『山弦・One More Music』1999.10.09  Part.2



 佐橋: 佐橋佳幸
 小倉: 小倉博和

(敬称略)


佐橋: あのーー、今日、なんでジャージーなセレクトにしようかって
    思ったかっつーとですね・・
小倉: はい。
佐橋: なんか、あのーー、一般的に、
小倉: うん。

佐橋: あんまり、夏の、くそ暑いときに、ジャズはイヤかなっと・・・
小倉: そうなん・・・いや、でも、あれなんだよね、
    なんか、、あのーー、とりあえず・・野外コン・・
佐橋: ジャズ・フェス・・
小倉: ジャズ・フェス、多いですよね。
佐橋: そうなんですよ、これ、不思議なんですよ。
小倉: でも、やっぱ、こう、お部屋で聴くにはねぇ。
佐橋: うん。
小倉: 秋のこの夜長は、いいですよね。
佐橋: 『枯葉』とか、そういうのもあんのかな・・・
小倉: 『Autmun Leaves』ですね。
佐橋:  あ、あれはシャンソンだなぁ、もともとは。

小倉: もう一曲いきますかぁ、じゃぁ、?
佐橋: うん。
小倉: 今日は、えーー、秋の夜長、ジャズ、ということで、
    サックス、えーー、の方の曲を、もう一曲。

小倉: えー、これはですねぇ、96年・・1996年・・もう、最近のアルバムですが・・
    この人も、今、泣きのサックスとしては、もうホント、世界で・・・
佐橋: もう、なかば、ポップ・スターですけど
小倉: そうですね。おまけに、人格者っていう、ね。
    司会もやります、みたいな・・・
佐橋: (笑) ほんとですよね。
小倉: なんでしたっけ、あの・・・『ナイト・ミュージック・ショー』かな?
佐橋: そうそう。
小倉: の司会でも、
佐橋: お馴染みの・・
小倉: デヴィッド・サンボーン
佐橋: さん

佐橋: 僕ね、デヴィッド・サンボーンさんから電話貰ったことあんですよ。
小倉: え?? なんですか?それは。
       (↑「なんですと?」のアクセントでお読みください)

佐橋: あんですね、昔、坂本龍一さんのコンサートで・・・
小倉: 道に迷ってしょうがないっていう・・・
佐橋: そうそう、ここを左曲がって、隣りの角を右・・・
小倉: (笑)
佐橋: いやいや、そうじゃなくって。(笑)

小倉: あ、坂本龍一さんの、
佐橋: うん。ツアーの時のベース・プレーヤーがぁ、
小倉: はいはいはいはい・・
佐橋: サンボーンさんのとこのですね、ベース・プレーヤーでぇ。
小倉: はいはい。 なんていう人でしたっけ。
佐橋: えーー、っとねぇ、、クリス・ミーン・ドーキーっつってぇ。
小倉: あ、クリス・ミーン・ドーキー・・・
佐橋: クリスは、自分もブルーノート・レーベルからアルバム、出してんですけどぉ。
小倉: はい。

佐橋: で、丁度、僕らがツアー中の時に、デヴィッド・サンボーンさんが、ま、
    別のバンドで、東京、大阪、まぁ、博多と、ブルーノートのライブで、
    来日してたんですよ。
小倉: うん。
佐橋: そんで、その、クリス君と見に行こうよっつって、見に行って、
    僕のあのーー、『トラスト・ミー』ってアルバムを渡したらですね、
小倉: はいはい。
佐橋: えーー、まぁ、一応、聴いて貰えたら、たまたま、したら、ね、嬉しいなって
    くらいの気持ちで渡したんですよ。
小倉: うん。

佐橋: そしたらですねぇ、次の日、朝、電話が鳴りましてですね、
小倉: ほぉ。
佐橋: わーーって、いったら、「デイヴィッドだけど。」って。
小倉: 怒ってた?
佐橋: 「2曲目、よかったぞ。」
小倉: わぁっはっはっはっは・・・(大ウケ)

佐橋: 俺は、夢かと思いましたねぇ。
小倉: 夢じゃないっすか?(笑)
佐橋: でぇ、これから帰ったら・・・
小倉: 「2曲目、良かったぞ。」って、いいですねぇ・・・(笑)

佐橋: で、電話番号教えて貰ってぇ。
小倉: うん。
佐橋: そいでぇ、、、その次の年に、たまたま、仕事でニューヨークに
    行くことがありまして、電話して、
小倉: あ、かけたですか。
佐橋: かけたんですよ、そしたら、奥さんとか、みんなで、メシ食いに行ってですね。
小倉: あ、ホントぉ。すんごい、ファミリーな人だねぇ。
佐橋: でぇ・・・
小倉: いい人じゃないっすかぁ。

佐橋: おぐちゃんがたまたま選んだ次にかける曲、「リッキー」っていうんでしょ?
小倉: そうそうそうそう。
佐橋: これ、リッキーって、奥さんの名前です。デヴィッドさんの。
小倉: あ、そうなんですねぇ。
佐橋: ま、とりあえず、その曲、聴いてみましょうか。

小倉: そうですね。これはですね、この、ディーン・ブラウンの・・
佐橋: あ、ギターの人ね。
小倉: そう、変態スパニッシュ・ギター・・
佐橋: (笑) 変わってるよね。
小倉: あの人、変わってます。
佐橋: ギター、ねぇ。
小倉: ホントに、、、痙攣しながら、弾くっていう・・・
佐橋: (笑)
小倉: でもね、俺、結構好きなんですよ、ああいうの、ちょっと・・
佐橋: ねぇ。(笑)
小倉: うん。
佐橋: でも、ブルーズ・フィーリングもあるよね。
小倉: そうです、そうです。
佐橋: ね。

小倉: そうだ、エフェクターの使い方が、もう、凄まじく、変わってんですよね。
佐橋: あぁれ・・ちょっと・・・新しいスタイルだね。
小倉: そう、、、そいで、ギター、弾いてるギターが、
佐橋: うん。
小倉: えーー、ローランドの、あの、ほら、ギター・シンセサイザー、
佐橋: ほぉ。
小倉: の、あの、ストラトタイプのヤツ、あるじゃないすか。
佐橋: うんうんうん。
小倉: あれを弾いてんですよね。
佐橋: あぁ、ドゥー・ビーの人も弾いてた・・
小倉: そうそうそうそうそうそう・・・

佐橋: まぁ、ちょっと、専門的な話になっちゃいましたけど。
小倉: はい。それではですね、デヴィッド・サンボーンの、えーーー、
    「Songs From The Night Before」という、96年のアルバムから、
    えーー、3曲目の、『Rikke』、お送りします。
    どうぞ・・・




『Rikke』 by David Sanborn





(B.G.M. 『Rikke』)

小倉: なるほどね。
佐橋: ロマンチックですね。
小倉: やっぱりね。奥さんに・・
佐橋: うん。 と、思うんですけどね。
小倉: 奥さんに・・
佐橋: 違うリッキーって女だったらまずいっすねぇ。(笑)
小倉: (笑)

小倉: やりますね。
佐橋: やりますねぇ。(何を?(笑))

佐橋: んーー、しかも、これ、プロデューサー、あれじゃないの、
    リッキー・ピーターソンでしょ?
小倉: あぁ、そうですね。。。。
    あ、これはね、、あ、そうだね。
佐橋: 確か、ね。あの・・・
小倉: オルガンの・・・
佐橋: オルガン弾きの・・
小倉: リッキー・ピーターソン・・このバンドの・・
佐橋: ディヴィッド・サンボーン・バンドのね、
小倉: 要ですよね。

佐橋: ま、いろいろ、ひっかけてるのかもしれないですね。
小倉: なるほど・・・っていうことは・・・これ・・・そうか・・・
    (何やら一人で含み笑い)

佐橋: いろんなリッキーさんに、ひっかけてたりして。
小倉: なるほど・・両方いけるっていう・・・(笑)
佐橋: や、それは・・(笑)
小倉: それは、違いますね・・・
佐橋: (小声で) やばいやばい・・・・(笑)

小倉: 奥さんのね。。。一回、ちょっと、そういう風に、曲、かいてみたい・・
    ロマンチックな曲、・・・
佐橋: 多分ね、そうです・・・誰かに捧げて・・・
小倉: 誰かに捧げちゃいましょう。
佐橋: 捧げよう。あ、この前の、麻布の猿かなんかに捧げて・・
小倉: あ、いいですねぇ。
佐橋: (笑)
小倉: どこがいいんですか?(笑)
佐橋: わかんないですけど。(笑)

小倉: えーー、「脱走猿」ね。
佐橋: 「脱走猿」に捧ぐ。
小倉: 「脱走猿に捧ぐ」・・いいですねぇ・・・
    『マンキー』っていう・・・(笑)
佐橋: (笑)
小倉: そのまんまじゃ・・・(笑)

佐橋: ま、えーー・・・
小倉: 『Get Away Monkey』っていう曲を、じゃぁ、次に、いきましょう・・・
佐橋: じゃぁ・・・
小倉: あきれてますね。
佐橋: いやいや・・あの・・ホントにやりかねんなという、(笑)
小倉: (笑)

小倉: でも、あの猿に関しては、何で野生だってみんなが言ってたのかっていうのが
    不思議だっていうような意見が、いろんなとこで・・・
佐橋: 中央線に乗ってきたんじゃないの?
小倉: あ、そうなんだ。
佐橋: 中央線に、なんか、乗ってきたんじゃないかっていう噂が、
小倉: 絶対、飼われてたんじゃないか、どこかでっていう感じ、しますけどねぇ。
佐橋: おかしいですよねぇ。
小倉: おかしいですよね。
佐橋: もう、すっかり話題から、その話題ね、いなくなっちゃったね、世の中から。
小倉: そうですね。
佐橋: 冷たいすね、世間の・・
小倉: いや、まぁ、しょうがないでしょ。
佐橋: ええ。
小倉: 忘れてください。何もかも。
佐橋: (笑)
小倉: えーー、(笑) それでは。
佐橋: まぁ、みなさんも・・・


マスター:来週はゲストの日ですよね。
     佐橋さんともおつき合いの長い、中西圭三さんがいらっしゃいます。
     とっても陽気な中西さんですから、楽しくなりそうですね。



佐橋: たまには、あのーー、お葉書、もう少しいただきたいもんですね。
小倉: そうですね・・・・お葉書、待ってます。
佐橋: お葉書、待ってます。
小倉: 孤独です、僕たち。
佐橋: ええ。秋の夜長に・・
小倉: あの・・・おしかり・・・ご注意、ご鞭撻・・・
佐橋: はい、よろしくお願いします。
小倉: はい。


佐橋: それじゃ、また、来週ってことで・・・
小倉: そうですね。
佐橋: 来週は、また、ゲストをお呼びして、お送りしたいと思っています。
小倉: はい。そうですね。


佐橋: お相手は山弦の、佐橋佳幸と、
小倉: 小倉博和でした。
小倉: それでは、ばいちゃぁ〜。
佐橋: さよならぁ〜。
小倉: さよなら〜。さよなら〜。
佐橋: さよならぁ〜。。。







(Fin)


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