増担保規制とは(ましたんぽきせいとは)

信用取引における増担保規制について解説しています。

　増担保規制(additional collateral)とは、信用取引が過熱したときに証券金融会社が個別銘柄に関して、通常の担保金以上の担保を証券会社から徴収する規制のことです。

証券会社は、証券金融会社から融資や貸し株を受ける際、一定比率の担保を預けています。証券金融会社はこの比率を引き上げたり、担保に占める現金比率を引き上げたりしてコントロールすることで、過熱感の引き下げを狙います。

この措置があると、証券会社は通常以上の担保負担が生じる為、社内統制で当該銘柄の信用取引停止などの措置をとります。

尚、規制される以前に建てられた建て玉に対しては、通常、規制はかかりません。