「DOG'S MESSAGE」

ハ チ か ら 一 言(Part56〜60)

2002年7・8月合併号掲載分(Part56)

私、病気になっちゃった・・・その1

 みなさん、こんにちは!ハチです。またまた私、手術しちゃいました!痛かったよぉ。
 どうしたかというと、私は毎日散歩のあと御主人様にブラッシングと全身マッサージをしてもらってるんだけど、2ヶ月くらい前から右脇腹にシコリが見つかったんだって。でも、大きさも変わらないし、元気だし、きっと脂肪の塊だな?来月の予防注射のときに先生に診てもらおうねって話してたの。ところが御主人様、ある犬雑誌の肥満細胞腫(皮膚がん)の特集を読んで「やっぱりハチ、早めに先生のところへ行こう。」って、あせった表情で言ったの。わぁ、大好きな先生のとこ行くんだ!でも何で??そう思ってた矢先、散歩から帰っていつものブラッシング・マッサージの直後に私、黄色い胆汁のような液体を大量に吐いてしまい、その日の夜にも同じように吐いてしまい、ぐったり。御主人様がびっくりして私の体をさすってくれたら「あれ、おかしい。股のすぐ上にもシコリがある。こんなの今までなかったのに、どうしよう!」って大焦りで、翌朝、獣医さんの開院を待って受診したの。
 先生曰く、「肝臓の値が悪すぎる。シコリを触った直後に嘔吐したとすると細胞腫の可能性があるから、早めに切除したほうがいい。」ですって。御主人様の悪い予感が当たってしまって大ショック!とりあえず胃の薬をもらって2日後に2つのシコリの切除手術をすることに・・・。
 「ハチどうしよう?でも早めに取ってしまえば転移することもないし、大丈夫だよね。
」って御主人様は自分に言い聞かせるように私に話し掛けるの。う〜ん、よく分かんないけど、何だか元気出ないし、御主人様のうろたえる表情を見てると私が早く元気にならないと、かわいそうだし、がんばって手術してくるね。
 そして手術当日の朝。またもや黄色い大量の嘔吐をしてしまい、こんな状態で手術できるのかって御主人様は半分パニクってしまったんだって。先生に事情を話したら、手術は予定通り行うことになり、大きな心配を残しながら私は手術台へ。
 長くなりそうだから、この続きは次回話すね。

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2002年9・10月合併号掲載分(Part57)

私、病気になっちゃった・・・その2

 みなさん、こんにちは!ハチです。前回の続き、手術の結果のお話するね。
 手術は順調に終わり、心配顔の御主人様に先生は「今回切除したものはたぶん脂肪の塊でしょう。病理組織検査に出しますからはっきりした結果は1週間後になります。今回、転移しないように腫瘍部分を大きめに切除しました。その分傷は大きいですが、完璧に取りました。嘔吐との因果関係は検査の結果を待ってお話します。」と言われました。私はまだ半分麻酔が残ってる感じで、ヨタヨタしながら車に乗って家へ。いつもの場所に着いたら安心して、急に眠たくなってきたの。でも、お腹の傷が痛くて伏せることができない。私は覚えてないんだけど、その時、両側から御主人様に体を支えてもらって立ったままでしばらく眠ってたんだって。
 翌日には痛みが増してきて、しばらくトイレもできず、御主人様もひどく心配してた。獣医の先生は「犬の痛覚は人間の5分の1程度だから・・・。」って言ってたらしいんだけど、それでも痛かったなぁ。3日目くらいからは伏せたり、立ったりも何とかできるようになったんだけど、傷口にリンパ液が溜まってしまい、お腹に大福をくっつけたみたいに膨れてしまって、痛くはなかったけど、ブヨブヨしてカッコ悪かったわ。
 そして、ドキドキしながら迎えた1週間後の抜糸と検査結果。御主人様の獣医さんへ向かう車もいつもよりゆっくり目。そしていよいよ先生が・・・「腫瘍は良性でした。よかったねハチ。肥満細胞腫は見た目では判断できず、切って検査するしかなかったから。肝臓との因果関係はなくなったけど、療法食に切り換えてから肝臓の値も正常値に近くなってるし、一時的なものだったんでしょう。」だって、よかったぁ。御主人様も私も、ほんとにホッとして何か全身の力が抜けるようだったわ。「この1週間はほんとに心配だったけど、これでまたもとの元気なハチとの生活に戻れるね。うれしいよ。」って御主人様もすごく喜んで話してくれたの。よかった。
 今回の腫瘍みたいに、自分では痛くも痒くもないと御主人様に分かってもらえないケースもあるよね。みんなも普段から毎日の健康チェックしてもらってね。我が家ではチェックのあとの『異常ナシ!』の御主人様の一言が日課になってます。

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2002年11・12月合併号掲載分(Part58)

お母さんが咬まれたの・・・

 こんにちは!ハチです。お元気ですか?
 突然ですが…お母さんがよそのワンコに咬まれてしまったの!!
 その日、御主人様のお仕事が遅くなって、お母さんと二人で夕方の散歩に出かけたの。いつもどおり楽しく歩いて家までもうすぐのところで、前から近所のワンコの散歩が…。お母さんは以前そのワンコが急にノーリードで目の前に現れて、足を咬まれたことがあったから、「ハチ、今日はリードでつながってるからいいと思うけど、通り過ぎるのを待とうね。」って私に言って道路の反対側で行き過ぎるのをじっと待ってたの。ところが、その犬が突然飼い主の手から離れて一直線に私たちの元へ吠えかかって来たの。えー何で?お母さんはびっくりして、必死で私を守ろうと犬の前に立ちはだかったの。そしたらいきなり、お母さんの足首をガブッ。その後も飼い主を無視して私たちにしつこく攻撃してきたの。お母さんの足はズボンも破れて血だらけだし、その飼い主は自分の犬なのにちっとも捕まえられないし…。もう、私も何が何だか分からなくてパニック!それでもお母さんは痛い足を引きずりながら「狂犬病予防注射はしてますよね?すぐに咬んだことを保健所に届けてください!」と飼い主に言い残し、私をかばいながら何とか家にたどり着いたの。御主人様が帰ってくるまですごく心配しちゃった。
 結局その後、相手の飼い主からの謝罪もなく、保健所にも届けなかったみたいで、御主人様が再三催促して、何週間か経ってやっと届けだけは出したみたい。お母さんの足には傷跡が残ってしまいました。私たち何にもしてないのに…。もう腹立たしい。私、あのワンコもあの家も大っキライよ!

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2003年1・2月合併号掲載分(Part59)

こんどは私が・・・

 こんにちは!ハチです。皆さんお元気?
 私は今、あまり元気がないの。何故って?この前お母さんが近所の犬に咬まれたってお話したよね。なんと!今度は私が咬まれてしまったの!お母さんを咬んだワンコじゃない、別の近所のワンコ。その犬もノーリードだったの。
 その日はこの間と逆にお母さんの仕事が遅くなって、御主人様と二人で散歩に出かけたの。きょうは御主人様が一緒だし、お母さんを咬んだワンコの家は散歩コースから外したから大丈夫。安心して田舎道を楽しく散歩してたら、前からワンコの散歩が…。「また柴か。この前のワンコじゃないし、あっちで待っていよう。」って御主人様が言って、二人で道の反対側へ移動しようとしたの。そしたら突然そのワンコがすごい勢いでこちらに吠えかかって来たの。やだ!またノーリード!御主人様はひどく怒って、そのワンコを払いのけようと、私の前に立ちはだかり、足でけるようにして追い払ってくれていたの。当の飼い主はというと、やっぱり呼び戻しにも来ない。そのうち御主人様の足をかいくぐって私の後ろに回り、お尻をガブッ!肛門の上に牙が食い込んでものすごい出血。ようやく連れにきた飼い主はそのまま帰ろうとしたので、御主人様がキレました。それなのに「あ、うちのが咬んだかね。」と言って行ってしまったの。御主人様も私の傷が心配で、怒りをこらえてすぐに病院へ。治療してお薬もらって大変だったの。場所が場所だけにしばらくウ○コするのも大変だった。
 その後、その近所の飼い主からは何の連絡もないんだって。いったいこの辺の人ってどうなってるの?人間として失格な人ばかり。そんな人にはワンコを飼ってほしくないわ。何だかこの頃人間不信です。

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2003年3・4月合併号掲載分(Part60)

友達ができたの・・・

 みなさん、こんにちは!お元気ですか?私、お友達ができたの。それも一気に二人も!
 そのワンコは、柴&ハスキー系MIXのモスとマック。(ハンバーガー好きの一家?)昨年、隣に引っ越してきたの。
 来た頃のモスとマックは、まだ生後1か月くらいで、うちの猫のナナやロクよりも小っちゃくて、遊びに行くと足元にじゃれついてきて、すごくかわいいの。私の事、お母さんって思ってたのかなあ?(母性本能くすぐられますう!)
 そんな二人もアッという間にもう1歳。立派な成犬になったよ。でも、大人になっても私よりも小さいし相変わらず子犬のときのように”遊ぼ!遊ぼ!”って来るから、おばさんの私(7歳)も一緒に遊んでるとなんだか気持ちが若返るみたいで、すごく楽しいの。
 私の妹分のようなお友達のモスとマック。これからもずっと仲良くお願いね!
(主人からも一言)
 ハチももう7歳。どっぷりと落ち着いてしまったけど、二人と一緒にいるといい刺激になるようで、目が生き生きしてきます。お友達ができてよかったね、ハチ。

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