カンコロ アメリカ旅日記 第2日目2月25日木曜日

あまり眠れぬまま、窓の外が急速に明るくなって行く。隣のキッチンで、朝食の用意が始まった。 朝食は現地時間の8時ごろ始まった。やきそばとたまごの2種類があり、焼きソバはその名の通り。 たまごはチーズ入りオムレツ。クロワッサン、ロールパン、バター、フルーツなど。やはりカンコロには とてもおいしかった。 

着陸もスムーズ。ハンサムで背の高い男性客室乗務員とそのまんま東に似ているのにやはりかっこいい 男性客室乗務員、それにとてもかわいい日本人女性乗務員に見送られ、機外にでた。  通関、入国審査、アメリカ人の帰国は手続きが早い。あっという間に出ていった。隣の席にいた メキシカンらしいアメリカ人もずっと先のほうに行ってしまった。

11時に意外と早く入国審査を終え、空港を出た。アメリカだ。ロサンゼルス空港はとても大きくて、 中で迷子になると聞いたが、出たところは小さくて、お迎えに来てくれた日系二世のきよ子さんがすぐわかった。 B5の紙にきよ子さんの名前が日本語で書いてあった。上品で笑顔を絶やさない御婦人だ。 日本語もしっかりとしていらした。何より、安心感にあふれるような雰囲気を持っておられた。
日本から予約していたレンタカーの手続きをしようとしたが、始めてのロスで、いきなり運転をすることを 心配したきよ子さんが今日は、きよ子さんの車で行動する事にしましょうといわれた。それもそうだと、 カンコロは素直に御言葉に甘え、きよ子さんの運転で車のあふれるフリーウェイをとおり、 きよ子さんの自宅へ。

きよ子さんの家の前庭

空港から40分ほどのGranville Ave.にあるきよ子さんの家はオレンジ色の屋根のかわいい一軒家。 芝の広い前庭がある。 近くにきれいな公園もあり静かな住宅街にある。家には孫の3歳児キャメロン坊やと、そのおもりに きよ子さんの義姉のえみ子さんがいらした。
ちょうど昼時なので、きよ子さんに連れられ、サンタモニカのイタリアンレストランに行く。ランチと言う事だったが、 すごいボリュームにいきなりビックリ。トマトソースのパスタとグリーンサラダだったのだが、 その量の多い事。残ったものは包んでもらい、持ちかえりにしてもらった。しかし、これも 英語のしっかりしたきよ子さんがいたからこそ、カンコロ一人では、持ちかえるどころか、注文も できないところであった。注文後もあれこれ、例えば、サラダのドレッシングなどを聞いてくる。 聞かれていることも分からない状態なので、きっと、レストランに入るのはこれが最後かもしれない。

きよ子さんに連れられ、近所のスーパーRalphsに行く。まだ来たばかりで、カンコロは何を買えば 良いのか分からず、ただ、きよ子さんについて回る。広いスーパーだ。きよ子さんの話では、 大量に買い物に行く時にはもっと大きなスーパーに行くそうだ。これよりもっと大きなスーパー? 今のカンコロには想像がつかない。しかし、この小さいというスーパーにはいろいろなものがある。 食料品が中心だが、いろいろな国の食料があふれている。冷凍食品も大きな冷蔵庫の陳列棚に詰まっている。 もちろん日本食があり、寿司パックや刺身用の魚もある。調味料もインスタントラーメンも日本の ものがあった。驚きだ。きよ子さんに御土産にお茶を持ってきたが、アメリカにないものはない! と言わんばかりにあった。
夕飯はきよ子さんとえみ子さんが作って下さったてんぷらだった。天つゆもついた本格的なもの。 お魚が美味しい。茄子のてんぷら。きゅうりのてんぷら。スウィートポテトのてんぷらは色がにんじんで、 味がかぼちゃのようであった。カリフォルニア米も美味しい。なんと沢庵まであった。

きよ子さんの妹みよ子さんの家をこれから1ヶ月お借りする事になった。きよ子さんは 1ヶ月間を借りるアパートを見つけるのは大変だろうし、ホテルも近くにないので、今使っていない 妹のみよ子さんの家を丸々貸してくださると言う。以前からもみよ子さんはきよ子さんの家で、生活 していて、不便はないとのこと。御言葉に甘えてみよ子さんの家に行く。 長い長い一日が朦朧とした頭の中で暮れていった。

☆一言アドバイス☆アメリカの路上駐車
州ごとに違うと思うが、カンコロたちがいた街では、路上駐車は曜日・時間によって 駐車してよい時と、駐車して悪い時がある。
駐車して悪いときは駐車違反で罰金を取られる。これは一般道路に限らず 団地の中にも決められているらしい。



カレンダーにもどる
前日2月25日
翌日2月26日