開校50周年を機に
同窓会の一層の発展を!!

     同窓会会長 富田 浩司

 いよいよ母校開校50周年を来年に迎えます。同窓会も創立15年、皆さんと共に歴史を重ねてきました。九品仏の街と学校に支えられて我が同窓会は他校のそれとは違う独自な道をたどって充実してきました。皆さんと共にそれを誇りに思いたいと考えています。

 開校50周年の記念すべき年の行事・企画は単に一回限りの派手なパフォーマンスに終わらせる事なく、九品仏の街に育てられた学校と我々卒業生の心を結んで、今後の発展につながる意義あるものとする様、現在本部では衆知を集めて準備にとりかかっています。

 全ては総会に報告して最終的な方向づけを確認いたしますが、ここにいくつかをお知らせし、ご賛同とご協力を得たいと思います。

 その第一として、設立総会以来、ご要望の多かった全体会を50周年の秋に全体懇親会として開催したいと思います。母校を会場に卒業生が一堂に会して恩師の先生方と共に懐かしい懇談の場としたいと思います。出来れば同時に多くの期が同期会を企画して頂き、母校の歴史をお祝いし、仲間との再会交流の一日となればと思います。

 第二には、学校内に「九品仏小歴史記念室(仮称)」を設置したいと思います。街の歴史に学校の歴史を重ね、貴重な資料を収集整理し、私達の心のより処となる品々を散逸させる事なく保管展示し、在校生の教材としても提供できる様に、卒業生は勿論、学校、PTA、地域の協力を得て、存続発展させ、後輩やこの街に伝え残すことは有意義な事と思います。一気に全てを整える事は経費の面 で大変ですが、設置を50周年の来年とし、着実に発展させたいと思います。

 第三に、同窓会を単に卒業生だけの親睦の会として小さく収まることなく、街と学校と卒業生が一体感を持てる様な「モノ」に発展させたいと思います。即ち、今、教育に求められているものが大きく変ろうとしている中、母校の教育を支援する想いを具体化させて、学校と現在過去のPTA会員、併せて地域の方の参加を仰いで、私達卒業生がその活動を協力サポートする「九品仏親鳩の会(仮称)」の設置を提案いたします。この組織の立ち上がりを卒業生が50周年を記念する学校への贈り物になれればと思います。学校を支え、後輩・在校生を支援する活動体として、時代が求める学校ボランティアの会として、校長先生を中心とする学校の応援団を目指し、従来の同窓会の枠を超えるささやかな動きが、新しい同窓会(卒業生)活動として評価される日が必ず来ると確信しています。ご支援下さい。

 第四に、同窓会ホームページの充実を目指したいと思います。九品仏は幸い地域活動が盛んな土地柄ですが、より一層の地域密着を期して、パソコンを活用し、操作に通 じ、将来に夢を託す若い卒業生層の力を中心に据えて、同窓会のホームページの充実発展を50周年を機に一段の弾みをつけたいと思っています。単に同窓会員の動向だけに留まらず、学校の現況、地域の動きも知り得る内容の濃いものとし、地元在住の会員だけでなく、九品仏の街を離れている会員にもなつかしい地元の情報を身近かに共有できるものにしたいと考えています。インターネットの活用が、従来考えられていた同窓会の活動を一新するかも知れません。若い力に期待したいと思います。

 第五には、同窓会設立以来5年目毎にお届けしている各期名簿の最新版を来年また各期毎に配付したいと思っています。個人情報の取扱が厳しく問われている現状で、我が同窓会は、従来から一貫して全体名簿を望む一部の希望を排して、同期名簿のみの限定配付に徹してきました。今後もこの基本を守りつつ、同期の仲間との交流、同期会開催の支援を心掛けて名簿を管理していきます。ご了承頂くと共に来年の配付をお楽しみにお待ち下さい。

 以上、これ迄は皆さんの自発的な同窓会費の納入のみに頼って今日に至っている我が同窓会です。50周年も特に多大な記念の臨時会費や寄付の徴収を考えてはいません。しかし、毎年会員が増加する中、住所判明の全会員に毎年会報送付を続けており、費用も年約50万円弱かかっているのも事実です。

 50周年記念として特別 寄付の募集は行わない予定ですが、今後の同窓会の発展への基盤造りの必要性を思う時、ここ一両年の会費の上乗せ納入、寄付、又これまで会費納入のなかった会員へのご協力のお願いをこの場をかりて申し上げます。

 会の運営は質素堅実を旨に今後共徹しますので、意のある処をお汲みとり下さい。

 なお、50周年に関するご意見、要望がありましたら、本部宛にどしどしお寄せ下さい。又、来年の同窓会報は記念号です。「母校への想い」「先生・友人との想い出」「同窓会への期待」等、記事として企画しています。同封のハガキを利用されてご連絡頂ければ幸いです。

 

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