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二日目
○ 工場視察

無事広州新白雲空港に到着。

  

 広州新白雲空港は、広州(旧)白雲空港のあった場所から北へ約17kmのところに2004年の夏にオープンしたばかりの新しい空港です。

 広州新白雲空港は、中国の空港の中でも最大規模の大きさらしい。
 広東省は中国南部に位置し、その省庁である広州市は人口396万人の中国第3の都市です。

 目指す工場は、位置的に言うと広州からマカオ方面に向かう佛山にあります。
 車で約1時間の道のりです。

 

 佛山市までは高速道路を使うのだが、車の運転にはびっくりしました。
 少しでも車間が開けば強引に割り込んでくるし、当然我々のバスの運転手も負けじと割り込んでいます。
 ガイドの説明によると中国ではごく当たり前の運転だそうです。
 よく事故が起きないなあと思っていると、案の定で事故渋滞している様子です。
 渋滞すると割り込み合戦はさらに激化し、ものすごいことになってきました。
 少しでも前に行くためにガソリンスタンドの敷地内を突っ切ったり、もうまるで映画の中のような世界です。

 そうこうしながら渋滞を過ぎ、高速道路を走っていると、右手に日本でも見慣れたマークが見えてきました。

 これが視察する工場です。

  会議室で簡単に工場の説明があり、工場見学に移るのだが、会議室の隣には卓球台が置かれた部屋がありました。

 さすが卓球王国、中国ですね。

 敷地内には昨日植えられたばかりという椰子の木が並んでいます。
 広州は亜熱帯地方に属し、緯度的にもハワイと同じくらいに位置しているのでこのような風景となるわけです。

 工場見学後、社長から
「今回この工場を見て、中国でも日本と同じものがすぐに出来るようになっているということが感じられたと思う。日本に帰り中国に負けないように知恵を絞って欲しい。安い物造りの考え方をぜひ見習って欲しい」
との挨拶があり工場見学を終えました。

 中国のアルミホイール生産数は昨年(2006年)6530万本だということです。
 それらを300社が生産したのですが、OEM供給できる実力のあるメーカーは20社程度に留まっているそうです。
 更に、日系企業に供給できる品質を持つのは4〜5社しかないということです。
 しかし、これだけの数のメーカーがしのぎを削って実力を付けてきたら日本国内のメーカーは勝ち目が無くなることは容易に想像できますね。

最後に工場玄関で記念撮影をし、工場を後にしました。