2001年6月11日
ガーデニング
なるものを
はじめてしまった。
正直言って
わくわくしている
2001年6月10日
風に
不穏な匂いがする
ひと雨
来そうだ
2001年6月9日
ヘッドロックして
おりゃ〜
ホッペタつまんで
び〜っ
前足もって
ぶるぶるぶる
となりの
わんこと
仲がいい

2001年6月7日
歩くと靴の裏がピャピピャピいう雨は好き
歩くと靴の裏がジャバジャバいう雨は嫌い
2001年6月6日
「夜、爪を切ると宵魔さんというオバケが来て
籠に入れられて山に連れて行かれるよ」
母に怒られた僕は
宵魔さんを見てみたくて
夜になると母に隠れて
こっそり爪を切っては
慌てて寝床に走り
頭から被った掛け布団の端を持ち上げて
眠い目をいつまでも擦っていた・・・
幼き日の
ちょっとした冒険心
2001年6月5日
「また大げさな事言ってー」
信じないインストラクターさんを連れて
何でもでかい喫茶店に行く。
ごく普通のアイスティを注文したら
この結果。
「なにこれ〜!」
「どうよ!」
何だか知らないけど
威張っている
僕

2001年6月2日
サンダル履きで
本屋に散歩
入口にガチャポン
ポケットに小銭
当たり前のように
200円を入れて
ハンドルを廻す
こんなん出ました

2001年6月1日
な〜んか
つかれちゃった
2001年5月31日
窓を打つ雨音
もう寝なきゃあと思いながら
その音をBGMに
グラスにワインを傾ける。
明日つらいとわかっているのに
心地よい
今の時間に酔っている

2001年5月30日
雨
信号機の赤と
自動車のストップ・ランプが
アスファルトに光り
ワインをこぼしたよう
2001年5月29日
へとへとになって帰った夜
何気なく覗いたポストに
小さな包み
中を開けたら
可愛い詩集が
一冊
ため息で終わる一日が
笑顔の一日に変わる

2001年5月26日
今が全盛期だと
高らかに叫ぶ友人は
僕に借りた小銭を自販機に入れて
缶ビールを
一本
満足そうな顔で
買った
2001年5月24日
北へ行きたい

2001年5月23日
まるで
カフカの世界のような
職場の中で
僕は
ムンクの叫びと化す
2001年5月22日
帰り道
突然の雨
ぽつり
と
来たと思ったら
あっという間に
ざんざん降り
何だかとても
爽快な気分になって
ちょっと
傘をずらして濡れてみた
2001年5月21日
春風に
カーテンが揺れるほど
心の揺れは
静まっていく

2001年5月21日
南アルプス
尾白川の流れを挟み
真っ白な制服の
女学生が
演劇の練習をしている
天然水のコマーシャルがあるだろ
あれ
好きだなあ
最後に
橋の上で
自転車に乗って
「ばいばい」
てところ
あの感じがいいんだよな〜。
ビールを飲みながら
僕が悪友に言う。
「おまえ。もしかして制服フェチ?」
悪友が真顔で聞く。
もうこんな奴と付き合うのイヤだ

2001年5月19日
昼に外食し
ついでに生ビールもいただき
家へ帰って
ふ〜っ
などと
言いながら
ゴロンと横になる
目が覚めると
すでに
ムクドリの群れが
巣にもどる時間
「あ〜、よく寝た」
ベランダに出て
爽やかに背伸びをするが
目は泣いている
2001年5月18日
眠れぬ夜
いそいそと開けた冷蔵庫に
お酒がない
肩を落として
手を伸ばした煙草が
空箱
・・・
ピ〜ンチ!
2001年5月17日
3年間続けたパソコン教室を
今日
撤去した。
今後は場所を変え
市が主催する教室を代行する。
全ての荷物を運び出し
何もなくなり
ガランとなった教室に
ひとり戻って床の上に腰を降ろし
ぼんやりとタバコを吸った。
いろいろあったなあ
天井を見上げて考えていたら
背中の方でクスクスと声がして
振り向いてみたら
僕と
インストラクターのおねえさん
そして
愉快なお客さん達の姿が
一瞬現われて
僕に向かって手を振った。
楽しい毎日をありがとう

2001年5月15日
夜になって涼しくなった。
バスを降りて
小銭を取り出し
自販機のボタンを押す。
ガコン
取り出し口に落ちた
缶ビールの音が妙に爽やかで
ちょっとだけ
苦笑した
2001年5月14日
デコポンという名前の
果物があるのをはじめて知った。
デコピン食らったみたいに
すっぱいのかな
2001年5月11日
ぽかぽか日和の会社のデスク
窓から差し込む
柔らかな日差しの中で
首からネクタイという紐をぶら下げた精鋭たちが
予算が足りないだの
トランザクションが消えただの大騒ぎしている。
窓の外には一羽のカラス
頬杖を突きながらそれを眺めて思う。
人間てちいせーなー
2001年5月10日
安売りのトレーナーを
一枚買ってきた。
家に帰って
袋から出したら
サイズがLL。
「間違えたー」
と
嘆いたわりに
別に違和感なく着られてしまった
自分が悲しい。
2001年5月9日
電車の中で
吊革につかまって
立ったまま大船を漕いでいるOLがいた。
その揺れ方があまりに凄いので
この電車の動力の5分の1は
この女の子が補っているんじゃないかと
ばかな事を考えたら
何だかとても愉快になってきて
チラチラ横目で見ているうちに
うっかり一駅乗り越した。
2001年5月8日
酒屋でワインを選んでいたら
サラサラの髪の毛に
ちょこんと可愛い鼻の店員が
素敵な笑顔で
「これが美味しいですよ」
とペルー産の赤を差し出した。
「じゃあ、それください」
と手を出したら
店主のおばちゃんが
「こっちの方が美味しいよ」
とドイツ産の赤を無理やり僕に手渡した。
おばちゃんの顔を見て
「おばちゃんは60年ものだね」
と僕が言ったら
「58年もんだよ」
とおばちゃんが口を尖らせて言った。
「私は19年ものですよ」
隣で可愛い鼻の女の子が笑う。
「余計な事言わなくていいの」
おばちゃんが女の子のおしりを叩いた。
結局
紙袋に両方入れられて
「変な店」
と言って
店をでた。

2001年 5月8日
それは
5月の風とともに
やってきた
2001年 5月7日
飲み屋さんで
ぼけ〜っと
小エビの唐揚げを突付いていたら
マスターが何時もより3倍酸っぱい
レモンサワーを作ってくれて
顔の部品が
全部まん中に集まった
2001年 5月4日
道端でタンポポの綿毛を見つけた。
周りに誰もいないのを確かめて
ひとつ摘まんで
フッと息を吹きかけた。
すると突然
風向きが変わり
空に舞った綿帽子が
全部自分にくっついた。
も〜
だいなし〜
2001年5月3日
山で迷走
2300メートルの急斜面でビバーク
凍える手でザックから
地図と方位磁石を引っ張り出したら
いっしょに
缶ビールも転がり出て
思わずニヤリ
僕って意外と
不敵
2001年4月27日
パン屋さんの陳列棚の前で
女の子を相手に
メロンパンについて
力説しているおやじをみた。
あやつ
ただものじゃない
2001年4月26日
腹話術師には
むかしから
恐怖を感じる。
腹話術師が実は人形で
人形が実は腹話術師だったら
どうしようと思うと
鳥肌が立ってしまう
2001年4月25日
「ねえ、街で見る星と、山で見る星ってどう違うの?」
ワインクーラーをひと口飲んで彼女が言った。
「みんな同じだよ」
「そうじゃなくて。色とか輝きのことよ」
「街の星は大人しいけど優しそう・・・
山の星は綺麗だけど気が強そう」
「ふ〜ん・・・よくわかんない・・・」
彼女はそう言って
ちょっとだけ小首を傾げてから
僕の前にあったサラミソーセージを
ひとつ摘まんで口に入れた。
・・・てな事を考えながら
サラミをつまみに
ひとりで2本目の缶ビールを飲む。
な〜に考えてるんだか
2001年4月24日
ごろ寝して
テレビを観ている場所から
パソコンまで約2メートル
ゴロゴロゴロと転がって
右手を伸ばすと
キーボードにちょうど
手が届きます
2001年4月23日
偏頭痛が
一番の幼馴染みというのは
ちょっとばかり
つらい
2001年4月18日
窓を開けたら
僅かな風・・・
だけど
ほっとするには
充分だ



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