二日目
○ 中山記念堂
中山記念堂の「中山」とは中国革命の父と呼ばれる「孫文」の事で、孫文が日本に亡命する時に身分を隠すために使った偽名が「中山」だったそうなんです。
国民党政府(孫文の指導で日本で結成された「中国革命同盟会」が前身)、蒋介石が台湾に追いやられた後も共産国家である中華人民共和国人民からも尊敬されてる人物です。
その孫中山(孫文)を記念して、1931年に広州市民と華僑が献金して建立した八角形の大講堂です。
内部は4729席もある大きなホールになっていて、面積は2000平方メートル、天井の高さは47メートルもあります。
このホールの特徴は、反響が少ないこと、柱がないこと、そして上部に鉄筋コンクリートを使っていることである。天井の部分は自然光を利用したやわらかい間接照明になっています。
70年以上も前にこのようなホールが作られていたということは驚きです。
現在でも実際に使用されているとのことですが、ほとんどが中国政府の共産党大会などらしいです。