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『山弦・One More Music』2004.05.18 Part.3


佐橋: 佐橋佳幸さん
小倉: 小倉博和さん
飯尾: 飯尾芳史さん
伊良皆: 伊良皆誠さん



BGM: 『月星』



佐橋: あのー、この曲はですね、伊良皆君がさぁ、えーっと、トゥバラーマ大会っ つったっけ、民謡の・・・

伊良皆: はい、トゥバラーマの大会、ありますね。

佐橋: あれに連れてってくれたじゃない

伊良皆: はい

佐橋: たまたま、その一年に一回の大会が、僕らが滞在中に、ありましたもんねぇ。

小倉: あのー、あれですね、体育館、の前でしたっけ

伊良皆: いや、あれは・・市民会館の

小倉: 野外ですよね

伊良皆: の前の、公園で。

小倉: あ、市民会館か。公園でね。

伊良皆: 毎年やってますね。

小倉: たくさんね、300人くらい、人、が集まって。芝生のね、上で・・。

伊良皆: はい、地ベタに座ってビール飲んだり、酒飲んだりしながら。。。

佐橋: ちょうど去年の、九月、のことだったと思うんですけれど、あの、合宿してたの・・

伊良皆: はい、そうですね。

佐橋: びっくりしたのが、あの大会で、、、ほら、なんとか大会ってのがあったらさ、
    それは、たとえば、歌の良し悪しとかそういうの、競う、わけじゃん?ま、大会だから。
    なんだけど、みんなおんなじ(笑) 曲、歌うんだよね。

伊良皆: そうそう。

小倉: メロディがね。

佐橋: メロディが一緒なのね。

伊良皆:  特殊な大会ですよね。メロディは一緒で、毎年、その、歌詞だったりとか、
      あと、歌唱だったりとか、そういうのを競うんですよね。
      だから、詞の部分、歌詞の部門での賞があったり、あと、全体での、
      トータルでの受賞者がいたりっていう感じなんですよね。

小倉: はいはい・・・だから、言ったら、同じメロディなのに、全然、歌詞と歌い上げ方で、ムードが変わるっていうね。

佐橋: うん、うん。まぁ、そう、形式があるのね、なんかね。
    で、まぁ、たとえば、あの、石垣出身の人だけじゃなくて、たとえば、なんか、埼玉県出身の人がいたよね。

小倉: ああ・・。

伊良皆: そうそうそう。誰でも参加できるんですよ、日本じゅう。

佐橋: ねぇ。

伊良皆: うん。海外からでも、出来ると思います。

佐橋: そうだよねぇ。でも、そん時にね、ま、広場というか、公園ですか、丁度、これは、台風が、近づいてくる・・・
    (笑顔で)嵐の前のっていうやつかなぁ、

小倉: あのー、風がね、すごく強くて。だから、空気が、

佐橋: キレイだったんだよねぇ。

小倉: 澄んでましたよね。

佐橋: うん。それで、くっきり月が、ね。

小倉: はい、ステージの後ろにね、

伊良皆: しっかり登るようにね、あれ、セッティングされてましたね。ステージをね・・・

小倉: ステージをね。。。

このあたり、誰かが誰かのコトバを受けて、トークのセッション状態

佐橋: そうそう。舞台のね、丁度、こう、まぁ、とにかく出演者というか、が、歌ってる、丁度、頭上に、

伊良皆: 月が

佐橋: キレイ〜な、月があがって、その横に、丁度、なんだっけ、、、火星?え?金星?

小倉: 火星ですね。(きっぱり
    (この話題は2003年ライブ時に客席から突っ込まれた経験あり
    丁度このこの頃、火星が大接近してたんで、

伊良皆: そうですね。キレイに見えた頃ですね。

佐橋: そう、横にね・・・それで、「月星」かよっていう話なんだけど。

伊良皆: (笑)

伊良皆: ベタベタじゃないですか・・(笑)

佐橋: ベタベタ・・・(笑)


BGM: 『花鳥風月』


伊良皆: やっぱり、そういう、シンプルなものをテーマにすると、やっぱ、キレイですね。

佐橋: あ、でも、あの景色がねぇ、忘れられなくてね。
    でね、ほら、携帯に(笑)、ついてるね、カメラで、撮っちゃったような、写真しか、
    残ってないんだけどぉ。

伊良皆: うんうんうん。(笑)

佐橋: まぁ、脳裏にね、今でも焼き付いていますよ。

小倉: その写真が面白いんですけどぉ、すごくやっぱり、月にチカラがあるんで、
    サーチライトみたいに見えちゃうんですね。

伊良皆: あぁ・・・・

佐橋: だから、照明、、

小倉: 照明じゃないかっていうぐらい、キレイな・・・

佐橋: キレイな・・・



小倉: まぁ、これはですね、レコーディングは、ねぇ、・・・どんな感じだったっけ、
    もう、忘れちゃったんだけど・・・

飯尾: もう、気持ちいいことしか、覚えてないですねぇ・・ホントにぃ・・・

小倉: 覚えてないですねぇ・・・

佐橋: これは・・・なんっていうのかなぁ、ちょっと、そのぉ・・・合宿をして、
    その後に、新曲をね、一回、ライブでしばらく演奏して、ツアーしてまわって、
    で、いろいろ、こう、こなれて、いろいろ、こう、もんで・・・
    それで、それをもとに、またレコーディングスタジオに入ってっていうような段取りを
    とってったんだけども、
    あのー、二人でね、ずーっと、去年、の秋、冬に、ライブで演奏してまわったのね、今の曲とかも。
    そうするとそのぉ、やっぱり、そのぉ、ね、おぐちゃん、
    さっき言ったような景色が、ぼわぁーっと浮かんでくる訳。

伊良皆: うん、うん、うん。

佐橋: それを録音して、最後に作品になるとか、CDになるまでも、やっぱり、なんかねぇ、こう、離れない・・・

伊良皆: でも、あれですね、そうやって時間をおいていく中で、曲の中で、全部デフォルメされていくじゃないですか。
     光とか、強さとか、・・・

佐橋: うんうん。ねぇ、そう・・・

伊良皆: 洗練されていったりとか。それがすっごい、透明感とかも、曲聴いてるとありましたねぇ。

飯尾: ん、なんかねぇ・・

小倉: 割と、なんかねぇ、みんな、厳かな気分になって、レコーディングしたような覚えがありますね、この曲は。

佐橋: そうだねぇ、なんか、持ってるものがね、そういう自然の力を受けてねぇ、
    できあがってるものだからかもしれないけど、
    強いねぇ。なんか、ねぇ。

小倉: まぁ、そういう事でですね、もう1曲ね、お送りしたいと思いますがですねぇ、
    この曲はですね、仮タイトルはですね・・・
    仮タイトル先に言ってどうすんだって話もありますけれど。(笑)
    えー、『ハブ大暴れ』(笑)
     (2003年ライブ時の仮タイトルへのリンク

佐橋:  (笑)

小倉: 仮タイトルだった曲で、『sanba de gumbo』という曲をですね、じゃぁ、聴いてもらいましょう。

佐橋: はいはいはいぃ・・・



『sanba de gumbo』






(続く)


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