カンコロ アメリカ旅日記 第1日目2月25日木曜日

ノースウェスト航空の機内に乗り込むとエコノミーの席は満杯。左右5人掛け、 中央10人かけのシートはアジア圏の人で埋まっている。どうやらアジアの何処かから、 成田、関空と経由してきた様子。関空から乗りこんだのは10数名だから、 乗合バスさながらにすでに気分は海外。 もちろん客室乗務員も日本人はわずかに2名。しかも、エコノミーには1名のみが アメリカ入国の際の手続きの質問を受け付けるだけのようだ。 

約10時間の空の旅はスムーズな離陸で始まった。カンコロの席は幸いキッチンの隣の、 3人掛けの真中。中央の10人掛けの真中など、トイレにも行けない。しかし、そのトイレも 並んでいる。こんな大きな飛行機に乗るのは初めてだ。 夕食は6時ごろから配り始め、 7時ころにようやく手元に夕飯が来た。ビーフとチキンの2種類があり、ビーフはハンバーグと たっぷりのマッシュポテト、チキンは照り焼きチキンがご飯に乗っている。他には サーモン握りとカッパ巻きのお寿司、ローストチキン、サラダ、フルーツ、パン、バター、 ビスケットなど。噂にはノースウェストの機内食はよくないそうだが、日ごろ粗食のカンコロに とっては、十分な食事であった。

窓の外は急速に暗闇に包まれていった。 



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翌日2月25日