『山弦・One More Music』1999.06.19  Part.1


 さ: 佐橋佳幸
 お: 小倉博和
 尚: 藤井尚之


マスター: あじさいがキレイに咲いていますよね。

      徳島の牟岐町の国道沿いに2キロにわたって咲いているあじさいの話題。

      今日はゲストの日。藤井尚之さんはすでにお越しになっています。


オープニングのジングル


尚: ヘンな雰囲気だなぁ。

さ: ヘンな雰囲気で。。。(笑)

お: っと、えーー、今、しゃべってくれてるのは、

尚: 藤井尚之ともうします。

さ: あーー、尚ちゃんだぁーー。

尚: もう、お二方にはホントにいろいろとお世話になっております・・・

お: いやいやいや・・・

さ: いやいや、こちらこそ、夜のお店ではいろいろ・・・(笑)

お: ホントにねぇ、二人とも、尚之君とは縁がありまして・・・

さ: そうなん・・・オグちゃんは、F-Blood・・・

お: そうですね。僕は・・・だから、去年は結構、ずーーっと、一緒にいましたよね。

尚: そうですよね。あのーー、レコーディングっていうか、、、

   年、またぎかけてましたからね。

お: そうね、去年、一昨年と、、、そうだよね。

さ: 僕も、大阪公演、見にいきましたよ。

お: あ、そうだよね。後で大騒ぎで飲んだもんね。(笑)

さ: (笑)

尚: 打ち上げに・・・・(笑)

さ: そうそう。打ち上げに来たのか、コンサート見に来たのかわかんないっていう・・(笑)

さ: なおちゃん、ホラ、今、ドラマも・・・テレビドラマもやってるっていう・・・

尚: でもなんか、一応・・・レコーディング優先してっていうか・・・

   もともと、その、音楽畑じゃないですか。役者さんの、サイクルっていうのは、

   なかなか、やっぱり、大変ですよ。

   その・・・拘束時間っていうのが。

お: ああ、やっぱり、拘束されるのが、長い?

尚: もう、やっぱ・・・今、音楽の仕事って、すごい縮まってきてるじゃないですか。

さ&お: あーーーー、ねぇ・・・

尚: いろんな機械が、もう・・・・

尚: だから、逆に、ああいう撮影モノとかって、フィルムとか、

   あんまし変わんないんじゃないですか。

さ: へーー。

尚: なんか、すごい、ま、大変っちゃ、大変ですけどね。

   カット割りとか、すごい多いですよ。

さ: なんか、浅田次郎さんの原作で、、、

尚: 原作で・・・プリズン・ホテル・・・

お: おーーー、、、笑いと、泣きと。

尚: ま、一応・・・最近のドラマでは、割とコミカルな・・・

お: わかったーー!!プリズン・・・あ、あれだぁ!

   「歌う讃岐うどん」、出てるでしょぉ?

(一瞬の静寂)

さ: えぇ??

お: 松本明子。

さ: ・・歌う讃岐うどん・・・・(笑)(オオウケ)

さ: あれぇ・・・・松本明子って、そう言われてるの??(笑)

お: そうそうそう。だって、讃岐だもんね。

さ: あぁーーー、おぐちゃんと、出身県が・・・

お: 一緒、一緒。「屋島の女」っていうかね。

さ: そっかぁ。

お: 屋島の女の子なんだよね。

尚: そうなんですよ。

お: 俺は言われましたよ、おふくろに。

さ: なんて?

お: なんかね、屋島に豪邸が建ってるらしいんですよ。

さ: 松本明子の?

お: うんうん。

   「アンタも、頑張って、ちょっと家建てなさい。」

さ: あははは・・・・(大笑い)

尚: 小倉さん、だって、あんじゃないすか・・・おぐらビルが。でーーんって。(笑)

さ: そうそうそう、おぐらビルが。(笑)

お: いやいやいや、だって、アレは、俺建てたわけじゃないからね・・・(笑)

さ: (笑)

尚: あ、でもぉ、あの、一応、貢献できるぅ、あのぉ、、、(笑)

お: いや、ありがと、ありがと・・・・・

さ: 「施工主」って言われてるんですから・・・

お: そういう風にね、優しい・・・・

さ: スタジオ界(?)の施工主・・・

尚: ウチ、なんないなぁ・・・(?)

さ: え。だって、尚ちゃんちは美容院だっけ?

尚: 美容院、もうやめっちゃってますからね。もう、普通のウチ。

さ: もう、やめちゃったんだぁ。なるほどぉ・・・

さ: まぁ、そんなこんなで、、、、

   アルバムは、まだ作ってるとこなんですけれどぉ・・・

尚: そ・・・もう、崖っぷちなんですよねぇ・・・

さ: (笑)あはは! そうそう!

尚: もうホントに崖っぷちなんっすよねぇ・・・

さ: 忙しいからぁ、、、もう、いつ曲書いてんだろうっていう・・・

お: あ! それはねぇ。。。でも、早いでしょう。

尚: いや、時間、かかりますよ。

お: やっぱ、そうだよね。

尚: なんかぁ、小ネタっていうかぁ、アイディアはあるんですけど、

   アルバムのバランス考えたら、これは使えないなっていう曲があったりするからぁ、

   また、新たに作らないかんなっていうのが、あるじゃないですか。

お: 確かに、そうだね。

   あと、構成っていうのが、尚ちゃんの曲の場合、出来てるもんね。

さ: 尚ちゃんはね、他の人に比べると、デモテープがしっかりしてて、

   最近、ホラ、尚ちゃんもチラッと言ってましたけど、いろんな機材の進歩があって、

   いろんな事、出来るようになっちゃったから、あのー、尚ちゃん一人でも、

   かないろんな、クオリティの高いデモ・テープが作れるようになって、、、

   ・・・いいベース、買っちゃって

お: なに?ベース買ったの??

尚: へっへっへ・・・(笑)

お: また、いっせんまんとかっていうヤツじゃなくって?(笑)

尚: いえいえいえいえ・・・(笑)

お: そんなの、買ってないよね。(笑)

さ: すっごい、いい音でぇ。もう、そのままねぇ、デモテープのベースを使っちゃった

   ヤツとかあるんですよ。

お: へぇーー。どこのベースなの?

尚: いやぁ、もう、フェンダーの・・・

お: ジャズベ?

尚: ジャズベの、61年っていう・・。

お: でましたねぇ・・・

さ: 俺と同い年だ。

お: うわぁーーー。

尚: そうなんですよ。なんと贅沢なデモ・テープなんでしょう。(笑)

さ: も・の・す・ご・い、クオリティ高いんだよ、だから・・・(笑)

   で、一曲、そのまま使っちゃいました。尚ちゃんの一人多重録音。

お: へぇーー。

さ: で、おもしろいハプニングとか、ありながら進んでいってんですけど、

   とりあえず、シングルが!

お: 出来ましたか。

さ: だけは、出来上がってます。(笑)

お: (笑)

さ: これをちょっと、聴いてもらわないことには・・・

お: 話が始まんないと・・・

さ: 始まんない・・・これは、是非、CD屋さんに行って、

   ジャケットを見て欲しいんです。

   おぐちゃんだけ、見せてあげる・・・・

お: あの、、かなり・・・東映、日活系の・・・

尚: 狙って、やってるんですけどね、マジにとられても・・・

さ&お: あっはっはっはっは!!!(おおうけ!!)

尚: すっごく、困るんですよ。(笑)

お: いや、それくらい、素晴らしいジャケットじゃ・・

尚: っていうか、なんかね、お世辞なのか、

   「カッコイイですね。」とかよく言われるんだけど、

   「勘弁してください」って・・・ マジでやってるとは

   思われたくないなぁっていう・・・(笑)

さ: これも、ネタなんですからっていう・・・

お: あ、なるほど。直球でとりあえず、言われちゃうと・・・

尚: そそそそそ。

お: ま、とりあえず、それ聴いてもらって、話はじめましょうか。

さ: はいはい。じゃ、「レイニーストリートブルース」

   藤井尚之さん。


「レイニーストリートブルース」  by 藤井尚之


(続く)

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