「DOG'S MESSAGE」

ハ チ か ら 一 言(Part61〜65)

2003年5・6月合併号掲載分(Part61)

またまた増えちゃった!

 みなさん、こんにちは!お元気ですか。
 またまた増えちゃったよぉ!えっ、私の体重?違うってば!
 ある日の夕方、御主人様のお仕事がいつもより遅くて、散歩に出たとき、外はすっかり暗かったの。「今日は、こっちの道へ行ってみようか?」って御主人様は、いつもと違う道へ連れていってくれたの。”わあ、新しい匂いがかげるわ!”うれしくなってクンクンしてたら、歩道の土手の上にある畑からミィーミィーって、か細い声が。御主人様がライトで照らしてみると、白い子猫が私の方に寄ってきたの。「こんなところで何してるの?お母さんを待ってるのかな?またね。」って言って歩きだそうとしたら、その子猫ったら高さが1mくらいの土手から何度も落っこちそうになりながら、必死に降りて来て、私の後をついてきたの。”どおしよう・・・。”家には先住猫のナナとロクがいるし、家は狭いからこれ以上はムリだなって御主人様いつも言ってるし・・・。”困ったよお”って思いながら、振り返り振り返り歩いていくと、100mくらいずっとミィミィ鳴いてついてくるの。すると、その時に前から車が!”危ない!”って思った瞬間、御主人様が子猫を抱き上げて間一髪セーフ・・・。
 あとは、もうお話しなくても分かるよね。そう、ウチのコになりました。御主人様、助けてあげてくれてありがとう。これからまた忙しくなるゾー。私もがんばって猫育てのお手伝いするからね。

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2003年7・8月合併号掲載分(Part62)

子猫の名前はゴォ

 みなさん、こんにちは!ハチです。
 前回の子猫がまたまた増えちゃったお話、覚えててくれてる?子猫は何と、男の子だったの!我が家は御主人様以外みんな女の子だから、何となく御主人様もうれしそう。男同士で何やら連帯感が生まれたみたいで、ちょっとうらやましい。
 子猫の名前は”ゴォ”だそうです。「ハチ、ナナ、ロクとくれば、ゴォだよな。」御主人様は当たり前のように、すぐに名前を決めちゃった。
 このゴォが男の子らしく、すごくやんちゃで、私かなり寝不足気味なの。日中は日向ぼっこしながらウトウトしてるのに、夜になると、猫が変わったように家中走り回って、いろんな物を倒すわ、棚やテーブルの上の物を落とすわ、家の中をぐちゃぐちゃにするの。御主人様も「コラ!ゴォ!」って怒ってばっかり。夜中にやっと寝たかなって思ってたら、明け方4時くらいから御主人様と私の寝室で大暴れ。御主人様も私と同じで、寝た気がしないって、かなりお疲れ気味。私ももう7歳を過ぎたおばあちゃんなんだから、ほんとはもっとぐっすり寝たいのよねえ。
 そんな私のために御主人様が、お留守番の間は私のいる部屋にゴォたち猫を入れないようにしてくれました。「ハチ、お留守番中だけでも落ち着いてぐっすり休んでね。ごめんね。」って言ってくれるの。ううん、私は大丈夫。御主人様こそ、お仕事があるのに、体をこわさないか心配。
 ゴォ、早く大人になって、御主人様に迷惑かけないようにしないとダメよ!(って、私の子犬の頃はもっとすごかったみたいなんだけど・・・)

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2003年9・10月合併号掲載分(Part63)

散歩の道草

 みなさん、こんにちは!ハチです。お元気ですか?
 お散歩のときって、みんなは草むらに入って匂いをかいだり、時には先のとがった草をかじったり、身近な自然を満喫してるよね。私も!って言いたいところなんだけど、ウチの御主人様ときたら、ノミやダニがつくからって草むらには絶対に入らせてくれないの。でもね、その分いろんなことを私に教えてくれるんだ。
 初夏の頃、木陰の脇道をハァハァしながら歩いていたら、一匹の虫が目の前を横切ったの。「わぁ、これはセミの幼虫だよ、ハチ。今から一所懸命歩いて、木に登って脱皮するんだよ。セミの命は短いから邪魔しないようにね。」へえ!?これがあのうるさいセミになるの?何だか信じられない。
 真夏の夕暮れ、農道の脇に1.5mくらいもあるヘビがいたの。「道を渡ろうとしてるようだな。先に行かせてあげよう。ハチもおとなしく見てるんだよ。びっくりさせちゃうといけないからね。」二人でヘビが横切るまでしばらく待ってたの。
 こうして御主人様は私に、私(犬)以外のいろんな生き物のことを教えてくれるの。みんなちっちゃいのにがんばって生きてるんだなあ。エライなあ。でもね、私だって一所懸命生きてるよ。御主人様のために・・・。見上げたら、御主人様はニッコリ笑って、うなずいてくれたんだ。

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2003年11・12月合併号掲載分(Part64)

私は隠し上手・・・?!

 みなさん、こんにちは。お元気ですか?
 我が家は猫が3匹に増えたって、お話したよね。私なりに猫らはかわいいと思うし、大事な妹分だから守ってあげなきゃって思ってるの。でも、やっぱり私って”御主人様命”だから、御主人様が私の寝ているすきに猫らとおもちゃで遊んであげてるのは、どうも許せない!だから御主人様が猫らと遊ぶ時間が近づくと、そっとおもちゃをくわえてきて、あごの下に隠して寝たふりしちゃうの。
 しばらくすると、「あれぇ、猫らのおもちゃ、どこ行ったんだろう?ハチ知らない?」って聞かれるの。私ったら単純なのよね。御主人様に話しかけてもらえると、ついうれしくなって、しっぽをパタパタ、ついでに顔も上げちゃって・・・。「あー!ハチまた隠してたの。ダメでしょ。」ってばれちゃうんだなあ。あーあ、見つかっちゃった。ゴメンなさ〜い。
 御主人様は散歩にも連れて行ってくれるし、遊んでもくれるけど、やっぱりずっと私だけを見ていてほしいの。私って欲張り?でも、みんなもそうだよね!
(主人からも一言)
 我が家ではハチを含め4人(匹)の子がいますが、一番最初から居るハチを第一に、あとは家へ来た順に順位付けをしています。だから、なるべくハチのために時間をとって、ハチが寝るのを見計らって猫らをかまってあげてるんだけど・・・難しいです。

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2004年1・2月合併号掲載分(Part65)

白髪のお話

 みなさん、こんにちは!ハチです。お元気ですか?
 「あれえ、ハチ、顔に何かついてる。ん?これは白髪だ!ハチも見てごらん。」御主人様ったら、いきなり私の目の前に鏡を持ってきて見せるの。えっ何?わけも分からず鏡をペロペロする私。「あごの下とかずいぶん白くなってきたなあって思ってたけど、鼻の頭にも白髪が出てきたんだね。ハチももう8歳を過ぎたからなあ。」御主人様が何かしんみりして、少しさみしそうな顔してるから、お顔をなめてあげたの。「ありがとうハチ。そういえば、この前会った黒ラブは、ハチよりだいぶ白髪が多かったから、歳を聞いてみたらまだ5歳って言ってたなあ。それを思えば、ハチはまだ若いよ。長生きしろよぉ!」って私の首に巻きつくんだ。どうしたのお、今日の御主人様変よ。何だかよく分からないけど、私はずーっと一緒に居るから安心して。しっかり食べて、しっかり寝て、そしてしっかり運動(散歩)して、健康第一でこれからもがんばるね!
 私だって、一分一秒でも長く御主人様と居たいもの。

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