2000年9月28日
バスから降りた途端
チューインガムを踏んづけた。
靴の裏を
アスファルトに擦り付けながら
自動販売機で
缶ビールを買ったら
ビールといっしょに
入れたお金まで
全部戻ってきた。
世の中捨てたもんじゃない。
2000年9月24日
細く冷たい雨の中
鎌倉の山を歩き
見事な
曼珠沙華の花を
堪能してきた。
しっとり濡れた
枯葉の上を歩きながら
ふと我に返ると
ずっと
山口百恵の歌を
口ずさんでいる自分に気がついた
マンジュ〜シャカ〜♪

2000年9月21日
電信柱に
季節はずれの
アブラゼミ
夏がゆく
2000年9月20日
会社を出ると
見事な
夕焼け
ワインを買って
帰った

2000年9月16日
一日中
雷が鳴っていた。
午後になると
まるで夜のように
空が暗くなり
雷の音が迫力を増した。
雷好きの僕は
雨の降りつける窓から
「ヒエ〜」
などと悲鳴をあげながら
呑気に稲光を眺めていた。
その時
「あなたは頭の中に金属が入っているから
普通の人の数倍あぶないわね」
と
後ろから声がした。
その途端
雷が物凄く怖くなり
家中の電気を消して周って
畳の上で丸くなった
2000年9月15日
朝食が雑煮と栗きんとん
「何故だ」
と言いながら
餅をおかわりした
2000年9月13日
ホームページにUPした
クイズの合計点を確認するために
自分で自分の作ったクイズの正解を
クリックしていった。
全問クリックして
「これでOK」
と
『採点する』
を押したら
2問間違えていた。
どういうこっちゃ
2000年9月9日
会社の後輩の
結婚式に出席した。
新郎新婦が
両親へ送った
手紙で感動してしまった。
あわてて
ビールを飲もうと
コップを持った手が
ちょっとだけ
震えた
2000年9月2日
意を決して
パソコンの再セットアップをやった。
「え〜い!」
と
叫んで
ディスクを空にするボタンを押した。
元通りに復元するのに
6時間掛かった。
おかげで
ビールが美味しくなったので
まあ
よしとしよう。
2000年9月1日
愛用のノートパソコンが
突然ご機嫌斜めになった。
CDデバイスを認識してくれない。
ドライバを入れなおしてもだめ。
仕事柄
その道のプロが
会社にウロウロしているので
エッチラオッチラ
持って行った。
「こりゃあ、駄目だ。再セットアップだね」
あっさり宣告された。
寂しいかぎりである。
2000年8月27日
丹沢表尾根を縦走して来た。
朝、登山口のヤビツ峠まで登るバスでいっしょだった
グループの何組かと
帰りのバスでもいっしょになった。
朝はあんなに饒舌だったのに
帰りのバスでは
みんなザックを抱えて下を向き
一言も喋らず
時々
「はあ〜っ」
と
深いため息をついている。
窓の外はすでに暗い。
「さすがにみんなきつかったんだ」
と安心した途端
「はあ〜〜〜っ」
と
深〜いため息が出た。
2000年8月21日
あっという間に夏休みが終ってしまった。
やだ、やだ、やだ、やだ
と思いながら
通勤ラッシュの電車に乗った。
横浜駅でいつも寄る立食い蕎麦の店に入り
やだ、やだ、やだ、やだ
と思いながら
「たぬきうどん」
とおばちゃんに言った。
「ほらっ、頑張って働きな」
そう言いながらおばちゃんが
頼んでいないイカゲソのかき揚げを
ボチャンと汁に落した。
明日も来よう
と思った。
2000年8月16日
手打ちラーメンで有名な
佐野に車を走らせた。
ところが
どうしても佐野駅に辿り着けない。
ひとつ手前の駅から
線路に沿って走っても
何時の間にか佐野を通り過ぎて
ひとつ先の駅に着いてしまう。
最後は自分がどこに
居るのかさえわからなくなった。
意地になって走っているうちに
目的のラーメン屋の名前を
忘れてしまった。

2000年8月14日
那須岳に遊び
黒磯に宿をとって
涙が出るほど美味い生ビールを
飲んだ。
マロリーもホントは
下山後のビールが楽しみで
山に登ったんじゃ
ないのかな。
2000年8月9日
夜
久しぶりの猛烈な雷雨。
空が昼間のように
明るくなり
床が揺れるほどの
雷鳴
突然
家中の電気がパッと消えた。
「怖え〜っ」
と言いながら
手探りで冷蔵庫に行き
いそいそと
ビールを取り出して
部屋に戻る。
雨戸を開けて
稲光を灯りにイッパイやった。
夏だねぇ
2000年8月7日
会社に復帰した。
朝のラッシュで息が切れ
会社に着いて頭痛がし
書類に目を通して目眩がし
帰りの電車で力尽きた。
何の事はない
元気な頃と何も変わらない
毎日の始まり。
う〜ん
がんばりまっせ!
2000年8月6日
デジカメを買った。
家に帰って
鉄人28号の玩具で
試し撮りをしていたら
「あなたが無人島に行くとしたら
家族をおいて玩具を連れていくでしょうね」
と言われた。
「だれも連れてかねぇよ」
と
ニヒルに言い返したら
「そうでしょうねぇ」
と
納得された。

2000年8月1日
実家の裏庭に
6年前から2匹の野良猫が
住み着いている。
台所のドアを開けると
物置の影から
餌を貰いに飛び出して来る。
頭を撫ぜようと手を出したら
背中を丸めて
フーッ
と唸り
爪を出した。
「オトコだねえ」
トウモロコシを茹でながら
母が言った。


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