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2015年 10月8日
バブル装置の改良です。
毎年10月下旬くらいからイチゴを定植しますが、
メロンの栽培が終わった2号機をバブル装置まで掃除してイチゴ定植の準備です。
写真は昨日の夕方、掃除が完了してきれいになった2号機です。
今年は10月中旬からイチゴ栽培をスタートできそうです。
時期が早いとイチゴのポット苗の値段がまだ高いのが難点ですが...

掃除で大変なのがエアーレーションパイプのバブル吹出し部の清掃です。
商品名「タイニーバブル」の多孔質チューブを短く切って
エアーパイプに被せていますが、目詰まりするので半年毎によく洗ってやります。
水をかけながら指で押し洗いするんですが、
長年使っているので目詰まりがとれなくなってきました。

そこで今回は120cmのタイニーバブルをそのまま使って
掃除を楽にできないか試してみます。
お風呂のテストでは120cmの長さの全部からほぼ均等にバブルが出ています。
これだと空気穴は比較にならないほどたくさんあるので
掃除しなくても大丈夫かもしれません。
半年後が楽しみです。

タイニーバブルの両端は2つの部品で
多孔質チューブを挟み込んで止めてあります。
そしてチューブの中には鉛の丸棒が入っていて
自由な形状に曲げられるし錘の役目もしています。

しかし鉛が養液に溶け出す可能性もあり重金属はこわいので
ステンレス丸棒に取り替えました。
塩ビパイプ栽培槽の底に沈ませるので曲がらない方が好都合です。

組み立てると一直線のタイニーバブル120cmの出来上がりです。
これを3本作って3本の塩ビパイプにセットします。
栽培槽はさながらジャグジー風呂のようです。
10月6日のNHKクローズアップ現代でもやっていましたが、今、
ウルトラファインバブルの革新技術が話題です。
農業では水耕栽培への応用が有望視されており、
飛躍的な溶存酸素濃度の高さによって植物の生長速度を速めるそうです。
ウルトラファインバブルの発生装置が安く手に入るとエアーレーションは必要ないのですが、
残念ながら現時点では高すぎてとても無理です。 自分で造れないかな〜。