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「佐藤竹善 Presents Cross your fingers 4」

2000.05.04 大阪フェスティバルホール


Part.2


次は、竹善さんがライブを聴いて惚れ込んだという、矢野真紀さん。

竹善: 「彼女は、さっきまでのヤツらとは、違って。」
あーあ、「ヤツら」扱い、小谷さん。(笑)
彼女の3枚目のシングルが、NHKのドラマで使われているそうで、

竹善: 「どばーって売れても、僕の事、わすれないでくださいね。」(笑)

小谷さんの衝撃があまりにも大きすぎて、すいません、矢野さんの印象、が・・・(^^;
白いタンクトップに、白いダボっとしたズボンに、裸足(そういや、小谷さんも裸足で歌っていた)・・・そう、すっごく色が白くて、キレイなお姉さんって印象でした。。。客電をつけてもらって、客席を見た彼女、「すっごーーい!!!」と、マジで驚いておられたのが、初々しいというか、なんというか。(^^)


さてさて、パンフに載っていたゲストは、みんな登場し終わったというのに、竹善さん、また次のゲストの紹介MCを始めました。


竹善:「ライブを聴いて、このセンスはないぞっと・・・背はちっさいんですけど、素晴らしい才能の・・・・・・・ aiko。」


もう、この時の会場のどよめきったら・・・・・ホント、誰も知らなかったんですよね。で、ホントに、aikoさんが登場したんで、また大騒ぎ。今日のサプライズ・ゲストでした。噂では聞いていたけど、ホント、aikoさんって、小さい!!衣装は、古着っぽいっぽいカットソーに、フリルいっぱいのスカート、赤いスニーカー。竹善さん、あちこちのラジオ局のポスターに「よろしく」とaikoさんの売り込みメッセージを書いているそうなのですが、ここでaikoさん、一言、

aiko: 「『aico』って書くの、やめてください。『aiko』ですんで、よろしく。」(笑)

ここで、竹善さんとaikoさんのデュエットで、曲は、『Perfect』

なんて贅沢なんでしょう!!竹善さんと、aikoさん、キーが一緒。すごいー、さすが、竹善さん。SALTさんのピアノも、印象的です。

次に竹善さんはひっこんで、aikoさんのステージ。

フェスティバル・ホールで歌うのが夢だったという、aikoさん。入りの時に、ダフ屋のおばさんに、「券、あまってるで。」と声をかけられたとか。(笑)
aiko: 「私、今日、ここで歌うねん。って、のどまで出かかったんですけどね。」(笑)

『恋人』
SALTさんのピアノをバックにして、つらく、切ない曲が、ホールいっぱいに響きます。
小説の1ページのように、情景がわいてくるaikoさんの説得力。すごいパワーです。

ライブの時には、すぐにおなかをこわしてしまうという、aikoさん。
aiko: 「女子には、下痢も、嬉しいですよね。」

・・・・・あんな素晴らしい曲の後に、こんな力の抜けたMC・・・・(^^; 山弦と、いい勝負・・・いえ、それ以上かも。(^^;
で、こんなMCの後が、名曲『カブトムシ』
ピアノ一本のせいなのか、CDで聴くよりも、数倍、aikoさんのボーカルが心に響いてきました。曲が終わったら、もう会場中、大拍手です。



さて、ゲスト陣は一段落。また、山弦の二人がステージに登場です。

竹善: 「一気に、平均年齢が、高くなりました。(笑)」

簡単に、山弦の紹介があった後、

竹善: 「やっと、念願かなって今日、一緒にできました。」

山弦: 「ありがとうございます。」

竹善: 「この記念すべき日に、佐橋さん、遅刻してまいりまして。(笑)」

小倉: (笑)

佐橋: 「面目ない・・・(^^;」

竹善: 「リハーサルのスケジュール表に、「佐橋遅刻バージョン」っていうのが
    出来ましてですね。(笑)」

佐橋: 「もう、どこの楽屋に行っても、「佐橋遅刻バージョン」「佐橋遅刻バージョン」、って書いてあって、まいりました。(笑)」

竹善: 「すごいギタリストとのセッションで、是非やりたいと思っていた曲を、やります。」

『Get Back』 小倉: K-Yairi 佐橋:Tailor


イントロから、素晴らしいリフの応酬!竹善さんも、すごく気持ちよさそうにノビノビと歌っておられます。で、なんとサビでは、おぐちゃんが竹善さんにハモってる!!大胆(?)!!
それにしても、佐橋さん、遅刻が響いたか、ずっと楽譜とにらめっこ。おぐちゃんはノリノリで、いつもの「左足」も全開。(笑)

セッション、最後の曲は、なんとスティーブン・ビショップの曲で、『It Might Be You』

佐橋: 「山弦のアルバムでも、『Never Letting Go』っていう曲をカバーしてるんですよ。」

という話題は時間の関係からか、膨らむ事はなく、(^^;
話は、歌詞の内容へ。

竹善: 「この曲は、ダスティ・ホフマンが主演した、トッツィーという映画の主題歌で。
    自分の好きな人は、彼女かもしれない、、彼女に違いない、と、
    確信にかわっていくという、素晴らしい詩の世界を、
    今日は、この、おっさん3人組で・・・(笑)

竹善: 「リハーサルの時、小谷(美沙子)さんが、
    「んー、みんなに目隠し、配りたい。」だって。(笑)」

会場: (笑)

小倉: 「失礼な。」(笑)

『It Might Be You』小倉:エレガット 佐橋:Tailor

素晴らしい〜!!竹善さんのボーカルの裏で、佐橋さんも、小倉さんも、ふたりとも、ギターで、歌ってます。ホントに!!この曲は、是非、音源として世に出して欲しい!
#って書いてたら、竹善さんの番組で放送されました。
オリジナルは、Stephen Bishopの、ベスト盤『On and On』に収録されています。

ここで、本編は終わり。
鳴りやまないアンコールを受けて、竹善さんがギター(青いオベーション)を持って登場です。バックは、SALTさんのピアノと、大儀見さんのパーカッション。そして、会場からの割れんばかりの手拍子。
竹善さんのオリジナルの、『WIND OF CHANGE』です。
後の放送で、竹善さん曰く、「この時の『WIND OF CHANGE』はベストテイクだったんじゃない?」とSALTさんに言われたとか。迫力満点の演奏でした。

そして、ホントの最後の曲は、もう5年くらい昔に書いた曲だ、ということで、『Maybe』
ミディアム・テンポで3拍子の、ゆったりとした曲なのですが、竹善さんのボーカル、迫力です。「ゆったり」なんて気分には、なれません。(笑)もう、客電がついて明るくなっても、ドッキドッキが止まりませんでした。

竹善さんの番組のHPのチャットでは、この曲をラストに聴くことができて、最高でした、というメッセージがいっぱいありました。それだけ、幻の名曲なんでしょうね。

Great Musicians play Great Music.
 VIVA! Music Day 2000!!   


おまけ。

さてさて、終演後、出待ちをしていた私たち。

SALTさんや、竹善さんのファンらしき人々が多数たむろっている中、「目的がみんなと違うかもねぇ。」と、○びさんと○ン○ンガールさんと待つこと約40分。次々に出演者の方々が裏口からタクシーに乗り込みます。 aikoさんは、やっぱり小さかった事を再確認。でも、「aiko!」って声をかけた人に、元気良く、「ありがとーー!」ってお返事してくださるところなんか、好感度大!
竹善さんがタクシーに乗った後、待っている人数もまばらになりました。

「山弦、遅いねぇ。」
と、出口をのぞき込んでいたら、そこに派手なジャケットを着た、見慣れた後ろ姿が・・・
「あ、おぐちゃんだ。」
おもむろに表に出てきて、、、どうも、電話をしているようです。私たちの待っていた歩道の反対側に歩いていって、しばらくおしゃべりしています。
「気、つかないかな?」と、こちらを向いたおぐちゃんに手を振る私たちに、電話が終わってから、控えめに、手を振り返してくれました。(^^)


と、ここまでだったら、わざわざレポートには書かないのです。

さて、おぐちゃん、再び建物の中に入って、佐橋さんを待っている様子。

佐橋さんも出てきて、佐橋さん、おぐちゃんの順で、タクシーに乗り込み・・・

「お疲れさまでしたー。」と、手を振る私達に向かって、佐橋さんは、控えめに、ちいさく会釈。
そして、タクシーが発進した、その瞬間、
両手でピースをしながら、「がぁぁぁぁ〜!!」と叫ぶマネをしながら、
窓ガラスにへばりつくおぐちゃん・・・・・・・・
大爆笑する私達・・・(^^;

あかんがな、アーティストっぽく、ないやん。(笑)

でも、そんなやんちゃなおぐちゃんが、大好きだったりするのですが。(^^)

ってなことで、怒濤のライブレポ、これにて終了でございます。
長文、最後までおつき合いくださって、どうもありがとうございました。
<(_ _)>



佐藤竹善さんの番組、『MIDNAIGHT FINGERS』の山弦レポへ


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