お: あ、佐橋さん、アライグマ見たって? さ: もう、夜ねぇ、セッション終わって、ま、宿舎とは言っても名ばかりの、 雑魚寝する、山小屋に、、、歩いて30秒位ありましたっけ? お: 30秒くらいありましたね。 さ: 30秒ぐらいっていうか、ほんとすぐ、隣り合わせなんですけれども。 その間に、要するに、街頭がないんで、星明かりなのね。 その星明かりの真っ暗ん中、ちょっと、すーーっと歩いていったら、 なんか、ガサガサと音がするんで、見たら、アライグマがこっち向いて・・ 結構、大きいんだね。野生のアライグマって。 お: 野生のアライグマはねぇ、、、一応、猛獣の、、扱いですよね。 さ: あ・・・じゃぁ、俺、結構、危険だった??(不安げ) お: 割とね、危険な、状態にありましたねぇ。 さ: あ・・・(笑)死んだフリするほど、大きくはなかったんですけどね。 お: 指とか、出したらちぎれちゃうくらい、噛むらしいですよ。 さ: ほぉんとぉ。よかったぁ・・・ お: 割と、凶暴な・・・ラスカルとか言ってますけど、肩にのっけたりすると、 あれはヤバい状態らしいですよ、「アライグマ・ラスカル」ってのは。 さ: ほぉーー。。 お: 首、噛まれたら即死、ですよね。 さ: マジで?んじゃ、良かったぁーー、生きて帰ってこれて・・・・ って、なんか、レコーディングの話してるんじゃ、ない、みたいですけれど。(笑) お: ん、レコーディングもすんごい楽しかったんですけどね、とにかく、 その楽しいレコーディングを生んでくれた状況ってのをね、 今、伝えたいなっていう感じですよね。 さ: あの環境はですねぇ・・・ お: 環境はすごかったですよね。 さ: おぐちゃん、あの、スタジオの扉開けて・・・あのー、 これ、もう、口では説明しにがたいいんですけれど、 ヘリコプター乗って見に行くような、ものすごい、断崖絶壁の・・・ お: はいはい、見ました見ました。航空写真を見てるみたいな、ね。 さ: そうだねぇ。 お: 断崖絶壁の・・・スタジオを出て、細い、けもの道みたいなとこを 行くんですけれど・・・・スタジオのケビンっていう、若いアシスタントの お兄ちゃんに連れられて行くと・・・ さ: ここに来たら、この景色見せないといけないんだ、つってね・・・ お: もんのすごかったよね、 さ: あそこ、ガラガラヘビ、出るんじゃないの、もしかして? お: ガラガラも・・・いるでしょう。もちろん。 さ: あ、よかったぁ。。(生きて帰ってこれて) お: あと、星空、すごい。空がね、夜ね。空気がキレイで。 お: 流れ星が見えるんですよ。 さ: 見ました、僕。なまれぼし見放題。 お: 「なまれぼし」じゃないですよ。(笑) さ: 「ながれぼし」。かんじゃった。女子アナみたいになっちゃった、今(笑) お: 「見放題」 いいですねぇ、空気がキレイで、ね。 お: それに、ホントに、素晴らしい、レコードが出来ましたが。1.5枚目。 これはね、もう、俺、毎日、聴いてますけどね、ここんところ。 やられますね。 さ: 今回はね、カバーアルバムっていうことで、他人の曲を、料理する、という・・ お: そうです。「ひとの褌レコード」 さ: (笑) お: 「ひとの褌ツアー」に続いて。 さ: 「ひとの褌レコーディング」(笑) さ: この番組の中でも時々生演奏したりしているような曲も、 もしかしたら入っているかもしんない、なんてことも・・・ お: いや、入ってんですけどね。 さ: あははははは・・・もう、ばらしちゃった。 さ: さっきも、ちらっとお話しましたとおり、この店にあるような、 CDやレコードのアーティストがいっっぱい集っているっていう・・・ お: さっき言ったレニー・クラヴィッツもそうですし・・・スティングなんかもね・・・ さ: スティングなんて、あそこに何しに行ったんでしょうね、あんな山ん中に・・・ あそこで出来る事っつったら、、、 お: まぁ、ボーカル・ダビング・・・ さ: ぐらいじゃないですかねぇ・・・ あと、なごんで帰ったか・・・ お: なごんで帰ったか・・・・そうですねぇ・・・ さ: まぁ、あの、一番メインになる・・ あそこで最も一番多くレコーディングしてるアーティストっていったら、 ニール・ヤングさんなんで。 お: らしいですねぇ。 さ: ニール・ヤングさんの家が近所、なんで。 そんで10枚くらいは、あそこで録ってるっていうんですけれど・・・ お: リチャードっていうオヤジが・・さっき、死にかけのっていったオヤジが よく、エンジニアなんかやったんでしょ? さ: そうそう、「俺は10枚参加した。」とか言ってましたけど。 お: すごい、ですねぇ。 さ: ちょっと、その頃のね、70年代中期、以降の曲だと思うんですけどね、 今日はニール・ヤングさんの曲も一曲聴いてみようと思って お: を、いいですねぇ。 さ: 多分、インディゴ・ランチで・・・このスタジオで録った曲じゃないと 思うんですけれど、急に聴きたくなったんで、、聴いていい? お: どうぞ、どうぞ。 さ: じゃ、ね、ニール・ヤングの、『テル・ミー・ホワイ』 お: いいですねぇ。 ジングル(「クロマ王朝の悲劇」のラストパート) お: 犬がいたじゃないすか。全くストレスの無い、犬。 さ: (笑)おぐちゃんが勝手に、「ぶち」って名付けて、ね。 そのうち、「ぶち」って呼んでも来るようになっちゃったね、おぐちゃんとこに。 さ: あの犬はぁ、スタジオのオーナーのリチャードさんの犬らしいんですけど、 勝手に朝、やってくるんですよね。 お: やってくるんですよ。 なんか、リチャードさんのお家も、スタジオのちょっと上のほうにあって、 そっから犬だけ来るっていう・・・(笑) さ: (笑)オーナー、ちっともスタジオに来ない・・(笑) お: そうそう。(笑)スタジオの鍵、開けに来いっていうのに、 犬が来て、僕らの朝メシを食うっていう、すごいスタジオだった・・・(笑) さ: あれですよね・・要するに、、まぁ、、、キャンプ、、、しに行った・・・ お: そうそう、「楽しいキャンプ状態」ですね、あれは。 サークルで、ちょっとね、夏場に、、、 さ: 夏合宿!みたいな。 お: 夏合宿、行くヤツの、強力な、、、 さ: (笑)強力なヤツ・・・ お: そうそう、大人版っていう感じですよね さ: なるほど、なるほど・・・ さ: ああいう、環境っていうのが、ホント、音楽に作用、、 左右するなという所をですねぇ。。 お: そうです、これは、素晴らしいアルバムですねぇ・・・ さ: この番組をお聴きの皆さんだけにぃ、(もったいぶり気) ちょっと、一曲ぐらい、聴いてもらっちゃおうか、なんてですねぇ・・・ さ: これはですねぇ、今週くらいまでしかかけれない曲なんで、 かけちゃおうかっていうのもあるんですけれどぉ・・(笑) 旬のものなんで。 この番組でも、昔、 お: ん、一回、ね。 さ: やりましたよねぇ。 お: やった曲なんですけれど。。。『夏なんです』っていう・・・ さ: はっぴぃえんどの、『夏なんです』のカバーを、聴いてください。 お: 今日は、それを聴きながら、「夏にさよなら・・」っていう・・ さ: なるほど、上手い事を・・・ さ: それでは、さよなら・・・ お: さよなら・・・・ マスター: いかがでしたか?噂の山弦1.5枚目からの一曲。
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