当ににぎやかです。
その子たちの姿を見て、りょうまの6年前を思い出してしまいました。
こんなに小さい時期がりょうまもあったんだよな。。
行動も同じように、じっとなんてしていなかったよな・・・。
そんなことを思いながら、可愛らしい彼らを微笑ましく見ています。
新小学部1年生の子どもの親御さんたちの中には、不安そうな表情もチラホラ。
でも、大丈夫ですよ。
目の前にいる新中学生たちの姿を見てください。
皆さんの目の前には、6年後のお子さんたちの姿があります。
6年後の比較的落ち着いた姿の、新中学生たち。
皆さんのお子さんたちも、ずーっとそのままではありませんよ。
入学式は進み、新入生紹介の時間となりました。
初めに小学部、続いて中学部の順番で、生徒一人一人の名前が呼び上げられます。
さすが、新中学生。しっかりと立ち上がり「ハイッ!」っと、返事もできる人もいます。
そして、いよいよりょうまの番です。(立ち上がれるかな・・・?)
「*** りょうまさん!」
と呼ばれたりょうま。
先生に促されて、しっかりと椅子から立ち上がりました。
そして、なんと、ニコニコしながらヤツは間違いなく手を上げたのでした。
(スゴイぞ、りょうま!さすがに「ハイ」とは言わなかったけれど、これだけでももう充分です。)
父はこの姿を見て、中学生になったりょうまを実感したのでした。
「***りょうまさん!」と呼ばれて、しっかりと椅子から立ち上がり、手を上げたりょうま。
6年前には、こんな姿を想像さえできませんでした。感動です!!
入学式後の会場で一枚☆・・・お〜い、こら〜!!靴下の糸抜きをするな〜!
こだわりはそのままかよ!!(さま〜ず三村風ツッコミで)(−−メ)
中学部の新しいクラス。
なんと小学部5・6年生の時に担任としてお世話になったK先生が、小学部から持ち上がりでりょうまのクラス担任に配属となりました。
本当にラッキーなりょうま。
いつも感じるのですが、りょうまは、何て人とのつながりで、恵まれているのでしょう?有りがたいことです。
K先生をはじめ、新しい担任の先生方、どうぞ宜しくお願いいたします。
クラスごとに別れた教室で、父を見て
「おとーさん!」「おと−さん!」と何度も(10回以上)父を見上げ連呼したりょうま。
「パパ〜!」は聞いたことがあるが、目の前で「おとーさん!」というのは実は初めて聞いたぞ、りょうま。
なんだか嬉しいぞ!
でもちょっと「おとーしゃん!」て聞こえるのは気のせい?
そんな感じで、入学式も無事終わり、ついにこの日、中学生になったりょうまなのです。
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ついにこの「元気日記」も、記念すべき300号を迎えることができました。
元気日記の創刊号を書いたのが、2001年7月8日。
小学部1年生の夏に書き始めたのが、約6年前になります。
当時このコーナーは『そよ風の手紙』のメインコーナーとして、HP立ち上げ直後に始まりました。
元気日記は当HPには欠かせない、“幹”とも言えるコーナーなのです。
毎週日曜深夜に、書き続けたこの日記。
時に、居眠りして気がつくと朝方になったり、りょうまが夜中まで眠らずにそれからの更新の日もよくありました。
りょうま自身の生活環境にも、様々な変化があったことは、皆さんご存知の通り。
その都度、りょうまの姿や、その時の私(父)の気持を綴ってまいりました。
そんなこんなしながらも、書き続けているうちに、約6年の月日が流れたのですね。早いものです。
こうして、300号まで続けられたのも、いつもアクセスいただいている皆さんのお陰です。
沢山の皆さんから“元気になった”等のメールを頂きますが、実は元気を頂いているのは、私の方なのです。
そんな皆さんに、感謝の心を込めて一言。
「いつも大きな力を頂き、ありがとうございます。」
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今回はそんな皆さんへ、私(父)からお知らせしたい報告があります。
このことは、増刊号として、別ページにUP致しました。
宜しければ、下記のタイトル部をクリックしていただければ、幸いです。
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次回更新は、4/15(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。