(敬称略)
お二人が歌っている時には、テキストをこの色にしています。 (おぐちゃん、ギターを演奏しはじめる。弾きながら、記憶の糸をたどっているよう。) 小倉: すいません・・・これね・・・・えっとね、Gだったと思うんですよね・・・ 佐橋: うん。 小倉: いつも気になるーこと、いつ、君はいなくなるのーか。 小倉: (佐野さんに)そうそう。 佐橋: へぇ〜〜〜 小倉: (佐橋さんに)こういうの・・・ 小倉: こんなもどかしい気持ち、 君は知らない・・・・っていう曲なんだよ。 佐橋: へぇ〜〜〜〜 元春: うん。(←何かを確信したよう) 小倉: でね、 小倉: いつか、大人になるとき、 思い出すだろう・・・・ 小倉: (元春さんに)そうです。 元春: 君がいなくちゃ、(←思い出した) 佐橋: あっ・・(←何か、ひらめいた?) 元春: 君がいなくちゃぁぁ、君がいなくちゃ、、はなし〜がぁ始まらない 小倉: で、ここでハモってくんです。 元春: 君がいなくちゃ、 佐橋: あはははっはぁ〜〜(笑)(←嬉しそう) 元春: 君がいなくちゃぁぁ、君がいなくちゃ、心が落ち着かない 小倉: そうです。 佐橋: すんごいぃ・・・ 小倉: これ、もう、すごい・・これ、素晴らしい・・・ 元春: いやぁ、思い出したね。 佐橋: 思い出した?思い出した・・・(笑) 元春: なんか、こう、外から、デジタルな記憶チップを埋め込まれた感じだ。 佐橋: あっはっはっはぁ〜〜〜!(爆笑) 元春: あの・・ぴしゅ!ぴしゅ!ぴしゅ!っと、こう、今、フラッシュが・・(笑) 佐橋: フラッシュが・・・(笑) 元春: たかれた・・(笑) 小倉: いや、最後がね、多分ね、ここの歌詞と一緒でね・・・君がいなくちゃ・・・ 元春: そうです。「荒れ狂う」。 小倉: あーー、やっぱり、そうです・・・ 元春: あの時、僕は立教高校ってとこに通っていたの。 佐橋: はいはい。 元春: そこに、まぁ、全国から、あのーー、来た・・寮があるんですよ。 佐橋: あ、私立高校だから・・・ 元春: 私立高校だから・・うんうん。 佐橋: (笑) 元春: 毎日のようにかかって、いたっていう話を聞いた。 佐橋: まず、そういうのがあったんだ・・・ 元春: うん。 小倉: ところが、高松まで。 佐橋: (笑) 小倉: 海を越えて。(笑) 佐橋: 海を・・・ま、一応ね。(笑) 小倉: もう、いやーー、もう、ホントに・・・・ 元春: あーーー、不思議な、縁だね。 佐橋: そうですねぇーー。 元春: いやぁ、この曲・・・今・・・ 佐橋: (笑) 小倉: すっごい・・・(笑) 佐橋: おぐちゃん、でも、やっぱ、そういう時にしてた、自分で歌ってた曲だから、 小倉: いやぁ、もう、全部、覚えてるんですよ。 佐橋: すんごいねぇ・・・ 元春: ええ・・ 佐橋: なぁんか、そうそう、話、今日、もう・・・ 小倉: もう、チップの一個になったような気がして・・・(笑) 佐橋: (笑) 元春: まさに、「未発表曲」だよね。これはね。 佐橋: そうですねぇ。 小倉: そうですねぇ。 佐橋: ホント、いつも作っては、ゴミ箱にすぐ捨てちゃう人なんで。(笑) 元春: (笑) 佐橋: そんなとこで・・・ 小倉: そんな時に、今日も、佐野さんの、 佐橋: ええ、そうですね。 元春: ええ。よく聴いていた、、、、、音楽ね。 佐橋: ヤツとかを、なんか、ここの店、多分、大体のもんは、あると思うんですけれどもぉ・・ 元春: はい。まぁ、佐橋くんも、 佐橋: はい。 元春: 多分、このエリアは好きかと思うんだけれども。 佐橋: ええ。 元春: あの、アメリカの、ロックンロール音楽も好きでしたけれども、 佐橋: ええ、ええ、ええ。 元春: で、その中でも典型的な、ブリンズレー・シュワルツっていう、よいバンドが、いました。 佐橋: 佐野さん、「ナポレオンフィッシュ」っていうアルバムの時に、一緒に共演されて・・ 元春: ええ、共演しました。 佐橋: ましたよ・・・ね。 元春: ええ。で、そのブリンズレー・シュワルツ時代の、えー、これも、ヒット曲になるのかな。 佐橋: うん。 元春: この曲を、聴いてください。 佐橋: はい。 元春: ブリンズレー・シュワルツ、曲は、『Don't Ever Changed』
佐橋: ブリンズレー・シュワルツは、ホント、カッコイイですねぇ。 小倉: カッコイイですねぇ・・・うーん。。。 元春: そうだね。 佐橋: うーん。 元春: そうしたアーチストって、ま、今でも活動している、エルビス・コステロなんかもそうだし、 佐橋: みんな仲間だったっていう噂ですけど・・ 元春: ええ、みんな、仲間だね。 佐橋: うーん。 小倉: みんな、なんか、音楽の、その、なんていうの、その、 佐橋: すごい、いろいろ取り入れて、混ざってるっていうか・・ 小倉: 自分の中にあるっていうか・・・自分のスタイルを、ちゃんと持ってるよね。 元春: うん、いろんなスタイルを持ってる。だから、僕らも、アメリカの音楽に対しては、 佐橋: うーん。 元春: 遠くにいるから、より、いいモノと悪いモノの見分けがつくっていう・・・ 佐橋: ああー・・・ 小倉: そうですね。 元春: その点でね、ブリンズレー・シュワルツと、ブルースの話とか、 佐橋: ああ、じゃぁ、その、ナポレオンフィッシュのレコーディングの時とかも、 元春: うん、話、盛り上がっちゃって。 小倉: はい。 佐橋: をぉ〜〜、あの映画ですね。 元春: ブリンズレー・シュワルツや、彼の友達、それと、僕とね。 佐橋: うん。 元春: そしたら、ブリンズレー・シュワルツが、その映画を見ながらね、 佐橋: ああ、 小倉: んーー、もう、解るんだね。 元春: 「ああ、ここでね、ディランがね、コードね、間違えて、どうのこうの」とかって 佐橋: (笑) 元春: 「どうして、そんなに知ってるの?」って言ったらば、 佐橋: あぁーー。 小倉: なるほどねぇ。 元春: だから、物の本に書かれてることは、ホントだったんだなって。(笑) 佐橋: なるほどぉ・・ 元春: 本人からそう聞いたからね。 佐橋: 間違いない。(笑) 元春: 間違いない。 佐橋: ええ・・・ 佐橋: いやいやぁ・・・ 小倉: いやぁ、話も尽きませんが。 佐橋: もう、ラジオのお聞きのみなさんにはホントに申し訳ないんですけど、 小倉: (笑) 元春: ええ、とても、楽しかった。 佐橋: いやぁ、もう、ねぇ・・・ホントに、年末スペシャル。(笑) 佐橋: 佐野さん、最後にね。 元春: ええ。 佐橋: あのーー、番組的には、最後になっちゃうんですけどぉ、 小倉: 僕はねぇ、『Innocent』、もう一個聞きたいなぁっていうのがあって・・・ 元春: ああ、嬉しいねぇ。 佐橋: 『Innocent』、じゃぁ、もう一度聞きましょう。 元春: これ、ふたつあって、 佐橋: ええ。 元春: まぁ、先週、聴いていただいたのが、オリジナル・バージョンで、 小倉: いいですね。 佐橋: あっ、それじゃ、それを今日は。最後に・・・紹介をしていただいて・・・ 小倉: 最後に、佐野さんに、あの、カッコイイ紹介を、ちょっと・・・ 元春: (笑)(←ちょっと照れ笑い) 佐橋: 佐野さん、どうもありがとう。 小倉: しびれます。(←ちょっとヨイショもーど) 元春: いやぁ、今日は番組に招待してくれて、どうもありがとう。 小倉: ありがとうございます、ホントに。 佐橋: ありがとうございます。(←かしこまり) 元春: では、僕のニューシングル、『Innocent』。
マスター:来年は、佐野元春さん、デビュー20周年となりますが、 |