2006/06/18(Sun) 雨

友人と二人、日本代表応援のためパシフィコ横浜で行われるパブリックビューイングに行きました。

緒戦を落として迎えたクロアチア戦。
「とにかく、クロアチアに勝つのだ」(c)武藤さんを心で呟きながらそのときを待ちます。
パシフィコ横浜に着いたのが19時過ぎ。
準備に予想外の時間がかかり、予定より少し遅れました。
でも、まだ観戦客はまばらで列も作っておらず、前の催し物の片づけをしている最中。
ほっと一安心、ところが...

実は、観戦場所がオーストラリア戦とは違ってたのです。
で間抜けにもそれに気がつかず椅子でボーっとしていると、前の催しものに来ていた男性から声を掛けられました。

男性「今日、ここで応援するの?」
自分「はい」
男性「どれくらいの大きさの画面なの?」
自分「壁一杯ぐらいですね」
男性「クロアチアは強いよね。」
自分「とにかくクロアチアに勝ちます」
男性「小野の投入はどうよ」
自分「采配が糞でも、クロアチアに勝ちます」

その後もなんだかんだ問いかけられ、返す言葉は「とにかくクロアチアに勝ちます」しかありません。
はっきり言ってうざいです。
ところが、応対を続けているうちに向こうから握手を求めてきました。
そして最期にもう一回握手。
「2回握手、これで2点だね」
おっさん、いい人だよあんた。うざがってごめんな。

さて、会場が間違ってると分かって急いで本物の場所に行くと数名の列ができてました。
オーストラリア戦より短かったかな。
待っている間、後ろの若者と会話できました。
そこでも、今日の試合どうなのよという話になります。
当然、「とにかくクロアチアに勝ちます」で応対します。
「ファンが後押ししなくてどうする?」と言うと納得してくれました。
若者達、いい人だよおまえら。

開場から約2時間、キックオフまでひたすら待つのみ。
その間ボーっとしながらも心では「とにかくクロアチアに勝つのだ」(c)武藤さんを念仏のように唱えていました。

オーストラリア戦での反省からとにかく声を出して応援することにしました。
ただ、ミーハーな私には詳しいことは分かりません。
ボールを持ったら「行けぇ!」
ゴールの近くにきたら「打てぇ!」「シュートだシュート!」
敵に攻められたときは、「集中!」
これしか言えませんでしたが、魂は込めたつもりです。
後ろの女の子?が敵に攻められるとき「ヤダヤダヤダヤダ」と小声で叫ぶのにはちょっと萌えました。

試合内容について語れるほど詳しくないので印象に残った場面だけ。

川口選手のPKセーブ

宮本選手のペナルティーエリア内でのファール。もし、ここで決められていたら展開は全く違ったでしょう。
また、今大会、終始俯き加減の宮本選手に決定的なダメージを与えたに違いありません。
祈りました。
ヨシカツコールを喉が涸れるまで張り叫びました。両手を合わせぐっと握り締めながら。
ゴール右隅に飛んでいくボール。
横っ飛びで懸命に腕を伸ばす川口選手。
そして、ボールをはじくグローブ。
神が舞い降りてきた瞬間でした。
会場は狂喜乱舞、全員が誰彼構わずハイタッチです!
これで、何かばたばたしていた印象の試合がぐっと引き締まりました。

柳沢選手のシュート

後半中盤に差し掛かりそうな時間帯、加持さんからの絶妙クロス。
相手キーパと1対1になった柳沢選手。
誰もが1点を確信した瞬間でした。
ところが柳沢選手の放ったボールはキーパーのインサイドではなくアウトサイド。
ボールはゴール前を無情に通り過ぎゴールラインを割ります。
それが、狙ったシュートなのか、パスなのかは分かりません。
でも、これだけは言えると思う。シュートを打つ勇気が足りなかった。

三都州選手

中村選手のFKを尻ブロック。 また、自陣深くでボールホルダーに体を寄せる出なくただ突っ立っているだけの守備。
日本は、攻撃では11対11でも守備では10対11のハンデ戦だった思う。




結果は、0-0のスコアレスドロー。
呆然と立ち尽くすしかなかった。
最悪ではないが、決して納得できるものではありません。
ごめんよ美容院の店長さん、魂の送り方が足りなくって6時間を無駄にしちまった。
ごめんよおっさん、魂の送り方が足りなくって握手を無駄にしちまった。

帰り道は、友人と一緒に一次リーグ突破するためのシミュレーションをずっとしてました。
でも答えは一つだけなんですよね。
「とにかくブラジルに勝つ。しかも大量得点で...さらにオーストラリアが負けか引き分け」

そんな困難を日本代表に求めるため何ができるか?
良く分かりません。
分からないからと言って、何かしなくちゃいけないという思いだけ募ります。

ブラジルを食う。
ということで、ブラジル料理を毎日食おうかと考えましたが、体と財布が持ちそうにありません(^^;
で、出た結論が「ベビースター ブラジル味を毎日食う」という事です。
いやぁ、自分ながら最高にしょぼい取り組みです。

でも何かしたい気持ちを形にする方法はこれしか思いつきませんでした。
とりあえず、毎食必ずベビースター ブラジルシュラスコ味を食います。
神様、お願い。
日本代表のグループリーグ突破の夢を叶えて!