山海道新聞

■ｲﾁｺﾞ畑より火打形に移動ｺﾝｸﾘｰﾄ三昧のSKT■午後､BOWLに入っているのは塩谷氏と社､そして今回初めて会った宮崎(優)という青年です■この彼の滑り､最初ぎこちないものの､ﾎﾞﾄﾑからﾘｯﾌﾟまでｱｰﾙを掴んだ滑りは相当なﾚﾍﾞﾙと見てとれました■ﾉｰﾊﾟｯﾄﾞでﾎﾞｰﾄﾞｽﾗｲﾄﾞを入れたｲﾝﾀｰﾌｪｰｷｰから繰り出すﾄﾘｯｸやB/Sのﾃﾞｨｻﾞｽﾀｰ等､彼の滑りを見ながら内心引っ掛けるなﾖと思いつつも､確実にﾒｲｸしてきます■塩谷氏に名前を聞くと"宮崎優"だと教えてくれました■そう言えば当方がSKTを再び始めた頃に彼の名前を聞いた事があるのを思い出しました■宮崎氏に話しかけて驚いたのは､住んでいる場所です■極めてﾛｰｶﾙな話題ですが､尼(兵庫県尼崎市)の稲葉荘■稲葉荘と言う町は1丁目～4丁目迄あり1丁目に住んでいるとの事■そこ1丁目に社も長年在住していました■約27年前にSKTに跨った最初の地でもあります■今思えば､02年にDogTown & Z-Boysのﾄﾞｷｭﾒﾝﾀﾘｰ映画の様に日本の各地にも心の"DOGTOWN"が有り■今も生まれ続けていいるだろうなぁと思ったりします■私達的ﾄﾞｯｸﾞﾀｳﾝで育ったｽｹｰﾀｰではTERUSURF･ﾂﾄﾑ･ﾀﾀﾞｵを筆頭に名前も思い出せない程います■その後の経緯は長くなるので､尼と武庫川を挟んだ西宮市のｽｹｰﾀｰが交流を深める中どちらかと言えば独自のｽﾀｲﾙでSKTを楽しんでいくのでした■地域的なDNAを持った宮崎氏は後半になり塩谷氏にﾆｰを借りﾊﾝｸﾞｱｯﾌﾟ覚悟でB/Sｴｱｰを合わせにかかります■久し振りと短いﾊﾞｰﾁで体勢を絶妙にｺﾝﾄﾛｰﾙしﾒｲｸ､2発目は更に高さを増し3発目はF/Sへと繋ぎにかかります■SKTへの関わりは人それぞれ､お互いSKTの良き理解者でありSKTを楽しんでいきたいものです。(社)

	－skate clinic(基本)
	① 心身共にｳｫｰﾑｱｯﾌﾟし滑りましょう
	② 柔軟性の維持も大切なPointです
	③ 気温等の環境の変化に留意する
	④ ﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝの低い時は特に慎重に
	⑤ 滑走後のｸｰﾙﾀﾞｳﾝ･ｹｱも忘れずに
	⑥ 自己責任のもとで楽しみましょう
	⑦ ｱｰﾙの淵に素人を立たせない事
	－skate clinic(001)
■	ﾊﾞｰﾃｨｶﾙ･ｽｹｰﾄを安全に楽しむにはﾀﾞﾒｰｼﾞを小さくする受身も必要です
□	｢ﾆｰｽﾗｲﾄﾞ｣と言う方法があって、装着した膝ﾊﾟｯﾄﾞを用い､正座する様な姿勢で滑降りる形をｲﾒｰｼﾞしてください
□	ｱｰﾙに沿って､正しいﾆｰｽﾗｲﾄﾞができない場合は逆に危険をともないます
□	ｱｰﾙから離れ過ぎてﾆｰｽﾗｲﾄﾞを行うと､ｽﾗｲﾄﾞによる衝撃吸収ができずにﾎﾞﾄﾑに膝蹴りを入れる事になります
□	これを俗に｢ﾆｰｱﾀｯｸ｣と呼び、判断の遅れやｱｰﾙの小さなﾊﾞｰﾁにおいて発生しやすいので注意しましょう。
■	ﾀﾞﾒｰｼﾞを数値化(参考)すると､自身の重心(へその辺り)と目いっぱい縮んだ状態の差、だいたい40～60ｃｍの幅がｻｽﾍﾟﾝｼｮﾝの役割を果たしていると思ってください
□	ﾗﾝﾌﾟの高さを3mとし､まともにﾎﾞﾄﾑ落ちした時の衝撃は､3m÷0.5m＝6G(体重の6倍)になり骨折も有得ます
□	ﾉｰｾﾌﾃｨは危険回避の巾を狭めるだけでなく身体への負担も大きく､ｽｹｰﾄを長く楽しみたい中高齢者は常に安全/健康への配慮が必要不可欠です
■	このﾆｰｽﾗｲﾄﾞを使えるとｽｹｰﾄに関わるﾘｽｸの多くを回避する事が可能となるので是非ともﾏｽﾀｰしましょう
□	ただしﾆｰﾊﾟｯﾄﾞを非装着の時に無意識にﾆｰｽﾗｲﾄﾞするのが難点です

	APPENDIX : ビルダン