・2・3




『山弦・One More Music』2004.05.18 Part.2


佐橋: 佐橋佳幸さん
小倉: 小倉博和さん
飯尾: 飯尾芳史さん
伊良皆: 伊良皆誠さん



BGM: 『キジムナー』



伊良皆: いやぁ、すごい。

佐橋: あのですね、えーっと、大体からして、伊良皆君と飯尾さんに、今日ここに、ゲストできていただいた理由っていうのをですね、簡単に、説明させてい ただければ、今回のアルバムはですね、石垣島で、合宿して、そこで曲をいろいろ作って、そいで、まぁ、東京に戻ってきて、まぁ、飯尾さんとレコーディング した訳ですけれど。石垣島のね、あの、日々に、、、まぁ、こう、案内役って言ったら失礼ですけれども、石垣島出身の伊良皆君が、えー、非常に、僕らの、面 倒をみてくれて、、

伊良皆: いやぁ・・・・(笑)

佐橋: まぁ、簡単に言えば。ね。

伊良皆: もちろん・・・・

佐橋: 下の世話まで、ホントに・・・

伊良皆: いやいやいやいや、してない、してない・・・(笑)

佐橋: ありがとうございました。。。。してないか。(笑)
  
伊良皆: (笑)

佐橋: ま、そういう訳ですけれども、、、

佐橋: こんな道の名前、ないよね

伊良皆: ないですねぇ。

佐橋: (笑)まずは、ねぇ。

小倉: だって、まず、キジムナーっていうのがね、

佐橋: 意味がわかんないよねぇ。

伊良皆: キジムナーは、あれですよ、沖縄の、昔っからいる、妖精ですね。妖精・・・
     今、すごい、イントネーションが、なんか、ヘンでしたけれど・・・
     妖精(「せい」にアクセントがついていた)ですねって・・・(笑)

一同:(笑)

小倉: 「寄席」じゃないですからね・・・

佐橋: 「寄席」じゃないんですから。(笑)

小倉: これはですね、いたずら好きなですね、いたずら好きな、妖精でございましてですね、

佐橋: ほぉ・・・

小倉: がじゅまるの木っていう・・

伊良皆: そうです、

飯尾: がじゅまるね。

伊良皆: がじゅまるの木、ご存じですか?

飯尾: 知ってますよ。

佐橋: あ、ほんとぉ。

伊良皆: あれ、すごい、生命力のある木なんですよ。

小倉: そこに宿ってる、妖精らしいんですけれど、

伊良皆: 火の妖精っていいますね。    

小倉: 火の妖精。

佐橋: あ、そう・・・

伊良皆: はい、火の妖精、キジムナー。
     これはね、時々ね、「オレは見た」っていう人が、結構いるんですよ

佐橋: (大笑)

伊良皆: 「オレは絶対見た」っていう人、いますよ、います。

飯尾: 石垣は、大ぼら吹きが多いんっすか?(笑)

佐橋: (笑)

伊良皆: 暑いからちょっと、はい・・・

佐橋: あ、暑いから・・・(笑)

伊良皆: もわぁ〜っとしちゃって。
     見ちゃったたような気になっちゃっていうのがあるんですけど。

小倉: 「時々見る」っていうのがこわい。

佐橋: そそそそそ。「時々」だから

小倉: 「時々」が、結構、いくよ。

飯尾: 「つちのこ」と同じくらいの感じね・・

伊良皆: キジムナーの、唄とかも、あるんですよ。

佐橋: え!ほんとぉ。。。

伊良皆: 民謡酒場とか行くと・・

小倉: あるじゃないですか。それを聞いて、僕たちはですね、

伊良皆: それ、聞きましたよね。

佐橋: あ、「唄」ねぇ。

伊良皆: そうそうそう。だから、

佐橋: 唄っていうか、もう、踊りのインパクトが強くてなぁ・・・

小倉: ああ、なるほどねぇ。

伊良皆: (笑)

小倉: 「チョン・チョン・キジムナー

伊良皆: そうそうそう。

小倉: あれ、僕らが石垣に行って、2日目の夜・・・

佐橋: うん、その名も、「島育ち」とい う・・・

伊良皆: 「島育ち」ですねぇ。

佐橋: ああいうの、民謡酒場っていうんだ。

伊良皆: 民謡酒場といいますね。

佐橋: ね。・・っていうところに行ったんですよ、飯尾さん

飯尾: あ、ビデオでね。。。

佐橋: あ、そうそうそう。

伊良皆: あ、ビデオ見たんですか。

飯尾: そうそうそう。

伊良皆: 終わってますよねぇ、あれ、ねぇ。

佐橋: (笑)いやいや・・・(笑)

飯尾: もう、最高ですよ。

佐橋: もうですね、あんまりのねぇ、エネルギーの強さにですね、、、
    もう、ちょっと、最初は引き気味だったんですけど、

伊良皆: そうそうそうそう。

佐橋: なんか、ふつーに入っていくもんな、伊良皆君なぁ。

伊良皆: (笑)

佐橋: なんかぁ・・・・(羨ましそう?

伊良皆: あそこ、通いましたもん。あの後、しばらく。

佐橋: あ、ほんとぉ。

伊良皆: はい、なぜか・・・

小倉: あの、「普通に入っていく」というのがどういう状態かといいますと、
    この曲、その「キジムナー」という曲が始まるとですね、
    全員、あの、お面をつけてですね、
    踊り出しちゃうんですよね。

伊良皆: そうですね。

小倉: そいで、そこにですね、お客さんもこう、ひっぱり込まれるっていうか、
    それで、店じゅうが、あれ、、、なんの、なんていう踊りですか?

伊良皆: あれはですね、カチャーシーとか、あと、石垣島だと、
     モンエハとかいいますね。
     あの、クイッチャーともいうんですけど、
     手を、独特の、こう、かき回すような、踊りがあるじゃないですか。
     あれでみんなで踊るんですよ。

佐橋: なるほどねぇ〜

小倉: とにかく、楽しかったんですよねぇ。
    それで、僕らはですねぇ、そういう風にですね、
    みんなと楽しめる曲を作ろうじゃないか

佐橋: そうそうそう。
    その感じ、どうですか、出てますかね、飯尾さん、ねぇ。

飯尾: もう、出てるも出てる・・・もう・・・

佐橋: 底抜けに楽しい感じで。

飯尾: もう、底抜けに楽しい・・

小倉: まぁ、狂喜乱舞っていう。

佐橋: そうそう。(笑)

飯尾: でも、素人にはね、コピーできないね、この曲なんか、特に

小倉: あー。

飯尾: アルバム全体でいうと。

佐橋: 僕もね、一回やって、録音して以降ね、コピーできなくなっちゃったの。(笑)

一同:(笑)

佐橋: 責任とんなきゃいけないんだ、これから、ね。

伊良皆: 最初、ぱっと聞いて、それ、思いましたよ。
     「あ、こりゃ、コピーできないな」って。(笑)

佐橋: (笑)

飯尾: 特にねぇ、ドラム、ベースなんかねぇ。

小倉: そうですね。

飯尾: 「頭」、抜けてて、もう・・・「頭」抜けてりゃ、みんな・・・

佐橋: そうそうそうそう。(笑)

飯尾: ぬけさくだ、、ぬけさくだって・・・・

小倉: ドラムが、鎌田さんっていうね、

伊良皆: あぁ!そうなんだ・・・

小倉: それから、ベースは、有賀君っていう・・・・

飯尾: キビシイ注文、出してたしねぇ

小倉: 出してましたねぇ。

佐橋: 頭抜きの・・・上に、ハイハットは裏にしちゃうっていう

飯尾: ・・・・つけろ、とかねぇ。

このあたり、みなさんかぶっていて聞き取り不可能

小倉: 始め、ぱっと聞くとですね、最初はね、裏からね、出てるんで、
    その、表裏がちょっと、わかんなくなるっていうのがですね、
    その、キジムナーっていう・・・

佐橋: 「」の、ね。

小倉: その、キジムナーっていう曲の

伊良皆: キジムナーを、なんか、見た境地ですね。

佐橋: そうそうそう。(といいながら、「ん?どういう事?」

伊良皆: 見た後に、なんか、たたける、とか・・・

佐橋: あ、そうだね。

小倉: あ、なんかね。「時々たたける」、とか、ね。

伊良皆: 「オレには見えた」、みたいな。

佐橋: 「見えた、その、ビートが。」

一同:(笑)

佐橋: なぁんか、なぁ。(笑)(「やられたなぁ。」って感じ

伊良皆: でも、やっぱ、なんか、石垣島の、ビーチ、沿いとか、海沿いとか
     こう、やっぱ、走ってる感じですね、車で。聴いてると。

小倉: あ、それはね、あのー、僕らね・・・

佐橋: 地元の方に、そう言っていただけると、幸いでございます。

小倉: 嬉しいですね。車を借りてですね、ずーっと、島の、海沿いの道をですね、走った時がありまして、
    確かに、そういう気持ちも、入ってるかもしれない。

伊良皆: これ、ありますねぇ。

小倉: ありがとうございます。

伊良皆: そのまんまですねぇ。

佐橋: ほら、やっぱり、その、前のアルバムとかね、
    そのぉ、前の前のアルバムとかで、アメリカの方にね、
    たとえば、ロサンゼルスでもいいし、ハワイでもいいけど、
    なんか、こうレコーディングに行くじゃないですか。

伊良皆: はい。

佐橋: そん時も、当然、車で、こう、移動したりする訳なんだけれど、
    こう、やっぱり、ちょっと違う、独特のねぇ、雰囲気があったよね、
    石垣のこのぉ、海岸、海沿いの海岸線は。

小倉: ありますねぇ。実に、あのぉ、日本というか、こう、本島の感じとも違うし、
    それに、沖縄の本島の感じとも違うんですよねぇ。

伊良皆: 違いますねぇ。  離島に行くと、また、違いますね。

小倉: あと、東南アジアとか、たとえば、バリとかあっちの感じでもないしぃ。

伊良皆: そうですね。

小倉: うん、独特なねぇ、なんか、いい感じですよね。石垣。
  
小倉: えー、もう1曲ですね、それではこの辺でですね、その石垣島で作った曲っていうのをですね、
    聴いてもらいたいと思いますが。

佐橋: はい。
    えー、それでは聴いて頂きましょう。
    「月星」



『月星』






(続く)


Part.3へ 


・ 23


山弦 One More Music Top