人気のモーテル Salem Inn は朝各部屋の前に新聞を置いてくれるという気の利いた サービスがあった。チェックアウトは正午までだが、駐車場の車は随分と 減っていて朝早く宿泊客が出ていったようだ。朝食の Continental Breakfast の サービスは９時までなので、９時少し前にロビーにいくとそれでも多くの宿泊客で賑わって いた。パンはたくさんの種類があって珍しく甘くないパンとジャムやバターが 置いてあった。もっとも、カンコロが朝食を取りに来たのは初めてなのだ。 いつもは相棒任せだったのだ。なんだかカンコロにも自由に歩き回れる 感じの Motel だった。　

雨の中 PORTLAND に戻った。昼頃 PORTLAND の街中に入ったので、いきあたり ばったりの Chinese Fast Food で昼ご飯を食べる。チキンライスボウルに ギョーザライスボウル。どちらもたっぷりのゴハンの上にテリヤキチキンや餃子が 野菜炒めと一緒にのっているボリュームたっぷり。餃子の中身はシュウマイの 味がした。他にもラーメンの匂いのするうどん（U-Donと書いてある）や サンドイッチなどがある不思議なお店だった。　

外は小雨だがとても寒かった。オレゴン歴史博物館に入る。一人＄６支払い 小さな SHOP の奥が入り口になっているので進むと、広い展示場になっている。 カウボーイハットとポンチョのようなものを着ている女性が親切に会館の 中を説明してくれた。
こじんまりしているがオレゴンの歴史を展示物や模型で表している。 面白いのは昔の写真とその写真を撮影した同じ位置から撮られた現在の 写真を上下に貼ってあるところで 道こそ舗装されているが１９２０年代も１９９０年代も建物が変わらず 建っているところだ。道や看板は変わっても建物は同じだ。 あまり背の高いビルのない PORTLAND の街だが背の高いビルはこれらの 古い通りではなく別に建てられていて、古い建物はもう５０年以上も 変わらず建っているようだ。
ぐるりと見ていると、日系人の戦争中の収容所の様子をあらわした写真が あった。こざっぱりした日本人一家がきれいな収容所に入っている 写真があった。少し、写真がきれいすぎるのと、髪にパーマをかけた女性。 まっしろなエプロンをした子供達。並ぶ人達の写真も服装は自由で、 ＬＡのキヨコさんに聞いたような揃いの服ではない。収容所自身も とてもきっちりしたまるでどこかのアパートかマンションのようだった。 少々、写真に疑問を持ちながら出て来た。　

外に出ると少し晴れ間は出ていたがまだ、寒い。パーキングの近くに あったスーパーに入ってみたが、これといって買うものもなく、 ビーフジャーキーを買って、たくさんいる鳩にチップスを砕いて やったら、どこで見ていたのかすごい数の鳩がやってきた。 ひとしきりチップスをやってから、車の中でコーヒーを飲みながら 今日泊まるところを探した。PORTLAND の東にコロンビア川沿いに 景観のよい所があるらしい。FREE WAY ５号線から８４号線に乗り換え ４０分ほど東に進むことにした。

TROUTDALE の街に４時半につき、 Cupon Guide にあるモーテル IN AMERICA を 探す。昨日泊まった Salem Inn より小さいが３階建てのまだ新しそうな きれいな MOTEL だった。フロントも若い女性で対応も感じがよかった。 横に広い建てもので部屋は３階の真中ぐらいの３２３号室だった。 ダブルベットが2つもある立派できれいな部屋だった。
PORTLAND でもらった情報誌に近くにアウトレットがあると書いてあったので、 早速行ってみることに。SHOP がいくつもおおきな敷地の中にある。 ブランドといってもカンコロが知っているのは ADIDAS くらいでよくわから ないが、ＵＷの University villege にある SHOP もあった （今思えばＧＡＰ）。 オレゴン州は買い物に税金がつかないので、ワシントン州からも買い出しに きているのかもしれない。土曜の５時をまわっているのに、人が多くいた。 衣類のほかに本屋、雑貨屋など、なんでもあった。 カンコロは猫の形の 鍋敷きと猫の形のマグネットを買った。料理の本も随分と安かったので 買った。他にも安い食器などもあり購買意欲が刺激された。

全店見終わらないうちに７時半になった。疲れて外に出ると晴れていて、 かなたに雲のかぶった山が見えた。Mt.Hoot か？カメラを抱えて 太陽の沈むのと競争のように少し高い丘に車で走る。外は寒くて、 長く出ていられないので、２〜３枚写真をとると早々に車に戻り 途中ハンバーガーを買って MOTEL に帰った。