元気日記(第507号:普通の“有難み”を感じて)3/20(日)翌早朝更新
3/11の東日本大震災から10日という時間が経ちました。
今でも、多くの方々の安否がつかめず、何万人もの被災者の方々が避難所生活をされています。
被災地に居られる方々のことを思うだけで、居ても立ってもいられない気持ちになります。
この10日間、自分なりに色々なことを考えました。
と言うより、あまりにも大きすぎるこの自然災害に、そしてその後の人災に、考えざるを得ない状況にいたという方が正しいかもしれません。
先週の日記にも書きましたが、「今自分にできることは何だろう」と毎日のように考えました。
自分自身は家庭の状況も含め、ボランティア等で直接的な支援は現実的にできません。
では、間接的にできることって何なのか。
それは、被災地への募金はもちろんなのですが、
まずは身近な部分で、計画停電の時間外でも節電に努めること。
マスコミの不安を煽るような報道に惑わされず、不要な食糧日用品等を買い溜めしないこと。
逆にその分、被災地の商品を買うこと。(※ライター・今一生氏のブログ⇒http://buy-for-tohoku.blogspot.com/)
そして、(節度のある行動の範囲で)通常の生活にもどり、笑顔を取り戻すこと。
今できることは、そんなことのような気がします。
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【震災の日の週末】
職場からようやく、一時抜けることができたのは、震災翌日の朝。
まだまだ予断は許さないものの、ひとまず昨日よりは落ち着きを取り戻したため、一旦帰宅することにしました。
前日から連絡が取れていない、りょうま、そして、じい・ばあ。
まだ翌朝も電話はつながらない状態で、大変不安でした。
(施設Bへ)
早速向かったのは、りょうまのいる施設B。
作業着のまま車で到着。いつもの土曜日とは違い、たくさんの施設関係者の方々がたくさんいらっしゃいました。
私は、場合によっては、この場にとどまり、ボランティアとして力になろうと考えていました。
しかしながら、そのお話をすると、
通常通り職員さんがいること、子供たちは落ち着いていること、施設の建物に被害が無いこと、を伝えられた上で、
大丈夫であるとの返答。
震災の時間は、りょうまは既に学校から帰り、施設にいたようで、グランドに避難したそうです。
施設自体は夜には停電になったものの、りょうまは早く寝て、元気だった様子。
そんなことから、りょうまと中途半端に合わず、そのままじい・ばあの安否を確認のため自宅に向かいました。
(自宅へ)
自宅に帰ると、じい・ばあは、元気でおりました。(ホッ)
夜はやはり停電だったようですが、地震直後に近所の姉がすぐに駆けつけてくれたようで、心強かったです。
今考えると、そのあとの自分の記憶が飛んでいることに、今気付きます。
何をどうして、どのように行動したのか。でも、各所に連絡を取っている形跡はあるのです。
緊張の糸が切れたのかもしれません。
(3/13)
翌日、それぞれの仕事を引き継ぎ、りょうまを迎えに行きます。
施設からのお話では、震災翌日、「おと〜しゃ〜ん」と泣いていたそうです。
ちゃんと分かっているんだね。。。(涙)
りょうまなりに不安だったんだね・・・
この日、りょうまの散髪にも行きました。
到着後の最初に、いつもに無い顔への自傷等が始まりました。(やはり地震のストレスがあったんだね・・・)
すぐにホールドして、しばらく落ち着かせると、その後はいつものりょうまに。
そして、散髪後は、マスターに「ありがとう」と言うことができました。(感動)
震災後、忘れていた笑い。初めての癒しの場面でした。
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【今週末】
震災から、1週間後の今週末。
りょうまは、石けんをかじりました。(すぐに吐かせましたけれど・・・)本当に焦りました。
知らず知らずのうちに、ストレスがたまってるんだな・・・。
よし、決断。あの場所に行こう!
春は近づいています!
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暖かいご飯を食べることができる“有難み”。
布団に寝ることができる“有難み”。
普通にこうして生活ができることの“有難み”を日々かみしめています。
被災地の皆さん、離れていても、一人ではありません、日本中つながっています。
震災直後のこと、そして感じたこと、今回は別に書いてみました。 りょうまの元気日記とは違う、厳しい内容ですので・・・ご覧になりたい方だけ、お訪ねくださいね。 こちらです(クリック) ⇒ 「震災の日を振り返り、そして思う。」 |
次回更新は、3/27(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。