バリ島通信・バックナンバー


2001.7.22(日) ~シンガポール~

またまたごぶさたです。バリ島へ来て、アッという間に2ヶ月間が過ぎ、 このまま何もせず帰国になりそうな予感がする今日この頃ですが、 皆様いかがお過ごしでしょうか?

2ヶ月というと、インドネシアでは観光ビザ(ノービザ)期間が切れるため、 一度国外へ出なければなりません(オーバーステイは1日につきUS$20必要)。 私はシンガポールへ行き、ついでに半年滞在できるビザを取ってきました。

そこでシンガポールと比較し、バリ島の雰囲気を少しお伝えしたいと思います。 (すでにバリフリークの方は思い出しながら読んでください)

いやぁ~、シンガポールはキレイです! “タバコのポイ捨ても罰金”と言われる国だけあって、 道にゴミはほとんど落ちてないし、木々は丁寧にカットされて青々してるし、 クルマは信号に従ってキチンを進んでるし、 人々は流行りモノの服を着てスタスタ歩いてます。 日本の都心のような高層ビルが立ち並び、 大型デパート(伊勢丹&高島屋等)もデデーンと建ってます。 マクドナルド、ケンタッキーはそこらじゅうにあって、 シャネルやヴィトンなどのブランドSHOPも豊富に揃ってるうえに、 スターバックスコーヒーでカフェラテが飲めて、 サントリー“クー”の大型風船までがビルの前を漂っていました。
値段はほぼ定価制で、物価は日本の約7割といった感じ。 買い物を楽しみたい人にはピッタリの国と言えるでしょう (もしかしたら田舎のほうは違うのかも…)。 人種はマレー系、中国系、インド系に加え、欧米人も一部。 全体的に、日本人のように丁寧で礼儀正しく、しっかりした印象を受けました。

それに比べ、バリ島はイイ加減もいいとこです。
・道の脇はゴミだらけ。みんなポイ捨てが当たり前。
・木々はいっぱいあるけど、人と同じくダレてる。 (一部、高級ホテルとヌサドゥア地区は除く)
・クルマは2車線をまたがって走り、車間距離はないに等しい。 その間をバイクがすり抜けていく。 信号はめったになく、あれば「黄色当然、赤勝負」
・流行りモノを着てる人もいるけど、たいていTシャツとか。 下はパンツまたはサロンを巻いてる。お祭り時は宗教上の正装で。
・歩くときはダラダラ。早足なのは日本人だけ。
・高層ビルはない。やしの木よりも高い建物がダメだから。
・マクドナルドとケンタッキーは観光地にある。 スタバはない。ネスカフェは有名。
・シャネル、ヴィトンなどは まがい物がいっぱい。 たいてい「70%OFF」と書いた札を出してる。
・キャラクターは、偽キティちゃん、偽ピカチュー、 偽クレヨンしんちゃんあたりが人気。 大人も喜んでバイクに貼ってる。
・値段はデパート、免税店以外は交渉制。 日本人だとまずぼったくられる。 定価制でも店・地区によって値段が違う。
・物価も行く場所による。安い食事で日本の約10分の1程度から、 高いホテルでは世界の一流レベル。
・人々は基本的にテキトー。やる気なさそうに座ってることが多い。 いつも笑顔でフレンドリー(一度でも話したら「オトモダチ、ネー」)。
ってな感じです。なんとなくイメージは伝わったでしょうか?

私はバリに戻って、ブンブン行き交う車やバイク、笑って話し掛けてくれる人々、 夜空に広がる星などを見てたら、「やっぱりバリはエキサイティングで自然体で面白い!」 と思っちゃいました。もちろん2ヶ月もいたら嫌な面も見えてきます。 でも、まだまだバリを味わいたい気持ちでいっぱいで~す。

あと半年はいますので機会があればバリ島で会いましょ♪

それではまた。

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