『山弦・One More Music』1999.08.14  Part.1


 さ: 佐橋佳幸
 お: 小倉博和

マスター:いやぁ、お盆ですね。お盆と言えば、夏祭りの季節。
     高知県の「よさこい」と、徳島県の阿波踊り。
     阿波踊りは、一緒に踊ってみたいですよね。


オープニングのジングル






お: いやいやいやいや・・・
さ: いやぁ、もう、ねぇ・・・
お: 今週も、楽しいおしゃべりと・・・豊かな教養で、、お送りする・・
   山弦の、One More Musicの時間でございますが・・
さ: ・・・どうしました?(笑)
お: いやいやいや・・・(笑) 


お: 今日はね、ちょっとほら、こないださぁ、まぁ、
   夏、真っ盛りということで、ビーチ・ボーイズ・・
さ: はい、ビーチボーイズの、ブライアン・ウィルソンが、来日しまして。
お: 死んだと思ったら蘇ってきました。
さ: まっず・・・っしょ・・・(笑)
お: お盆だからやっぱ、帰ってくるのかと・・・・お盆、前ですね。
さ: あらららら・・・・そうですね。


お: どうでした?
さ: いやぁ、もう、ねぇ、見に行ったんですけど・・・
   その前に、やっぱ、ブライアン・ウィルソンと馴染みのある、
   ヴァン・ダイク・パークスさんも来日して・・・
お: あ、どっか、ライブハウス・・・
さ: うん、都内のライブハウスでもやって、それも見に行ったんですけど。

お: どうでした?
さ: それも、よかった・・あ、ベースがねぇ、SOYのアルバムにも参加してくれてる、
   リー・スクラーで。
お: あーー、そうですか。
さ: ええ。ひげおやじから、電話かかってきて。
お: 髭のねぇ、、、お腹の辺まで髭が伸びてるっていう・・・
さ: そうですよ。髭の先端は1967年ぐらいっていう・・・(笑)
お: (笑)
さ: それくらいね。ZZトップの人みたいな。

お: ね、おもしろいベース、弾いてんですよね。自分でカスタマイズした。
さ: そうなんです、それがですね。ヴァン・ダイク・パークスが来日して、
   ほんの数日後に今度は馴染みのある、ブライアン・ウィルソンが・・・
お: あーーってことは、もう、あの時代のねぇ・・・大巨塔・・・
さ: さっき、おぐちゃんがちらっといいましたけれど・・
お: フィル(?)・スペクターも来たらとんでもない事ですけれどもね。


さ: あのぉ、ブライアンがですね、ホントに、、、、廃人同然になってたんで、
   こんなに・・・ソロのコンサートが見れるなんて、もう、軌跡に近いんじゃ
   ないかっていうことで、これは見に行かなきゃって、行ったんですけどぉ・・
   確かに、、、ちょっとね・・・
お: うん。

さ: ・・・蝋人形が・・突然、動き出した・・・みたいな(笑) 
   ・・感じ、ありましたけどぉ。
お: あーーー、なるほどぉ・・・
   じゃぁ、あれだ。蝋人形感に迷い込んだ気持ちになったような・・・(笑)
  さ: (笑) お: カーネル・サンダースが動く、みたいな・・・(笑)
さ: (笑いながらも)・・まぁ・・・近い。(笑)

お: 俺はねぇ、、、去年でた、
さ: はい。
お: あのぉ、、、ライブ・ビデオ? 出ましたよね?
さ: はいはい、去年だったかなぁ、今年の頭だったか忘れたけど、
   それくらいに、出ましたね。
お: あれ見て・・・日本に来れるのかなぁっと、、
さ: 思ったでしょ?
お: 思いましたよ。
さ: いやぁ・・・お盆近くに・・・やってきました。

さ: その二人がねぇ、共演してるアルバムっていうのがあって・・
お: うん。
さ: ブライアン・ウィルソン&ヴァン・ダイク・パークスさんという名義でね。

お: あ、ありますね。・・その前に、どうだったですか?
   すごく良かった?
さ: だから、1曲目から、もう、だぁーーー!って感じでしたよ。
   もう、涙腺ゆるみまくりで・・・
お: あ、泣きました?

さ: もう・・泣きました。最初にですねぇ、ドキュメント映画をやるんですよ。
お: なるほど。
さ: そいで、結構、思ったより長いんですよ、20分くらい。
お: ほーーぉ・・・
さ: みんなが、もう、イライラしてきたところに、ばーーん!と本物登場。
お: ということは、ブライアン・ウィルソンの、生涯の・・・
さ: まぁ、今の、半生・・・
お: 半生を・・・
さ: うん、ま、ビーチ・ボーイズの・・・

お: 子供の時の写真とか、出るの?
さ: あ、割と、そういう・・・お父さんとか、お母さんとか、
   ま、いろいろ、こう、映像入り乱れるわけですが・・
お: あそこは、だって、ねぇ、、、お父さんに殴られて片耳聞こえないっていう・・
さ: そうそうそうそう・・・(笑)そうなんですよ・・・
お: とんでもない、虐待一家っていう・・・
さ: ほんとに、ねぇ。。いろいろ事件も・・・
お: 哀しい事もあり、、、
さ: そういう、そういうのを乗り越えてきたいろいろな歴史を
   ずーーっと映画でやりながら、最後に、ばーーんと本人でてきて、
   いきなり・・・登場ですよ。


お: なんか、音楽、盛り上がったって?
さ: あ、選曲が。
お: 選曲、、というか、ビデオの、、ね。
さ: あ、そうそうそう。映画の間で使っているちょっとした、
   ジングル代わりに使われる、ぷっとした、アカペラのね・・
   「ちょっと、このアカペラって、どのアルバムに入ってたっけ?」っていうような。
お: あーー。
さ: 「こんなの、なかったよね。」みたいなのが、、、こう、間では、マニアックな・・
お: あーーーー、未発表テイクを・・
さ: ちりばめた映画をですね・・・
お: すっごい・・・それだけでも見たいですね。
さ: その映画のビデオ、欲しいくらいでしたね。
お: ねぇ・・・

さ: ん。そいで、2部構成で、えーーと、ビーチ・ボーイズ時代のとこから、
   自分のソロの曲から、こう、織り交ぜながら、演るコンサートだったんですけど、、
   そりゃ、やばかったです。もーーぉ、へにゃへにゃになりました、わたし。


さ: いい?かけて、1曲。
お: あ、聴きましょうか、こう、一発、想像して。
さ: ブライアンとね、、、さっきもちらっと言いました、
   ヴァン・ダイク・パークス名義でやってる、
   『オレンジ・グレイト・アウト』ってアルバムがあるんですけれど、
   その中の『セイル・アウェイ』っていう、2曲目に入ってる曲を、、、
   、、聴きましょう。



『Sail Away』 by Brian Wilson & Van Dyke Parks






(続く)


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