ビル・リップシュッツに学ぶ株式投資の教訓

ビル・リップシュッツのインタビューから株式投資の教訓を学びます。

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株式投資の教訓とコメント

 マーケットの魔術師シリーズ第2巻に登場するトレーダー、ビル・リップシュッツのインタビューの中から株式投資の教訓となる文言を抽出し、コメントを加えて考察します。

リスク管理

 リスク・コントロールと言うと?
 端的に言えば、自分がどういう立場にいるのか、常に、分かっていること、かな。(p.66)
 何が起こっているのか分からないのにポジションを持っているなんて、何かおかしいだろ。(p.70)

コメント
 株式投資のリスクとして怖いのは、自分が取っているリスクの大きさを理解しないまま大金を投資して、相場の動きが予想に反した場合の損失が理解を超えた大きさになることです。
 特に信用取引など、レバレッジを効かせた取引で必要以上に大きなリスクを取ると、投資した金額より大きな損失を出す可能性があります。
 信用買い、或いは信用売りのポジション、すなわち建て玉を保有しているときに、株式相場の状況からみて、自分が安全域にいるのか危険域にいるのかを、判断出来ないでいることは非常に危険です。
 もし株式相場が、自分が判断出来ないような状況になったら、ポジションを手仕舞って現金化することです。
 ポジションを閉じた後であれば、冷静に相場の状況を見られるので、今後の対応策を考えることが出来ます。

ポジションサイジング管理

 負けが続いているとき、どうしますか?
 失った自信を取り戻すように努力しなければならない。トレードのサイズを減らすのは、こんなとき、効果があるね。(p.67)

コメント
 株式投資で負けが続いているときに、一発逆転を狙って大勝負に出てはいけません。一か八かの勝負に出ると、運用資金を一気に減らす可能性が高くなります。
 負けが続いているということは、自分の投資方法、売買ルール、相場の状況判断が、株式相場の流れにマッチしていないということです。
 一旦ポジションを閉じて頭を冷やし、今後の投資戦略を冷静に考える必要があります。
 トレードを再開する際に、ポジションサイズを小さくすれば、仮に失敗しても運用資金全体に対する影響を小さくすることが出来ます。

 マーケットが自分の方向に動き始めたら、それに従って、次第にポジションを積んでいくんだ。(p.69)
 すべてのポジションを、一度に構築したり、閉じたりしなくてもいいのだ。(p.82)

コメント
 株式相場においては、常に正しい判断が出来るとは限りません。
 株式相場がどちらの方向に動くかはっきり分からない状況では、小さいサイズでポジションを持ち、動向を監視します。
 自分がポジションを持った方向に相場が動いたら、買い乗せ、売り乗せを検討します。トレイリング・ストップを使いながら利益を追求します。
 相場の動きが見込み違いであれば、損切りルールに従って、ストップ・ロス・オーダー(逆指値注文)で手仕舞います。

ウィザード人脈

なし

マーケットの魔術師に学ぶ株式投資の教訓(シリーズ第1巻)

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更新日:2014年07月13日 日曜日
作成日:2007年03月29日 木曜日

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