百里関係ニュース&現状

2020年2月15日 平和かわら版No864(茨城県平和委員会)
「抗議と要請」文(pdf)
 
 
2020年2月19日 朝日新聞

一般社団法人・百里の会が設立されました
2019年11月
 百里平和公園の維持管理をするために、一般社団法人・百里の会が設立されました。
詳しくは、一般社団法人・百里の会のwebをご覧下さい。

「九条の丘」がきれいになりました
2016年9月
 9月14日(木)に「九条の丘」の管理作業を行うことができました。当初の予定では8月30日でしたが、
台風接近のために延期となり、この日に実施しました。当日は曇りでしたが、蒸し暑い一日でした。8人
の参加者があり、「九条の丘」の残りの部分の草を刈り、完全にきれいにすることができました。「九条
の丘」は7月には葛の蔓に一面おおわれてしまい、
 この夏は2日間におよぶのべ16人による格闘の結果、見事に退治することができました。参加者の
みなさん、大変ご苦労様でした。怪我をすることもなく無事作業をきれいにすることができて、ほんとうに
良かった! 
   
3回目は8人がの参加
 テーマは 「自衛隊は憲法違反」を考える
2016年9月15日
  
  9月15日(木)に百里公民館で、3回目の「百里を語る会」が行われ8人が参加しました。この学習会は、
次のようないきさつで始まりました。
 以前から百里平和公園の草刈りをボランティアでしている仲間から「おれ達、百里の草刈りしているけど、
百里闘争のこと全然知らないんだよな」という話が出て、「実はおれも良く知らないんだ」ということになり、
「そんなら百里のたたかいを勉強しようや」という事になりました。ざっくばらんに「わからない事を出し合い、
知っている事をみんなで話し合おう」。そんな勉強会にしてみたいと計画しました。
 3回目となる今回は、1,2回目同様伊達郷右衛門さんが講師となって、敗戦から新憲法の制定、「再軍備」
にいたる1945年から1955年までの「自衛隊創設」そして百里への基地建設が持ち上がった背景を中心
に学びました。テーマを紹介すれば、
 憲法9条はどのように解釈され改悪されてきたか
1.朝鮮戦争勃発、それは日本再軍備のはじまり。警察予備隊がつくられた。
  朝鮮戦争 警察予備隊 マッカーサー憲法3原則
2.憲法9条、変わる政府の「解釈改憲」と変わらぬ国民の意思
憲法制定議会(自衛権も否定)講和条約と安保条約 MSA協定 自衛隊の強化
そして1978年の「ガイドライン(日米共同防衛のための指針)」 
国連の旗の下での国際貢献(1972年PKO法) 
2015年戦争法
 次の4回目はいよいよ「百里基地闘争」に入ります。
参加者からは、現地調査もしたいという声も上がっています。
PDFファイル
 

           2回目の百里を語る会
    8月23日(火) 午前10時 百里公民館
       講師:伊達郷右衛門氏 「百里闘争前史」 
     2回目は10人が参加しました    

8月23日(火)に百里公民館で、2回目の「百里を語る会」が行われ、1回目より1人多い10人が
参加しました。この学習会は、百里基地反対闘争の歴史的事実を広く深く、当時の日本さらには
世界情勢の中で確認することと、その闘争の意義を検証し今後の百里基地反対運動さらには平和
運動につなげていこうと開始したものです。
 2回目となる今回は、1回目同様伊達郷右衛門さんが講師となって、百里基地反対闘争の前史と
なった、「神ノ池軍事基地反対闘争」を中心に、参加者と共に自由に語り合いました。伊達さんは、
主に県労連の記念誌を資料として、基地建設阻止に成功した(勝利した)「神ノ池軍事基地反対闘争
」の経過と勝利の要因を分析してくれました。戦後10年にあたる1955年は、防衛庁による茨城県内
各地への基地建設計画が表面化した年でした。旧筑波海軍航空隊跡(友部町)、大洗町那珂川河口
の「米軍救難艇基地」計画、そして「神ノ池」、「百里」です。どこでも反対運動が起こり、「百里」以外で
は計画が頓挫しました。「神ノ池」では防衛庁の切り崩しにより、鹿島町長・町議会が反対から賛成に
転じるといったことも起こりましたが、結局、防衛庁は1956年には建設を断念しました。しかし「百里」
では小川町長幡谷仙三郎を中心に水面下で航空基地建設計画が進行していました。この時期、全国
では「砂川闘争」と「沖縄基地闘争」などが闘われていました。伊達さんはそれらと対比しながら、百里基
地闘争の特徴を3つ指摘しました。「町政民主化」闘争の弱さ、幡谷財閥の財政私物化、開拓農民の農
業意欲の低さです。これらについては、次回に詳しく取り上げる予定です。
 
1回目の「百里を語る会」 2016年7月13日
 7月13日(水)に百里公民館で、「百里を語る会」が行われ、9人が参加しました。この学習会は、
百里基地反対闘争の歴史的事実を広く深く当時の日本さらには世界情勢の中で確認することと、
その闘争の意義を検証し今後の百里基地反対運動さらには平和運動につなげていこうと開始
したものです。
 1回目となる今回は、伊達郷右衛門さんが講師となって、百里基地反対闘争の全般、,参加者と
共に自由に語り合いました。伊達さんは、「基地百里」「百里原農民の歴史」等の「百里」の歴史が
わかる書籍を紹介しつつ、県労連の記念誌などのコピーを資料として、百里基地反対闘争を当時
の社会情勢と関連づけつつ、そのの全体像を紹介してくれました。例えば、百里への誘致が表面
化した1955年は、前年に自衛隊が発足する中で、保守合同、社会党の再統一、日本共産党の
方針転換など、55年体制が確立した年であり、百里闘争を読み解く鍵がここにあるという指摘も
ありました。また、百里の開拓の歴史、神ノ池基地闘争なども話題になりました。
 「百里を語る会」は今後も月1回程度のペースで開催することになりました。次回は、8月23日(火)
の10時から12時、百里公民館で行います。引き続き伊達さんに講師を依頼し、百里闘争の前史で
ある戦前戦後の百里、神ノ池基地反対闘争等を取り上げる予定です。
     

 8月30日 次の「九条の丘」管理作業
残りの3分の1弱の草刈りを行います
「九条の丘」管理作業 2016年8月9日
  8月9日(火)に「九条の丘」の管理作業を行うことができました。当日は37℃にもなる猛暑日でしたが、
8人の参加者があり、「九条の丘」の草を3分の2以上刈ることができました。「九条の丘」は葛の蔓に
一面おおわれてしまい、「これは7台の刈り払い機をもってしても歯が立たないか!?」とくじけそうに
なりましたが、互いに熱中症の心配をしつつ、30分ごとに休憩を入れながら、9時半から初めて15時前
には終えることができました。熱中症にならず、怪我をすることもなく作業を終えることができて、本当に
良かった!参加者のみなさん、その後の体調はいかがでしょうか?
     
 
旧射撃場山を「九条の丘」と改名しました
 太平洋戦争中の百里原海軍航空隊時代に築かれた人工の丘で、反対運動のシンボルの一つ。1978年から新一坪運動を行い、300名を超える地主がいます。1972年に「自衛隊は憲法違反」の大看板を設置しました。ここ数年、草が生い茂り看板も見えない状態でしたが、4回を超える草刈り作業によって、看板もよく見え、丘にのぼり、百里基地を見下ろすこともできるようになりました。
今までは「旧射撃場山」と呼んできましたが、「戦争する国づくり」に突き進む安倍政権に、今こそ「自衛隊は憲法違反」を突きつける思いを込め、「九条の丘」と呼びましょう。        
2015年6月  百里平和委員会  PDFファイル
平和かわら版No711 2015年3月15日 茨城県平和委員会
抗議文
2015年3月7日 茨城新聞

2014年10月23日 しんぶん赤旗
2014年10月28日 茨城新聞

しんぶん赤旗

2009年12月19日 朝日新聞

2009年10月15日 読売新聞

2009年9月14日 朝日新聞

新滑走路とファントムで 騒音も危険も拡大
2009年9月

 「西側の滑走路が使われるようになって騒音がひどくなった。戦闘機の発進時にはテレビのボリュームを最大にしてもまったく聞こえない。電話がかかってきた時が一番困る」
 昨年末に現滑走路と同じ長さ(2700m)の民間共用化用の滑走路が完成しましたが、民間機が使う前に早速1月から自衛隊機が使用しています。これは現滑走路の改修工事を行うためですが、民間共用化とは名ばかりの「茨城空港」の将来(結局「百里基地の強化・拡張」)を暗示しているようです。

     ファントムが騒音をまき散らす
 今年3月に百里基地配備の2飛行隊のうちの1飛行隊(20機)がF15からF4ファントム部隊に交代しました。旧型機のF4ファントムは墜落危険性も高く、エンジンの音もF15より大きいので、基地の騒音もひどくなっています。
 
     茨城空港 誰のため、何のため? ターミナルビルとアクセス道路づくりだけが進む

 12月完成を目指して、ターミナルビルづくりが着々と進んでいます。1日最大でも200人の乗客しかいないのですから(現在の予定)ビルの運営は大幅な赤字必至です。
 茨城県は今年度予算で、就航利用促進事業、国内外の航空会社や旅行業界へのセールス、テレビやラジオでの宣伝、無料駐車場整備費、給油施設や案内誘導サイン、産業団地「茨城空港テクノパーク」などの整備、空港整備にかかる周辺環境整備などに56億円の税金を投入します。またターミナルビルを運営する県開発公社が債務超過に陥るのを防ぐために約300億円を支援します。国も約39億円を今年度投入します。空港関連に投入される税金は国と県をあわせておよそ600億円にもなります。

      就航予定は、ソウル1日1便だけ
  
 韓国のアシアナ航空が2月にソウル便1日1往復の就航を発表しましたが、現在の就航予定はこれだけです。国内線だけを想定し年間81万人の需要予測で建設してきたのですから、県民を騙したこ
とになります。国内大手2社は「交渉のテーブルにも乗ってこない」のですから、今後もお先真っ暗
状態です。

      大規模な日米共同訓練移転が可能になる
 今まで使用していた滑走路の嵩上げ工事が現在行われています。これが完成すれば、米軍の大型輸送機の離着陸が可能になり、過去2回行われた訓練よりも大規模なタイプU(6機から12機の米軍・自衛隊機が8〜14日間)の訓練が行えるようになります。
 軍民共用化の陰で進む基地強化
「茨城空港」という美名のもとで、航空自衛隊百里基地の拡張と強化が進み、米軍との共同訓練の準備が着々と行われているというのが、現在の百里基地の状況です。
      
     9月13日に航空祭
 百里基地の航空祭が9月13日(日)に開催されます。そのため連日、激しい訓練が行われ、周辺住民はひどい騒音に悩まされています。基地反対と平和の視点から基地の実態をウォッチしに行きませんか。