2000年4月号掲載分（Part31）

ちょっとクサイお話

　みなさんこんにちは！ハチです。お元気ですか？
　恥ずかしながら、私って“オナラ”をよくするんです。（女の子なのに、こんなこと暴露してしまっていいのかしら・・・）よくする割に私って“オナラ”が恐いんです。“オナラが恐い？”って疑問に思うかもしれないけど、おしりから音が出ると、すごくびっくりして気になって部屋中ぐるぐる回って、そのあと御主人様のひざの上に座って、おしりに栓をするんだ。だってまた音が出ると恐いんだもの。
　御主人様は“もう、ハチったら、女の子なのに。おしりにふたをしても、出るときには出るんだよ”って言いながら撫でてくれるの。そうすると安心して、また普通に戻れるんだけど、オナラって続くときには続くのよねえ。だからそのたびにびっくりしちゃう。もう！どうしておしりから音が出るのかしら。ねえ、御主人様、おしりってウ○コする所じゃないの？？
（主人から一言）
　音のしないオナラは、知らん顔してすかすハチ。ハチのおしりから出た音（オナラ）だよって何度説明してもやっぱり恐いみたい。雷は平気なくせに、なんとも不思議なものです。

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2000年５月号掲載分（Part32〜33）

ちょっと怖かった話

　皆さんこんにちは！ハチです。みんな元気に散歩してる？私、この前散歩中にちょっと怖い目に会ってしまったの。
　その日は日曜日でご主人様とお母さんと３人で日中に散歩できるからワクワクして出かけたの。いつものように農道を散歩してたら風に乗って犬の匂いが・・。私が立ち止まって自慢の鼻をひくひくさせていたらご主人様も気がついて「あれ、畑の中に犬がいる。でも近くに飼い主がいないな。野良犬かな？」って言ってご主人様と一緒に近づいてみたの。私よりもひと回りくらい小さくて首輪をしてた。そしたらその犬も気がついてこちらに走って近づいて来たの。遊びたいのかな？って最初は思ったんだけど様子がおかしい。吠えながら鼻にしわを寄せて跳びかかってきたの。私、ご主人様を守らなきゃ！って応戦しようとしたんだけどご主人様が私の前に立ってその犬を追い払ってくれたの。ところが退散したと思っていたら今度は私たちの後ろから廻り込んで来て私の後ろ足を噛みにきたの。とっさにご主人様が追い払ってくれたんだけど懲りずに何度も攻撃してくるの。その間お母さんは噛まれないように私を抱きかかえていてくれたの。しばらくして飼い主らしき人が来てその犬の名前を呼んで捕まえようとしたんだけどなかなか捕まらず苦労してた。
　ご主人様に聞くとノーリードで散歩してたみたい。私たちもホッとしてその後も散歩を続けたの。ご主人様に「あの子、きっとすごく叱られただろうね。」って言ったら「ノーリードで散歩させてるのも悪いな。事故が起きるとみんなが不幸になってしまうからね。」だって。ほんとそうだよね。私も今までどおりリードでご主人様と仲良く散歩するわ。

自慢の鼻で・・・

　皆さんこんにちは！ハチです。みんな元気に散歩してる？
　この前散歩中にノーリードの犬に襲われそうになった話したよね。それからしばらく経っていつものようにご主人様たちと散歩してる時にまた風に乗って犬の匂いが・・。でも人間の匂いがしない。何かイヤな予感。そう、また畑の中から犬の姿が！でも前の犬とは違う、ビーグルだ。
　近づいてみるとご主人様が「この犬、どこかでみたことあるなあ。あそこのペットショップにいた子じゃないか？」っていうの。私も一所懸命その子の匂いを嗅いだら間違いない。こんな所まで脱走して来ちゃったんだ。ご主人様が持ってたパンを分けてあげたら喜んで食べたの。「お腹がだいぶ減ってるみたいだね。早く連れて帰ってあげなきゃ。」って言ってお母さんがその子を抱きかかえてペットショップまで歩いたの。でも成犬で太ってる子だったから重くてお母さん大変だったみたい。　私はお母さんが私以外の子を抱っこしてるからちょっと不機嫌だったけどこのままだと事故に遭ったりするとかわいそうだから我慢したわ。そう言えばずっと前も近所の犬がリードつけたまま脱走してふらふらしてたところをご主人様が見つけて連れて帰ったことがあったっけ。うちのご主人様って何かそういうのに遭遇しやすいんだ。でもいつも帰ってから「ハチが見つけてくれたから無事に送り届けることができたよ。ありがとね。」って誉めてくれるからちょっといい気分！
　この辺りの飼い犬の匂いだったらだいたいわかるからいつでも聞いてね。私もご主人様のお手伝いするわ。

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2000年６月号掲載分（Part34）

　皆さんこんにちは！ハチです。お元気ですか？
　このごろロクの具合が悪いんです。（みんな‘ロク’って覚えててくれてる？８ヶ月前に捨て犬だったのを御主人様が保護した老犬です。）ご飯をあまり食べなくなってしまって元気がないの。御主人様は最初のうちはフードに飽きちゃったのかな？でも、お腹が空けば食べるだろうって思ってたらしいんだけど、あまりに食べないから心配になって獣医さんに連れて行ったようです。そしたら持病の心臓病（僧帽弁閉鎖不全）が悪化していてお腹にも肺にも水が溜まってきてるんだって。かわいそうに。お薬もたくさんもらってきたんだって。
　御主人様は何とかロクにご飯を食べさせようと、いろんな食べ物を手作りしたりして薬を混ぜてあげてるんだけど、なかなか食べてくれないの。私にしてみればうらやましい限りなんだけどね。
　いつもほとんどが捨てられる食事を見て御主人様はため息ばかりついています｡私が‘もったいないから私が食べるよ！’って言うんだけど「薬が入ってるからダメだよ。」だって。あー、もったいない。
　ロク、ご飯をたくさん食べて早く元気になって。ロクが元気ないと御主人様も猫のナナも元気がなくなってしまって私まで悲しくなっちゃう。ロクのことも当然だけど、沈んでる御主人様を見るのが一番辛いんだ。がんばって、ロク！

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2000年７・８月合併号掲載分（Part35）

　こんにちは！ハチです。みんな元気に散歩してる？
　ところでみんな、夜は何時頃眠るの？私はいつも御主人様と一緒だから（御主人様が）眠る時間までがんばってそばで起きていたんだ、今までは。でも、私ももう５歳。このごろはちょっと違うんだ。
　夕方、御主人様と楽しいお散歩をして、暗くなると家に帰る。それからおいしい晩ごはん（毎日同じドライフードなんですけど…）を食べる。そうするとその後は何故か自然と静かで薄暗く狭いところ（電気のついてない部屋や廊下の隅っこ）で過ごしたくて、そこから御主人様の様子を伺いながらウトウトしてしまうの。
　最初の頃は私がどこか体の具合が悪いんじゃないかと心配して、獣医さんに診てもらったり、精神的にストレスがたまっているのかも知れないと本を読みあさったりしてくれてたけど、何故だか分からず、私が御主人様を嫌いになったのかも、なんて真剣に悩んでたみたい。
　そんな私の行動を獣医さんに相談したら、「犬は本来夜明けとともに行動し、日没とともに眠る。眠るときには地面に穴を掘ったりしてクレートと呼ばれる巣穴をつくり、その中で眠ることで安心を得る。ハチの中の野生の血がそうさせるのでしょう。」って言われたんだって。そういえば私、眠くなると自分のベッドを前足でガリガリかくんだけど、それも地面に穴を掘って寝床を作っていた名残なんだって。
　それからは御主人様は安心して私の行動を静かに見守ってくれてるの。心配かけてごめんね、御主人様。でもそうやっていつも真剣に私のことを心配してくれる御主人様が大好き！（心配かけないのが一番だって？わかってますとも！）

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