1999年11月5日(金) 
○インターラーケン→ユングフラウヨッホ→グリンデルワルト→ジュネーブ

 とーとはワクワクして朝5時起床。
 かーかもつられておきてしまい眠くてしょうがないようです。
 朝食はいつものようにパンと卵とベーコンなど、定番の料理ですが、デザートで出たヨーグルトがおいしかったですね。
 さすが本場のヨーグルトという感じで、日本ではなかなか味わえないおいしいものでした。

 いよいよとーとが一番楽しみにしていたユングフラウヨッホへ出発します。

登山列車に乗るためにホテルからラウターブルンネン駅(標高796m)までバスで移動しました。
 バスを降り駅の構内に入ると日本のようにプラットホームがないので、駅というよりも車両倉庫のような雰囲気です。

ここからWABヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り、途中、スパイ映画「女王陛下の007」のロケ地となったというシルトホルン展望台をはるか遠くに見ながらクライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)(標高2061m)へ向かいます。
 今日は最高に良い天気で、かーかの眠気も吹っ飛んだようです。

クライネ・シャイデック駅を降りると素晴らしい天気でアイガー、メンヒ、ユングフラウの三峯が綺麗に見えています。

 これらの山をベルナー・オーバーランド三山と言うそうです。

 セントバーナード犬を連れて歩いている人もいるし、ほんとうにここはアルプスなんだと感激していると、この犬は観光記念写真屋が引き連れているモデルの犬でした。

 名前はニコラスといい、すごくおとなしくて、何をしても吠えないので勝手に記念写真をパチリ。
 料金を請求されるかと思ったけれどそれはなかったですね。

そのニコラス君を交えてユングフラウヨッホをバックにツアー客全員の記念写真を撮影しました。

この季節は天気が悪い日が多く、ほとんどが合成写真となってしまうので本当の山を写真に収められるのは運が良いそうです。

いよいよ”Top of Eulope” ヨーロッパ最高所の鉄道駅、ユングフラウヨッホ目指してユングフラウヨッホ鉄道に乗車しました。
 列車内の観光案内はドイツ語、フランス語、英語、韓国語、日本語の5カ国語で行われています。

途中、髭をはやしたおしゃれな車掌さんが検札に回ってきましたが、こちらではこんな感じのおしゃれっぽい人はざらにいるんでしょうね。

髭さえはやしていればおしゃれに見えてしまうのは、やはり田舎者の感覚でしょうか。

途中、アイガーヴァント(Eigerwand)(標高2865m)と、アイスメーア(Eismeer)(標高3160m)に観光停車しました。

 わずかな停車時間を利用してアイガー北壁をくりぬいて作られたトンネルの窓からアレッチ氷河を見ることが出来ます。

 

再乗車してTop of Europe、ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)(標高3454m)へ到着しました。

 まず、エスカレーターでアレッチ氷河の下約30mにある「アイスパレス(氷の宮殿)」に向かいます。

 ここ床、壁、天井、氷の彫刻とすべてが氷で出来ているが、気温が低いせいかスケートリンクのように滑ってしまうことはありませんでした。
 それでも不安なのでみんな腰が引けて変な歩き方になっていましたね。

 色々な氷の彫刻の中になぜかしこを踏む相撲取りが・・・・、千代の富士らしいがなぜここに千代の富士の氷の像が?
 それだけ日本人観光客が多いということでしょうか。

 思わずまねしてしこを踏んでしまうとーとだが、かーかにもしこを踏むように勧めたのですが、相手にされませんでした。

 氷の宮殿奥深く進むと外に出ることが出来たましが、外にはツララが垂れ、風が強き強烈な寒さです。 

 

 今度はエレベーターで上に昇り、スフィンクス展望台に出てみました。

 ここは半分雲の中で下界の景色は見えず、ユングフラウ、メンヒの山頂だけ見えましたが、これだけ見られれば運が良い方らしいです。

 気が付くと集合時間が近づいてきているのであわてて駅に戻るトンネルを歩き始めました。
 空気が薄いから絶対に走らないでと言われていたが、集合時間に遅れてはいけないと思いちょっと小走りしてしまいました。
 とーとはなんともなかったが、かーかはちょっと気分が悪くなったようです。
 全員、列車の時刻に遅れることなく集合場所に戻り、クライネ・シャイデックに下ります。

グリンデルワルトに向かう列車の待ち時間を利用してクライネ・シャイデックを散策しました。

素晴らしい天気で本当に気持ちがいいです。

乗車時間にはまだ時間があるのでアルプスの雄大な景色を眺めて過ごしました。

再びWABヴェンゲルンアルプ鉄道に乗車しますが、今度は来たときの反対側の有名なリゾート地グリンデルワルトに下るのです。
 途中、アイガー北壁の真下を列車が通っていますが、見上げると、なんと山登りしている人影が見えます。
怖〜っ。

 

アイガー北壁と言えば登山の難所で、有名な登山家が登頂に成功しただの失敗しただのというニュースを見聞きした覚えがありますからね。
 そんな北壁を今目の前で登っている人がいるのだから驚いてしまいました。

 車窓からハイキングしている人の姿も見えます。
 今度ここに来る機会があったらぜひハイキングしてみたいと思いました。

グリンデルワルトに近づくとあちらこちらで牧草を食べるヤギの姿が目に付きます。
 かーかは思わずユキちゃんと声をかけたくなると言っていますが、とーとはなんのことやらさっぱり(・_・?)。

 グリンデルワルトから再びバスに乗りジュネーブに向います。

 トイレ休憩で寄ったサービスエリアでAPSフィルムを購入したが、パッケージにはAPSという表示が無くて迷ってしまいました。
 Advanced Photo Systemの表記を発見してAPSフィルムであることを確認できましたが、ちょっと解りにくかったですね。

 ジュネーブに到着しました。

イメージ写真

 ジュネーブといえばレマン湖の、高さが140mにも達する大噴水が有名で、とーともそれを見るのを楽しみにしていたのですが、残念ながら夏しか噴水は出ないとのことでした。

 

 到着後ホテル・ドゥ・ベルンのロビーで記念写真を撮影。