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2003年4月30日

遠野

河童淵で

にぎやかに

釣り糸をたらす

子供達を見て

思う


ここは

観光地ではなく

古くから

ここにある

遠野の

風景なのだと




2003年4月26日

イーハトーブに

誘われて

宮沢賢治の

足跡を

みつけに


・・・




2003年4月24日

電車が揺れた瞬間

隣りで立っていた

女の子が

バランスを崩して

僕の腕に

手を絡めた



ちょっと

どっきり




2003年4月23日

真夜中に

4日前の

ショートケーキを

どきどきしながら

食べる



2003年4月20日

物忘れのひどい僕は

休日の1/5の時間を

テレビのリモコンを

探して

過ごす



2003年4月19日

休日出勤して

コンピュータと

一日

向かい合い

ため息をつきながら会社を出て

見上げた空に

虹を見つけ

これはこれで

素敵な一日だったと

思う



2003年4月15日

上まぶたが

武蔵丸のように

重い

・・・

重すぎて

戦う気にも

ならない



2003年4月14日

なんだか

ちょっと

疲れたから

口笛

吹いちゃおっと



2003年4月12日

シンフォニーという

響きが

好きが



時々

無性に

聴きたくなる



2003年4月11日

猫が肉球で

肩を揉んでくれている

夢を見た

疲れているというより

寂しいのかも

しれない



2003年4月10日

桜が散り始めた


潔き良い

早春の終わり




2003年4月9日

看護婦さんが好きな僕は

ひそかに

メンソレータムの蓋に描かれた

女の子の

ファンでもある



2003年4月8日

研修に通う渋谷のビル



尾崎豊の記念碑の側で

ひとり

休憩時間を過ごす僕は

その碑が

尾崎紀世彦のものだと

ずっと思い込んでいて

紙パックのコーヒー牛乳を

ストローで吸いながら

また逢う日までを

毎日

口ずさんでいた





2003年4月7日

外出先の

渋谷の街の昼下がり


昼食後の散歩で

人混みに酔い

吐きそうになる



2003年4月4日

68歳の母と

夜中の2時まで

山の話で盛り上がる


母の歳を考えると

早く寝なきゃと思うけど

地図を広げて

楽しそうな

その顔を見ると

もうちょっといいかなと

思ってしまう



2003年4月2日

マニキュアなんか

塗らない方が

綺麗な

指なのにな



2003年4月1日

エイプリルフール


今日は嘘ついてやろーと思って

うきうきと通勤したら

会社の手前で

ばったり会った

職場の女の子に

今日は食堂タダなんだよ

と言われて

スキップして食堂に行き

まかないのおばちゃんに

笑われた

・・・



2003年3月31日

仲間と山で遊んだ余韻にひたり

その余韻の覚めぬまま

忙しい毎日が始まる


憂鬱な電車に揺られながら

土日の山を思い出し

まあいいか〜



何時もなら

いらいらする

満員電車を我慢する




2003年3月27日

なんだか

シオシオノパーな

一日でした



2003年3月26日

満員電車の中

ギューギュー詰めで

押しつけられた窓の外

線路脇に

一面の菜の花を見て

歪んだ顔が

思わずほころぶ




2003年3月25日

帰宅の電車の中で

隣に座った

女優のように綺麗な

お姉さんが

ゲフッとひとつ

酒臭い息を吐いたのを

横目に見て

なんだか

とても悲しくなる



2003年3月24日

朝も眠い

昼も眠い

夜も眠い


今なら

一週間分の

夢が見れそうだ

2003年3月23日

久しぶりに

山で人に出会う


「こんにちは」



悪くない気持ち



2003年3月21日

朝6時に起きて

家族の寝息をよそに

台所で葱を刻み

納豆をかき回して

ついでに

生卵に醤油をたらし

小気味よいリズムで

箸をまわす


ほかほかのご飯を

シャモジでよそい

茶碗から

温かい湯気が立つ


「う〜ん。健康的。こんな朝もいいね」



でも

箸を取ろうとして

ふと思いつき

冷蔵庫から

缶ビールを取り出して

全部

台無し



2003年3月19日

年に一度の

山のバーゲン


女房

質に入れても

行ってくるぜ



2003年3月18日

天津甘栗


めったに買わないけど

買って

食べ出すと

止まらない



2003年3月16日

気にいった

石ころを拾って

手の平に握りながら

山を歩く


その石が温かくなるまで

ギュっと握っている


石の呼吸が

聴こえてくるような

気がする



2003年3月14日

手を繋いで

歩くのが

好き


80歳を過ぎた時

あのお爺さんとお婆さん

可愛いねと

すれ違った人に

言われたい



2003年3月13日

緩やかな風が

とても

気持ちよかったので

紙飛行機を飛ばして

風の流れを

自分の瞳で

確かめた



2003年3月12日

君の

とびっきりの

笑顔は

君からの

とびっきりの

贈り物




2003年3月11日

真昼の

月に

空のでかさを

思い出す



2003年3月10日

みずほ

りそな

UFJ


なけなしの

僕の貯金は

いま

何処に



2003年3月9日

土曜

日曜


トイレと風呂以外

半径2メートル以内で

過ごしてしまった

自分が

情けない



2003年3月8日

週末の夜

「静音」にあわせた

空気清浄機の音が

静かに響くのを聴き

夜の

静けさを知る


2003年3月7日

昼休み

ひとり公園に行き

花壇の縁石に腰を下ろして

コンビニで買ったサンドイッチを頬張る


少しだけ離れた場所で

ちゅんちゅんと鳴きながら

元気に飛びまわる

スズメを見て


サンドイッチを食べ終わったら

午後も

もう少し

頑張ってみようと

思う




2003年3月6日


自信を持って歩こうよ

君の足跡は

君にしか

つけることが

できないのだから




2003年3月5日


あっ

温泉番組に

大場久美子ちゃん

みっけ



2003年3月4日

ストイックに心身を鍛え

ナイフリッジを越えて

白き峰を目指すのも山


口笛を吹きながら里山を歩き

道端に咲く花に

口元をほころばせるのも山


海外に遠征し

困難の末

今まだ未踏の頂を踏むのも山


低山の草原で足を投げ出し

ザックからいそいそと取り出した

弁当を広げるのも山



どの山も

みんな山



2003年3月3日


埃だらけのおもちゃ屋で

季節外れの奴凧を見つけ

思わず買ってしまう


今度の日曜日に

揚げてみようと

思う



2003年3月2日


女の子の指先って

言葉の10倍

何かを

語っていると思う




2003年3月1日

お気に入りの

運動靴がある


僕はそれを

本屋に行く時にしか

履かないことに

している







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