DVD/ビデオ『駒を作る』紹介!
   私が所属している「将棋駒研究会」の有志が運営している「駒研出版会」より、このたび『駒を作る』というDVD/ビデオを販売することになりました。1996年に、同じく「駒研出版会」から発刊して好評得ていた『駒のささやき』(現在、在庫切れ)のビジュアル版です。
 駒作りをすでに行っている、または駒に興味のあるといった方たちはもちろんのこと、一般のみなさんにもご覧いただけるように制作してあります。書籍の『駒のささやき』と併せてご覧いただければ、駒の魅力に存分に浸れることでしょう。駒作りのすべてを、これでぜひご覧ください!
 実際の作り方としては、基本の方法で構成してあります。ですから、私の制作方法や他の方とも異なる点もありますが、ここで紹介している方法が駒作りの基本であるとお考えください。細かいところは、各自工夫するのが物作りの原点でもあり、何といってもおもしろいところでしょう。
 下記に申し込み先や、内容を写真(DVD版より抜粋)やサンプルビデオで紹介していますので、参考にしてください。

 

『駒を作る』
−駒のささやき・ビジュアル版−


DVD版

APPROX. 58 min
本体価格/3,800円
(送料込み/4,500円)
制作・販売元/駒研出版会


ビデオ版(VHS)

APPROX. 58 min
本体価格/3,800円
(送料込み/4,500円)
制作・販売元/駒研出版会


 DVD版/ビデオ版、共に価格は同じです。みなさんの環境に合わせてご購入ください。実際に駒を作るためにお使いになる場合は、下記で説明するようにチャプター機能のあるDVD版のほうが便利かもしれません。
 また、現在在庫切れですが、すでに『駒のささやき』(BOOK INFOMETIONに掲載)をお持ちの方は、併せてご覧ください。

◆購入申込先
「駒研出版会」代表・北田義之
〒153-0061 東京都目黒区中目黒4-9-15
電話番号:03-3711-1368
郵便振替口座:00150-0-726865
北田義之メールアドレス:josuikitada@yahoo.co.jp



駒研出版会/将棋駒研究会会長
北田義之(号・如水)

 『駒を作る』の出演・解説を務めています。如水の号で盛り上げ駒を得意とするだけでなく、駒木地の制作もしています。
 写真はDVD版より転載(以下の写真もすべて同)しました。

 

『駒を作る』内容紹介!



 メニューを開くと上記のチャプター機能が現れますので、繰り返し同じところをご覧になるために、ぜひご活用してください。

制作/駒研出版会
 企画/将棋駒研究会
出演・解説/北田義之(号・如水)
 監督・イラスト/荒川清晃(号・晃石)
制作スタッフ/駒研出版会会員

 構想から完成まで、およそ3年は費やしました。私こと増山雅人(号・酔棋)も、微力ながら撮影などには立ち会いましたが、出演した会長と映像編集でもかなり苦労した監督には、この場を借りて「ご苦労さまでした」と感謝したいと思います。みなさんもご覧いただければ、おそらくそのあたりは映像からもくみとっていただけることでしょう。
 それでは下記に実際の内容を、抜粋して紹介します。進行順序は、だいたい以下のとおりです。

タイトルetc】.

1.タイトルは駒(如水作)をバックに
2.駒作りに使用する道具たち

彫り駒】

1.字母紙を貼る位置には注意!
2.会長はヘッドルーペを使います
3.漆は塗るよりハケですり込む
4.にじんで失敗(イラストで説明)
5.漆が乾くメカニズム(イラストで)
6.面取りも注意深く
7.ポイントにはテッロプが入る
8.会員の作品紹介

彫りのシーンサンプル
(サンプルですので小さくご覧ください)


windows media版
http://www.furai.co.jp/hobby/img/hori.asx
Quick Time版
http://www.furai.co.jp/hobby/img/hori.mov


彫り埋め駒】

1.との粉に生漆を入れてよく練る
2.目止めした駒にサビ漆を入れる
3.瀬戸玉で駒を磨く
4.彫り埋め駒の完成

【盛り上げ駒】

1.吉野紙で呂色漆をこす
2.蒔絵筆は穂先を好みの長さに
3.筆の穂先をならして使う
4.書くというより盛る感じで
5.カラじめで1日漆を落ち着かせる
6.湿気が多すぎるとシワが寄る
7.駒銘は作者を表す
8.盛り上げ駒の完成

盛り上げのシーンサンプル
(サンプルですので小さくご覧ください)


windows media版
http://www.furai.co.jp/hobby/img/mori.asx

Quick Time版
http://www.furai.co.jp/hobby/img/mori.mov

【会員の作品紹介】

英朋書
島黄楊根杢盛り上げ駒
晃石作


監督を務めた荒川清晃氏の作品。本職はイラストレーターだから、独特の個性表現だ。

関根名人書
島黄楊赤糸柾盛り上げ駒
如水作


実際に指して使うのには、このような落ち着いた駒木地が最適。会長・北田氏の作品。


駒の詩